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公開番号2024113607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018730
出願日2023-02-09
発明の名称画像投影装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人プロウィン
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240815BHJP(光学)
要約【課題】偏光サングラス等を使用した場合にも視認性を確保することが可能な画像投影装置を提供する。
【解決手段】虚像を表示するための表示部(WS)に対して投影画像を投影する画像投影装置(100)であって、画像光(L1)を照射する画像照射部(10)と、表示部(WS)に対して画像光(L1)を投影画像として投影する投影光学部(20)と、を備え、投影光学部(20)から照射される画像光(L1)は、表示部(WS)に対するP偏光を含んでおり、画像光(L1)の偏光方向を調整する偏光調整部(30)を備えている画像投影装置(100)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置であって、
画像光を照射する画像照射部と、
前記表示部に対して前記画像光を前記投影画像として投影する投影光学部と、を備え、
前記投影光学部から照射される前記画像光は、前記表示部に対するP偏光を含んでおり、
前記画像光の偏光方向を調整する偏光調整部を備えていることを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記偏光調整部は、所定方向の偏光を透過する偏光板であり、
前記所定方向は、前記投影光学部から照射される前記画像光の偏光方向と交差することを特徴とする画像投影装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記偏光調整部は、入射角度に応じて偏光方向が変更される偏光補償板であることを特徴とする画像投影装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像投影装置であって、
前記偏光補償板は、湾曲して配置されていることを特徴とする画像投影装置。
【請求項5】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記偏光調整部は、前記投影光学部と前記表示部の間に設けられていることを特徴とする画像投影装置。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一つに記載の画像投影装置であって、
前記偏光調整部は、前記投影光学部から照射される前記画像光の少なくとも一部において、30度以内の範囲で偏光方向を調整することを特徴とする画像投影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関し、特に画像照射部からの照射光を反射して視点に到達させる画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両内に各種情報を表示する装置として、アイコンを点灯表示する計器盤が用いられている。また、表示する情報量の増加とともに、計器盤に画像表示装置を埋め込むことや、計器盤全体を画像表示装置で構成することも提案されている。
【0003】
しかし、計器盤は車両のフロントガラス(ウィンドシールド)より下方に位置しているため、計器盤に表示された情報を運転者が視認するには、運転中に視線を下方に移動させる必要があるため好ましくない。そこで、フロントガラスに画像を投影して、運転者が車両の前方を視認したときに情報を読み取れるようにするヘッドアップディスプレイ(以下HUD:Head Up Display)も提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119248号公報
特開2019-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来の画像投影装置においては、ウィンドシールドでの光の反射はP偏光の成分の反射率が低く、S偏光の成分の反射率が高いという傾向がある。このため、画像照射部から照射される照射光の偏光方向は、ウィンドシールドに対するS偏光となるように設定される。これにより、視点の位置に到達する照射光は、P偏光を含まないS偏光のみの光となる。
【0006】
しかし、外光が強い環境や雪道での走行時には、搭乗者が偏光サングラスを装着してウィンドシールドから外部を視認する場合がある。このとき、車外の物体によって反射された光もS偏光であるため、偏光サングラスはS偏光をカットしてP偏光を透過するように設定されている。したがって、偏光サングラスを装着した搭乗者には、ウィンドシールドで反射された照射光のS偏光が偏光サングラスでカットされてしまい、照射光によって結像された画像の視認が困難になるという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、偏光サングラス等を使用した場合にも視認性を確保することが可能な画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置であって、画像光を照射する画像照射部と、前記表示部に対して前記画像光を前記投影画像として投影する投影光学部と、を備え、前記投影光学部から照射される前記画像光は、前記表示部に対するP偏光を含んでおり、前記画像光の偏光方向を調整する偏光調整部を備えていることを特徴とする。
【0009】
このような本発明の画像投影装置では、偏光調整部で画像光の偏光方向を調整するため、画像光の偏光方向の分布を表示部の曲面形状に応じて適切なものに設定でき、偏光サングラス等を使用した場合にも視認性を確保することが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記偏光調整部は、所定方向の偏光を透過する偏光板であり、前記所定方向は、前記投影光学部から照射される前記画像光の偏光方向と交差する。
(【0011】以降は省略されています)

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