TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024111726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016398
出願日2023-02-06
発明の名称駆動装置および光学機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240809BHJP(光学)
要約【課題】リードスクリューによりこれに噛み合う動力伝達部材を介して被駆動部材を駆動する際の損失を低減する。
【解決手段】駆動装置100は、直進方向に移動可能な被駆動部材102と、アクチュエータ105により回転駆動されるリードスクリュー106と、内径側において被駆動部材により支持され、外径側においてリードスクリューと噛み合い、該リードスクリューの回転により発生する直進方向への駆動力を被駆動部材に伝達する動力伝達部材107とを有する。動力伝達部材は、リードスクリューの回転とともに回転可能に支持されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直進方向に移動可能な被駆動部材と、
アクチュエータにより回転駆動されるリードスクリューと、
内径側において前記被駆動部材により支持され、外径側において前記リードスクリューと噛み合い、該リードスクリューの回転により発生する前記直進方向への駆動力を前記被駆動部材に伝達する動力伝達部材とを有し、
前記動力伝達部材は、前記リードスクリューの回転とともに回転可能に支持されていることを特徴とする駆動装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記リードスクリューが回転する際に前記動力伝達部材が前記被駆動部材により回転可能に支持される部分から受ける回転抵抗が、前記動力伝達部材と前記リードスクリューとの噛み合い部分に滑りを生じさせる回転抵抗より小さくなるように、前記動力伝達部材が前記被駆動部材により回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記動力伝達部材において前記被駆動部材に対して回転可能に支持される部分の直径をD1、前記動力伝達部材が前記リードスクリューと噛み合う部分の直径をD2とするとき、
1<(D2/D1)<100
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記動力伝達部材は、その回転方向の全周にわたって延びて前記リードスクリューに噛み合う歯部を前記外径側に有することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記動力伝達部材は、前記内径側に設けられた凹部または軸部において前記被駆動部材により回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記動力伝達部材は、前記直進方向の両側において前記被駆動部材により回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記動力伝達部材は、前記被駆動部材に対して前記直進方向において当接する部分を有し、
前記当接する部分は、曲面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の駆動装置と、
光学素子を保持する前記被駆動部材としての光学素子保持部材とを有することを特徴とする光学機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被駆動部材を駆動する駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
上記のような駆動装置には、DCモータやステッピングモータ等のアクチュエータによりリードスクリューを回転駆動し、リードスクリューに噛み合うラックその他の動力伝達部材を介して被駆動部材を直線駆動するものがある。特許文献1には、リードスクリューに鋼球を噛み合わせ、鋼球を凹部で保持する滑り部材を板バネを介して被駆動部材に連結した構成が開示されている。特許文献2には、リードスクリューにラックを噛み合わせ、ラックを被駆動部材に連結した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平01-010470号公報
特開2001-215394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、リードスクリューに噛み合う鋼球と滑り部材との接触面で摩擦損失が発生する。また特許文献2の構成では、リードスクリューとラックとの接触面で摩擦損失が発生する。このため、大きな質量の被駆動部材を駆動したり大きな加速度で被駆動部材を駆動する場合に接触面に大きな荷重や慣性力が作用して摩擦損失が増大し、アクチュエータへの印加電力を大きくしてその出力を増加させたりアクチュエータを大型化したりする必要がある。
【0005】
本発明は、リードスクリューによりこれに噛み合う動力伝達部材を介して被駆動部材を駆動する際の損失を低減することができるようにした駆動装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての駆動装置は、直進方向に移動可能な被駆動部材と、アクチュエータにより回転駆動されるリードスクリューと、内径側において被駆動部材により支持され、外径側においてリードスクリューと噛み合い、該リードスクリューの回転により発生する直進方向への駆動力を被駆動部材に伝達する動力伝達部材とを有する。動力伝達部材は、リードスクリューの回転とともに回転可能に支持されていることを特徴とする。なお、上記駆動装置を用いた光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、リードスクリューによりこれに噛み合う動力伝達部材を介して被駆動部材を駆動する際の損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のレンズ駆動装置の構成を示す斜視図および断面図。
実施例1のレンズ駆動装置の詳細を示す図。
実施例1における動力伝達部材を示す図。
実施例1における動力伝達部材の駆動時のガタと接触状態を説明する図。
実施例1における動力伝達部材の駆動時のガタと接触状態を説明する別の図。
実施例1における損失低減原理を説明する図。
実施例2のレンズ駆動装置の構成を示す斜視図および断面図。
実施例2のレンズ駆動装置の部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0010】
図1(b)は、実施例1であるレンズ駆動装置100を示している。レンズ駆動装置100は、撮像装置に着脱可能な交換レンズやレンズ鏡筒付き撮像装置等の光学機器に搭載される。図1(a)は、レンズ駆動装置100の一部を示している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
鏡筒
11日前
キヤノン株式会社
トナー
14日前
キヤノン株式会社
ボトル
11日前
キヤノン株式会社
定着装置
4日前
キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
記録装置
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
電気機器
11日前
キヤノン株式会社
電子機器
5日前
キヤノン株式会社
電子機器
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
記録装置
13日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
記録装置
13日前
キヤノン株式会社
発光装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
記録装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
記録装置
13日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒
5日前
キヤノン株式会社
光走査装置
4日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
続きを見る