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公開番号
2024163577
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079320
出願日
2023-05-12
発明の名称
災害評価装置、災害評価方法、及びプログラム
出願人
日本電気株式会社
,
国立大学法人東北大学
,
NECソリューションイノベータ株式会社
代理人
個人
主分類
G06Q
50/26 20240101AFI20241115BHJP(計算;計数)
要約
【課題】災害の発生による被害状態や復旧状態を総合的に評価することができる災害評価装置等を提供する。
【解決手段】災害評価装置100は、災害の発生に応じて、災害による複数種類の事象に対する被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う複数のシミュレーション部140~14Nと、複数のシミュレーション部140~14Nの各々のシミュレーション結果としての被害状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータに換算するデータ換算部150と、データ換算部150により換算された複数のデータに基づいて、災害による社会価値の変化を評価する社会価値評価部160とを備えている。また、災害評価装置100は、災害が発生した後、災害の規模及び発生場所を示す災害発生情報と、災害により発生し、実際の状況が明らかになった被害状態の実態値を示す被害実態データを受信する送受信部120を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
災害の発生に応じて、前記災害による複数種類の事象に対する被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う複数のシミュレーション部と、
前記複数のシミュレーション部の各々のシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータに換算するデータ換算部と、
前記データ換算部により換算された複数のデータに基づいて、前記災害による前記社会価値の変化を評価する社会価値評価部と、
を備える、災害評価装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記複数のシミュレーション部の複数のシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータには、損害額として換算可能なデータと、基準状態に対する前記災害発生による被害状態を相対評価として示すデータと、複数の評価値に重み付けをして加算して得られるデータと、順位付けに基づくデータと、同程度の評価値の数に基づくデータとが含まれており、
前記データ換算部は、評価方法の異なる複数の前記データを前記共通の社会価値を示す複数のデータに換算する、
請求項1に記載の災害評価装置。
【請求項3】
前記複数のシミュレーション部の各々は、前記災害の発生時からの時系列に応じた前記事象に対する被害状態のシミュレーションを行うものであり、
前記複数のシミュレーション部の各々には、入力値として、対象となる前記事象の前記時系列として前記事象以前に発生した1又は複数の事象に対する前記被害状態のシミュレーションを行った他の前記シミュレーション部の前記シミュレーション結果としての被害状態を示すデータが入力される、
請求項1に記載の災害評価装置。
【請求項4】
前記災害により発生し、実際の状況が明らかになった前記被害状態の実態値を示す被害実態データを受信する送受信部をさらに備え、
前記複数のシミュレーション部の各々には、前記他のシミュレーション部のシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータの代わりに、前記送受信部により受信した前記被害実態データが入力される、
請求項3に記載の災害評価装置。
【請求項5】
前記データ換算部は、前記被害実態データを共通の社会価値を示すデータに換算するとともに、前記被害実態データが入力された前記シミュレーション部及び前記シミュレーション部に関連する他の前記シミュレーション部の新たなシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータを前記共通の社会価値を示すデータに再度換算し、
前記社会価値評価部は、前記送受信部により受信した前記被害実態データの換算値と、前記データ換算部により再度換算した前記共通の社会価値を示すデータとに基づいて、前記災害による社会価値の変化を再度評価する、
請求項4に記載の災害評価装置。
【請求項6】
前記送受信部は、前記災害が発生した後、前記災害の規模及び発生場所を示す災害発生情報を受信し、
前記複数のシミュレーション部は、前記送受信部により受信した前記災害発生情報に基づいて、前記複数種類の事象に対する被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う、
請求項4又は請求項5に記載の災害評価装置。
【請求項7】
前記災害が地震とその後の津波による災害である場合には、前記災害による被害には、浸水地域建物設備被害、歴史・社会資産被害、物流・経済活動被害、及び人的被害が含まれる、
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の災害評価装置。
【請求項8】
特定の付加価値を有する建造物及び社会インフラストラクチャのデータを記憶する記憶部をさらに備え、
前記複数のシミュレーション部には、少なくとも、道路及び建物の被害状態のシミュレーションを行う道路建物被害シミュレーション部と、社会インフラストラクチャ被害状態のシミュレーションを行うインフラストラクチャ被害シミュレーション部とが含まれ、
前記道路建物被害シミュレーション部及び前記インフラストラクチャ被害シミュレーション部は、前記記憶部に記憶される前記特定の付加価値を有する建造物及び社会インフラストラクチャに対して、前記特定の付加価値を考慮した前記被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う、
請求項7に記載の災害評価装置。
【請求項9】
災害の発生に応じて、前記災害による複数種類の事象に対する被害状態のシミュレーションをそれぞれ行い、
複数のシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータに換算し、
前記換算された複数のデータに基づいて、前記災害による前記社会価値の変化を評価する、
災害評価方法。
【請求項10】
コンピュータに、
災害の発生に応じて、複数種類の事象に対する前記災害による被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う処理と、
複数のシミュレーション結果としての前記復旧状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータにそれぞれ換算する処理と、
前記複数のシミュレーション結果の前記被害状態の換算値に基づいて、前記災害による社会価値の変化を評価する処理と、
を実行させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、災害の発生による被害状態を総合的に評価する災害評価装置、災害評価方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
災害の発生による損害額を適切に評価するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の損害評価システムは、地震によって発生すると予想される損害を効果的に評価するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-175623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、評価対象の災害の種類として地震のみが例示されており、また、想定した地震に基づいて被害率を算定し、この被害率に基づいて損害を評価するものである。そして、地震や地震火災、地盤の液状化現象等による被害率を求める対象がメッシュ状に区分けされた各地区内に存在する建物についてのみであり、災害による文化的な被害を全く考慮していない。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、災害の発生による被害状態を総合的に評価することができる災害評価装置、災害評価方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の災害評価装置は、
災害の発生に応じて、前記災害による複数種類の事象に対する被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う複数のシミュレーション部と、
前記複数のシミュレーション部の各々のシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータに換算するデータ換算部と、
前記データ換算部により換算された複数のデータに基づいて、前記災害による前記社会価値の変化を評価する社会価値評価部と、
を備えるものである。
【0007】
本開示の災害評価方法は、
災害の発生に応じて、前記災害による複数種類の事象に対する被害状態のシミュレーションをそれぞれ行い、
複数のシミュレーション結果としての前記被害状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータに換算し、
前記換算された複数のデータに基づいて、前記災害による前記社会価値の変化を評価するものである。
【0008】
本開示のプログラムは、
コンピュータに、
災害の発生に応じて、複数種類の事象に対する前記災害による被害状態のシミュレーションをそれぞれ行う処理と、
複数のシミュレーション結果としての前記復旧状態を示すデータを共通の社会価値を示すデータにそれぞれ換算する処理と、
前記複数のシミュレーション結果の前記被害状態の換算値に基づいて、前記災害による社会価値の変化を評価する処理と、
を実行させるものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、災害の発生による被害状態を総合的に評価することができる災害評価装置、災害評価方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
災害の発生からその災害による被害状態を評価するまでの流れを示す概略図である。
実施の形態にかかる災害評価装置を含む全体構成を示す概念図である。
図2に示す災害評価装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態にかかる災害被害評価処理の概略を示すフローチャートである。
各シミュレーション部の入力を示す概念図である。
地震発生時に実行される複数種類の事象に対する各種シミュレーション部の関係性の一例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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