TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024108917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013566
出願日2023-01-31
発明の名称サーモバルブ用ハウジング
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F01P 7/16 20060101AFI20240805BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】空気抜き用のジグルピンを備えたサーモバルブが正確に取り付けられるハウジングを提供する。
【解決手段】サーモバルブ9は、外周部にガスケット14が装着されたフランジ15と、フランジ15に固定されたヘッド部9aとを有しており、ヘッド部9aには、一部のみにアーム16が固定されて、アーム16の先端に設けたキャップ17で中心軸10の先端を掴持している。フランジ15の上端にはエア抜き用のジグルピン28を設けている。サーモバルブ9が装着されるインレットハウジング2のメイン冷却水通路4に、サーモバルブ9のアーム16を位置決めする上下一対の位置決めリブ29が形成されている。位置決めリブ29は、他のポート26の一部である内向きボス部27にも繋がっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
サーモバルブのヘッド部が入り込むメイン冷却水通路を有するサーモバルブ用ハウジングであって、
前記サーモバルブのヘッド部は、当該サーモバルブの軸心と直交した方向にはみ出た張り出し部を有しており、
前記メイン冷却水通路の内面に冷却水の流れ方向に延びる一対の位置決めリブが形成されて、前記サーモバルブを適正な姿勢で挿入した状態でのみ前記張り出し部が前記一対の位置決めリブの間に入り込むように設定されており、
前記メイン冷却水通路及びサーモバルブの軸心方向から見て、前記位置決めリブの延長線は前記メイン冷却水通路の軸心を挟んだ両側に位置している、
サーモバルブ用ハウジング。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
更に、前記メイン冷却水通路と交差した姿勢で前記メイン冷却水通路に隣接した他のポートを有して、前記他のポートを構成する筒部が前記メイン冷却水通路に部分的に入り込んでボス部が形成されており、
前記位置決めリブは、前記ボス部を横切る姿勢で形成されている、
請求項1に記載したサーモバルブ用ハウジング。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、水冷式エンジンに使用する冷却水制御用サーモバルブが取り付くハウジングに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
水冷式のエンジンでは、冷却水をその温度に応じてラジエータに送ったりウォータポンプに戻したりして流れを制御しているが、その流れの制御には、一般に、冷却水の温度変化によって膨張収縮する感温部材を備えたサーモバルブが使用されている。サーモバルブは、ハウジングに固定されるバルブ本体と、冷却水の温度変化によって移動する可動弁体とを備えており、バルブ本体に設けたフランジが、ガスケットを介してインレットハウジングとシリンダヘッドとの挟持部で挟み固定されている。
【0003】
さて、サーモバルブは、インレットハウジングとシリンダヘッドとで挟み固定されているが、サーモバルブの組み付けに当たっては、まずサーモバルブをインレットハウジングに取り付けておいてから(仮保持しておいてから)、インレットハウジングをシリンダヘッドに重ねてボルトで固定している。
【0004】
また、サーモバルブはエア抜きのためのジグルピン(ジグルバルブ)を設けており、ジグルピンのエア抜き機能を確保するためには、サーモバルブはジグルピンが上端に位置するように姿勢を設定する必要がある。そこで特許文献1には、ハウジング(ウォータインレット)の内面に、冷却水の流れ方向に延びる一対の位置決めリブを設けて、サーモバルブにおけるヘッド部の一部を一対の位置決めリブの間の空間に挿入することにより、サーモバルブをジグルバルブが上に位置した姿勢に保持している。
【0005】
すなわち、特許文献1では、ジグルバルブを上にした姿勢でのみサーモバルブをハウジングに取り付け可能であり、他の姿勢ではサーモバルブをハウジングに取り付けできないため、サーモバルブの誤組み付けを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-115380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1はサーモバルブの誤組み付けは確実に防止できるが、位置決めリブは冷却水通路の一部に偏った状態で形成されているため、ハウジングに流入した冷却水がサーモバルブをスムースに通過し難くなることが懸念される。
【0008】
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、サーモバルブのヘッド部が入り込むメイン冷却水通路を有するサーモバルブ用ハウジングであって、前記サーモバルブのヘッド部は、当該サーモバルブの軸心と直交した方向にはみ出た張り出し部を有している。
【0010】
そして、ハウジングは、
「前記メイン冷却水通路の内面に冷却水の流れ方向に延びる一対の位置決めリブが形成されて、前記サーモバルブを適正な姿勢で挿入した状態でのみ前記張り出し部が前記一対の位置決めリブの間に入り込むように設定されており、
前記メイン冷却水通路及びサーモバルブの軸心方向から見て、前記位置決めリブの延長線は前記メイン冷却水通路の軸心を挟んだ両側に位置している」
という構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社三五
振動吸収部材の保護構造
5日前
トヨタ自動車株式会社
ブローバイガス処理装置
25日前
フタバ産業株式会社
排気部品
25日前
川崎重工業株式会社
ターボ機械
4日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関ユニットの制御装置
4日前
株式会社馬渕工業所
ORC発電装置
4日前
三菱自動車工業株式会社
内燃機関
19日前
日立Astemo株式会社
可変油圧制御システム
13日前
日本碍子株式会社
排熱回収制御システム
14日前
東京濾器株式会社
オイルセパレータ
12日前
三菱重工業株式会社
静翼の補修方法
22日前
三菱重工業株式会社
タービン静翼及びガスタービン
5日前
株式会社小松製作所
システム及び制御方法
19日前
株式会社小松製作所
システム及び制御方法
19日前
株式会社アイシン
温度管理装置
22日前
株式会社デンソー
バルブタイミング調整装置
14日前
本田技研工業株式会社
ラジアルタービンインペラ
25日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関のオイルパン
25日前
本田技研工業株式会社
ラジアルタービンインペラ
22日前
日立造船株式会社
ごみ焼却設備の発電システム
22日前
株式会社ユタカ技研
排ガス流路開閉装置、及び、熱交換器
14日前
三菱重工コンプレッサ株式会社
車室及び車室の製造方法
25日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関のブローバイガス還流装置
19日前
ダイハツ工業株式会社
循環水の回路構造
5日前
三菱重工業株式会社
蒸気タービン設備および蒸気タービン設備の制御方法
8日前
株式会社豊田中央研究所
排気浄化装置
5日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関の排気浄化装置および内燃機関の排気浄化方法
15日前
株式会社日立製作所
産業機器排熱発電システム、自動車及び空気調和機
12日前
株式会社東芝
タービンおよび遮熱装置
12日前
三菱重工業株式会社
水回収システム、水回収システムの運転方法、および、水回収システムの改造方法
25日前
ヤンマーホールディングス株式会社
ディーゼルエンジン
25日前
マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー
内燃機関の排気ガス浄化装置
20日前
プーレム ゲー・エム・ベー・ハー
排ガスヒータ用の加熱導体
19日前
アストロン エアロスペース エルエルシー
ロータリーエンジン、その部品、および方法
25日前
ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド
バルブブリッジの制御されていない動きに抵抗するためのバルブブリッジシステム
25日前
ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド
バルブブリッジの制御されていない動きに抵抗するためのバルブブリッジシステム
25日前