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公開番号2025041484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148838
出願日2023-09-13
発明の名称画像投影装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人プロウィン
主分類G02B 27/01 20060101AFI20250318BHJP(光学)
要約【課題】虚像の輝度を確保しつつ、外光による画像表示部の温度上昇を抑制することが可能な画像投影装置を提供する。
【解決手段】虚像を表示するための表示部(WS)に対して画像光を投影する画像投影装置(100)であって、第1波長と第2波長を含む照射光を照射する光源部と、照射光で画像を表示して画像光を出射する画像表示部(10)と、画像表示部(10)から表示部(WS)までの画像光の経路上に配置され、可視光範囲において少なくとも第1波長および第2波長を透過し、第1波長および第2波長とは異なる波長をカットする波長フィルタ(50)を有する画像投影装置(100)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
虚像を表示するための表示部に対して画像光を投影する画像投影装置であって、
第1波長と第2波長を含む照射光を照射する光源部と、
前記照射光で画像を表示して前記画像光を出射する画像表示部と、
前記画像表示部から前記表示部までの前記画像光の経路上に配置され、可視光範囲において少なくとも前記第1波長および前記第2波長を透過し、前記第1波長および前記第2波長とは異なる波長をカットする波長フィルタを有することを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像投影装置であって、 前記波長フィルタは、前記第1波長および前記第2波長について、半値幅の1.2倍以上4.0倍以下の波長範囲を透過することを特徴とする画像投影装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記波長フィルタは、前記第1波長と前記第2波長の間の波長をカットすることを特徴とする画像投影装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像投影装置であって、
前記波長フィルタは、470nm以上505nm以下の波長をカットすることを特徴とする画像投影装置。
【請求項5】
請求項3に記載の画像投影装置であって、
前記波長フィルタは、540nm以上620nm以下の波長をカットすることを特徴とする画像投影装置。
【請求項6】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記波長フィルタは、赤外光および紫外光もカットすることを特徴とする画像投影装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記第1波長および前記第2波長は、赤色、緑色または青色の波長帯域にピーク波長を有することを特徴とする画像投影装置。
【請求項8】
請求項1から7の何れか一つに記載の画像投影装置であって、
前記画像光が所定方向の偏光を含み、
前記画像表示部から前記表示部までの前記画像光の経路上に配置され、前記所定方向の偏光を透過し、前記所定方向に交差する方向の偏光をカットする偏光フィルタを有することを特徴とする画像投影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関し、特に虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両内に各種情報を表示する装置として、アイコンを点灯表示する計器盤が用いられている。また、表示する情報量の増加とともに、計器盤に画像表示装置を埋め込むことや、計器盤全体を画像表示装置で構成することも提案されている。
【0003】
しかし、計器盤は車両のフロントガラス(ウィンドシールド)より下方に位置しているため、計器盤に表示された情報を運転者が視認するには、運転中に視線を下方に移動させる必要があるため好ましくない。そこで、フロントガラスに画像を投影して、運転者が車両の前方を視認したときに情報を読み取れるようにするヘッドアップディスプレイ(以下HUD:Head Up Display)も提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119248号公報
特開2019-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来の画像投影装置では、表示部であるウィンドシールドを介して投影画像を投影するため、ウィンドシールドの下方から上方に向けて光を照射する投影光学部を備えている。そのため、太陽光等の外光がウィンドシールドの上方から入射した場合には、画像を表示する画像表示部まで投影光学部を介して外光が到達してしまう。このとき、投影光学部を介して画像表示部まで到達する外光は、投影光学部の光学パワーによって集光され、温度上昇による劣化を引き起こすという問題があった。
【0006】
このような温度上昇を抑制するために、ウィンドシールドと投影光学部の間に赤外光フィルタや紫外光フィルタ等の波長フィルタを外光カット部として配置し、画像表示部に到達する外光の可視光以外の波長をカットして温度上昇を抑制することも提案されている。しかし、虚像の輝度を確保するためには、可視光の波長域を透過させる必要があり、画像表示部に到達した可視光の外光による温度上昇を十分に抑制することは困難であった。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、虚像の輝度を確保しつつ、外光による画像表示部の温度上昇を抑制することが可能な画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、虚像を表示するための表示部に対して画像光を投影する画像投影装置であって、第1波長と第2波長を含む照射光を照射する光源部と、前記照射光で画像を表示して前記画像光を出射する画像表示部と、前記画像表示部から前記表示部までの前記画像光の経路上に配置され、可視光範囲において少なくとも前記第1波長および前記第2波長を透過し、前記第1波長および前記第2波長とは異なる波長をカットする波長フィルタを有することを特徴とする。
【0009】
このような本発明の画像投影装置では、光源部からの照射光に含まれる第1波長と第2波長を透過し、第1波長および第2波長とは異なる波長をカットする波長フィルタを画像光の経路上に配置するため、虚像の輝度を確保しつつ、外光による画像表示部の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記波長フィルタは、前記第1波長および前記第2波長について、半値幅の1.2倍以上4.0倍以下の波長範囲を透過する。
(【0011】以降は省略されています)

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