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公開番号2025011766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114072
出願日2023-07-11
発明の名称通信品質監視装置、通信品質監視方法、及び、通信品質監視プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04W 24/08 20090101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】速やかに通信品質の劣化の要因を推定することが可能な通信品質監視装置、通信品質監視方法、及び、通信品質監視プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示にかかる通信品質監視装置は、複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信する電波受信部と、電波受信部によって受信された電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定する第1の要因推定部と、ルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、電波受信部によって受信された電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定する第2の要因推定部と、通信品質の劣化の要因を出力する監視結果出力部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信する電波受信部と、
前記電波受信部によって受信された前記電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定する第1の要因推定部と、
前記ルールベースアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、前記電波受信部によって受信された前記電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定する第2の要因推定部と、
前記通信品質の劣化の要因を出力する監視結果出力部と、
を備えた通信品質監視装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1の要因推定部は、前記通信電波の受信レベルが設定値以上の場合において搬送波対雑音比が所定値未満の場合、前記通信品質の劣化が干渉波に起因するものである、と推定する、
請求項1に記載の通信品質監視装置。
【請求項3】
前記第1の要因推定部は、前記通信電波の受信レベルが所定のスルーレート以上で低下した場合、前記通信品質の劣化が遮蔽に起因するものである、と推定する、
請求項1に記載の通信品質監視装置。
【請求項4】
前記第1の要因推定部は、前記通信電波の受信レベルが、前記複数の通信装置のうち通信が行われている2つの通信装置の間の距離に応じたレベルに減衰した場合、前記通信品質の劣化が距離減衰に起因するものである、と推定する、
請求項1に記載の通信品質監視装置。
【請求項5】
前記第1の要因推定部は、前記通信電波の受信レベルの頻度分布がレイリー分布を示す場合、前記通信品質の劣化がフェージングに起因するものである、と推定する、
請求項1に記載の通信品質監視装置。
【請求項6】
前記第1の要因推定部及び前記第2の要因推定部の何れかによって前記通信品質の劣化の要因が干渉波であると推定された場合に、前記通信電波及び前記干渉波のそれぞれの受信タイミング、連続受信時間、及び、受信レベルに基づいて、前記干渉波の種類を推定する干渉波分析部をさらに備え、
前記監視結果出力部は、前記通信品質の劣化の要因が干渉波である場合における当該干渉波の種類、を出力する、
請求項1に記載の通信品質監視装置。
【請求項7】
コンピュータが、
複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信し、
受信した前記電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定し、
前記ルールベースアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、受信した前記電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定し、
前記通信品質の劣化の要因を出力する、
通信品質監視方法。
【請求項8】
前記コンピュータが、さらに、
前記通信品質の劣化の要因が干渉波であると推定された場合に、前記通信電波及び前記干渉波のそれぞれの受信タイミング、連続受信時間、及び、受信レベルに基づいて、前記干渉波の種類を推定し、
前記通信品質の劣化の要因に加えて、前記通信品質の劣化の要因が干渉波である場合における当該干渉波の種類、を出力する、
請求項7に記載の通信品質監視方法。
【請求項9】
複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信する処理と、
受信した前記電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定する処理と、
前記ルールベースアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、受信した前記電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定する処理と、
前記通信品質の劣化の要因を出力する処理と、
をコンピュータに実行させる通信品質監視プログラム。
【請求項10】
前記通信品質の劣化の要因が干渉波であると推定された場合に、前記通信電波及び前記干渉波のそれぞれの受信タイミング、連続受信時間、及び、受信レベルに基づいて、前記干渉波の種類を推定する処理と、
前記通信品質の劣化の要因に加えて、前記通信品質の劣化の要因が干渉波である場合における当該干渉波の種類、を出力する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる、
請求項9に記載の通信品質監視プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信品質監視装置、通信品質監視方法、及び、通信品質監視プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、無線機の電磁波対処能力の向上が求められている。具体的には、近年では、無線機間の通信品質の劣化の要因を速やかに特定して、劣化の要因を取り除くことが求められている。関連する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1には、第1無線局と第2無線局との間における通信品質の劣化要因を、機械学習により構築された推定モデルを用いて推定する要因推定装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/195755号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された装置では、通信品質の劣化要因の推定が機械学習により構築された推定モデルを用いて行われるため、モデルが複雑になってしまう場合、推定処理の時間が増大してしまう可能性があった。つまり、特許文献1に開示された装置は、無線機間の通信品質の劣化の要因を速やかに推定することができない、という課題があった。
【0006】
本開示の目的の一つは、上述した課題を解決する通信品質監視装置、通信品質監視方法、及び、通信品質監視プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様にかかる通信品質監視装置は、複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信する電波受信部と、前記電波受信部によって受信された前記電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定する第1の要因推定部と、前記ルールベースアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、前記電波受信部によって受信された前記電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定する第2の要因推定部と、前記通信品質の劣化の要因を出力する監視結果出力部と、を備える。
【0008】
本開示の一態様にかかる通信品質監視方法では、コンピュータが、複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信し、受信した前記電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定し、前記ルールベースアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、受信した前記電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定し、前記通信品質の劣化の要因を出力する。
【0009】
本開示の一態様にかかる通信品質監視プログラムは、複数の通信装置の間の無線通信に用いられる通信電波を含む電波を受信する処理と、受信した前記電波から、所定のルールに従った解析手法であるルールベースアルゴリズムを用いて通信品質の劣化の要因を推定する処理と、前記ルールベースアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定できなかった場合に、受信した前記電波から、機械学習モデルのアルゴリズムを用いて前記通信品質の劣化の要因を推定する処理と、前記通信品質の劣化の要因を出力する処理と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示は、速やかに通信品質の劣化の要因を推定することが可能な通信品質監視装置、通信品質監視方法、及び、通信品質監視プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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