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公開番号2024108776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013336
出願日2023-01-31
発明の名称移動通信用基地局、アンテナシステム及び運転方法
出願人国立大学法人東北大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04B 1/04 20060101AFI20240805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】災害時など、限られた電力供給能力下でも電力を有効に使い、アンテナシステムを効果的に機能させることを目的とする。
【解決手段】災害時など、電力に余裕がないアンテナの電力消費を抑えるために、アンテナの送信電力を抑制し、逆に比較的電力供給に余裕があるアンテナの送信電力を、平時の定格値から若干増加させた運転を行うことによって、全体としてのアンテナがカバーするサービスエリヤを大きく損なうことなく、アンテナ機能を維持させるアンテナの運転方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電源状況に応じて、アンテナの送信電力を変化させることを特徴とする移動通信用基地局。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
電源状況に応じて、アンテナの送信電力を変化させることを特徴とするアンテナシステム。
【請求項3】
請求項1に記載の移動通信用基地局又は請求項2に記載のアンテナシステムにおいて、アンテナへの電力供給能力に余裕がない時は送信電力を通常時よりも低減し、逆にアンテナへの電力供給能力に余裕がある場合には通常時と同じが若干増加させて送信することを特徴とする運転方法。
【請求項4】
電源状況に応じて、アンテナの運転時間を変化させることを特徴とする移動通信用基地局。
【請求項5】
電源状況に応じて、アンテナの運転時間を変化させることを特徴とするアンテナシステム。
【請求項6】
請求項4に記載の移動通信用基地局又は請求項5に記載のアンテナシステムにおいて、アンテナへの電力供給能力に余裕がない時はアンテナの運転時間を制限し、逆にアンテナへの電力供給能力に余裕がある場合には通常時と同様に制限しないことを特徴とする運転方法。
【請求項7】
請求項4に記載の移動通信用基地局又は請求項5に記載のアンテナシステムの運転方法において、アンテナへの電力供給余力に応じて、夜間の一定時間アンテナを停波させることを特徴とする運転方法。
【請求項8】
請求項4に記載の移動通信用基地局又は請求項5に記載のアンテナシステムの運転方法において、アンテナへの電力供給余力に応じて、1時間ごとのある一定時間アンテナを停波させることを特徴とする運転方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時など、限られた電力供給能力下でも電力を有効に使い、アンテナシステムを効果的に機能させることを目的とする無線基地局および分散アンテナの送信電力制御方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
災害時などで、移動通信システムの無線基地局や中継局、リモートアンテナへの電力供給が途絶えた場合でも、バックアップや予備電源のバッテリーに残された電力だけでも可能な限り長期間、基地局やアンテナ機能を維持させる必要がある。
【0003】
既存の移動通信システムにおいては、バックアップや予備電源によって3日間程度は基地局やアンテナ機能を維持できるが、電源が枯渇したアンテナから停波していってしまう。
【0004】
そのような状況下において、電力供給能力に余裕が無い基地局やアンテナでは、送信電力を通常よりも低減した運転(縮退運転)を行うことにより、基地局やアンテナの消費電力を少なくすることによって、スループットが低下したり、カバーするエリヤは狭くなったりするものの、長時間アンテナ機能を維持させることができるものと思われる。
【0005】
その逆に、まだ電力供給能力に余裕がある基地局やアンテナでは、通常の電力かそれよりもやや増大させて運転(拡大運転)することにより、カバーエリヤを拡大させ、電力供給能力に余裕が無い基地局やアンテナのエリヤをもカバーすることができるものと思われる。
【0006】
或いはまた、電力供給能力に余裕が無い基地局やアンテナにおいては、アンテナ運転時間を短縮したり間欠運転をすることにより、予備電源のバッテリーの電力を温存しつつ、より長い日数アンテナ機能を維持できる。災害時などには、そのような運用も必要かと思われる。
【0007】
本発明は、そのような災害時など、限られた電力供給能力下でも電力を有効に使い、アンテナシステムを効果的に機能させることを目的とする。
下記の文献1では、キャリアセンスによってチャネルを割り当てる移動通信システムにおいて、新たに発生した呼によるチャネル割当要求の場合は希望波レベルが低いときのみ高い送信電力とし、それ以外は低い送信電力とする送信電力制御方法について紹介している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平5-206927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
災害時などで、移動通信システムの無線基地局やアンテナへの電力供給が途絶えた場合でも、バックアップや予備電源のバッテリーに残された電力だけでも可能な限り長期間、基地局やアンテナ機能を維持させる必要がある。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、災害時などの有事において、電源状況に合わせてモバイル基地局や分散アンテナの送信電力を増減させたり、基地局やアンテナとしての稼働時間を調整したりする運用方式を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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