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公開番号2024109130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023013715
出願日2023-02-01
発明の名称反射防止フィルム用樹脂組成物
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類G02B 1/111 20150101AFI20240806BHJP(光学)
要約【課題】外部光源の反射が従来よりも小さく視認性が良好であり、耐擦傷性及び防汚性が共に良好である反射防止ハードコートフィルムに用いることができる樹脂組成物を提供する。
【解決手段】エチレンオキサイド変性多官能(メタ)アクリレートと、中空ナノシリカと、アルミナ微粒子と、フッ素系シリコーン化合物と、光重合開始剤と、を含み、前記中空シリカが平均粒子径55~85nmと95~120nmの2種類を含むことを特徴とする反射防止フィルム用樹脂組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エチレンオキサイド変性多官能(メタ)アクリレート(A)と、中空ナノシリカ(B)と、アルミナ微粒子(C)と、フッ素系シリコーン化合物(D)と、光重合開始剤(E)と、を含み、前記(B)が平均粒子径55~85nmの(b1)と95~120nmの(b2)を含み、前記(b1)と(b2)の配合比(b1)/(b2)=0.15~2.0であることを特徴とする反射防止フィルム用樹脂組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記(A)がペンタエリスリトール由来の骨格を有する多官能(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム用樹脂組成物。
【請求項3】
前記(B)の配合量が固形分全量に対し20~40重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム用樹脂組成物。
【請求項4】
光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されてなり、前記低屈折率層が請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルム用樹脂組成物の硬化層であることを特徴とする反射防止ハードコートフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は反射防止用フィルムに用いる樹脂組成物、及びそれを用いた反射防止ハードコートフィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
反射防止ハードコートフィルムは、蛍光灯などの外部光源の反射が少なく視認性が良好であるという特徴から、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどに代表される画像表示装置で広く使用されている。特に、タッチパネルなどのような画像表示面を指で触る場合は、油分や汚れなどの付着で視認性が低下するという問題があり、外部光源の反射率をより低くすると共に防汚性が求められており、またタッチペンで入力するデバイスの場合は、より高い耐摩耗性や耐擦傷性が要求されるようになってきている。
【0003】
反射防止ハードコートフィルムとしては、フィルム基材の表面にハードコート層を設け、その上層に低屈折率の反射防止層を配置する構成が良く知られている。過去に出願人は、拭き取り性に優れる防汚性の反射防止層として、バインダー樹脂と、一次平均粒子径5~100nmの中空シリカ微粒子と、一次平均粒子径1~100nmのアルミナ微粒子と、表面調整剤を含む反射防止ハードコートフィルムを出願している(特許文献1)。
【0004】
このフィルムは、外部光源の反射が少なく視認性に優れると共に、耐擦傷性及び防汚性が共に良好であり、特性面でバランスの取れた優れた反射防止フィルムであった。しかしながら、視認性の更なる向上を求める要求が強くなり、反射率をより低減することが求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-092645
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、外部光源の反射が従来よりも小さく視認性が良好であり、耐擦傷性及び防汚性が共に良好である反射防止ハードコートフィルムに用いることができる樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、エチレンオキサイド変性多官能(メタ)アクリレート(A)と、中空ナノシリカ(B)と、アルミナ微粒子(C)と、フッ素系シリコーン化合物(D)と、光重合開始剤(E)と、を含み、前記(B)が平均粒子径55~85nmの(b1)と95~120nmの(b2)を含み、前記(b1)と(b2)の配合比(b1)/(b2)=0.15~2.0であることを特徴とする反射防止フィルム用樹脂組成物を提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(A)がペンタエリスリトール由来の骨格を有する多官能(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム用樹脂組成物を提供する。
【0009】
請求項3の発明は、前記(B)の配合量が固形分全量に対し20~40重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム用樹脂組成物を提供する。
【0010】
請求項4の発明は、光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されてなり、前記低屈折率層が請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルム用樹脂組成物の硬化層であることを特徴とする反射防止ハードコートフィルムを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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