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公開番号
2024108055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-09
出願番号
2023012323
出願日
2023-01-30
発明の名称
パンツ型の吸収性物品
出願人
大王製紙株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
A61F
13/496 20060101AFI20240802BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】パンツ型の吸収性物品において、縦方向に延びたサイドシールに沿って引き裂き易く、かつ、サイドシールを形成する工程を安定させる。
【解決手段】パンツ型の使い捨ておむつ100(パンツ型の吸収性物品)は、腹側部10の側部11と背側部30の側部31とが接合されたサイドシール50を有し、胴回り開口P1及び2つの足回り開口P2を形成し、サイドシール50は、縦方向Hに並んだ複数のシール部51a,52aの列が、幅方向Wに少なくとも2列形成され、内側第1列51のシール部51aと内側第2列52のシール部52aとが縦方向Hにおいて交互に並び、シール部51aとシール部52aとの縦方向Hに沿った間隔Dyが0.8~1.2[mm]に設定され、シール部51a,52aは、縦寸法Yが横寸法Xよりも長く形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
展開状態において腹側部と股部と背側部とがこの順序で所定方向に連続して繋がって形成され、前記腹側部の側部と前記背側部の側部とが重ね合わせて接合された接合領域を有し、胴回り開口及び2つの足回り開口を形成したパンツ型の吸収性物品において、
前記接合領域は、前記接合領域の延びた方向に沿って並んだ複数の接合部の列が、幅方向に少なくとも2列形成され、
2列の前記接合部の列のうち、前記幅方向の最も内側の接合部の列である内側第1列に並んだ複数の前記接合部と、前記内側第1列に最も近い、前記幅方向の外側の前記接合部の列である内側第2列に並んだ複数の前記接合部とが、前記接合領域の延びた方向において交互に並び、
前記内側第1列の前記接合部と前記内側第2列の前記接合部との、前記接合領域の延びた方向に沿った間隔が0.8~1.2[mm]に設定され、
前記内側第1列の前記接合部の輪郭形状及び前記内側第2列の前記接合部の輪郭形状は、前記接合領域の延びた方向に沿った縦寸法が前記接合領域の延びた方向に直交する方向に沿った横寸法よりも長く形成されている、パンツ型の吸収性物品。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記内側第1列の前記接合部の縦寸法は、前記間隔より大きいか又は等しい、請求項1に記載のパンツ型の吸収性物品。
【請求項3】
前記内側第1列の前記接合部の引き裂き線の延長線上に、前記内側第2列の前記接合部が配置されている、請求項1に記載のパンツ型の吸収性物品。
【請求項4】
前記内側第2列の前記接合部から前記内側第1列の前記接合部までの距離は、前記内側第2列の前記接合部から、前記内側第2列の前記幅方向の外側の接合部の列である内側第3列の接合部までの距離よりも短い、請求項1に記載のパンツ型の吸収性物品。
【請求項5】
前記内側第1列の前記接合部及び前記内側第2列の前記接合部のうち少なくとも一方の接合部と、前記内側第1列と異なる他の前記接合部の列における又は前記内側第2列と異なる他の前記接合部の列における、前記接合領域の延びた方向における同じ位置の前記接合部とが、帯状の接合部によって繋げられて一体に形成された、請求項1に記載のパンツ型の吸収性物品。
【請求項6】
前記内側第1列の前記接合部から前記内側第2列の前記接合部までの、前記幅方向の全範囲において、少なくともいずれかの前記接合部が、前記接合領域の延びた方向に形成されている、請求項1から5のうちいずれか1項に記載のパンツ型の吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パンツ型の吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
着用しているパンツ型の使い捨ておむつを脱ぐ(取り外す)場合、おむつの胴回りの両側部において縦方向に延びた接合領域(サイドシール)を引き裂く。サイドシールは、複数の接合部(シール部)が縦方向に並んで形成されているのが一般的である。
【0003】
サイドシールを引き裂く場合、胴回りの開口から足回りの開口に向けて引き裂くが、サイドシールに沿った縦方向の引き裂きがうまくいかずに、途中から、胴回りの周方向、つまり、おむつの幅方向である横方向に裂けてしまうことがある。そして、おむつが横方向に裂けてしまうと、おむつの取り外しを円滑に行うことができない。
【0004】
そこで、サイドシールを縦方向に沿って引き裂き易くするため、シール部の形状や配列パターンを工夫したものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-096192号公報
特開2022-070524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、シール部の間隔が狭すぎると、超音波溶着によって溶けたホットメルト等の接着剤が表面側に染み出たり、複数のシール部の集合であるシールパターンが横方向に存在しない領域が形成されたりして、サイドシールを形成する工程での制御が安定せず、工程の設備に、おむつの材料である不織布のカスが付着して、シール工程の操業が不安定になる懸念がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、サイドシールを胴回り開口から足回り開口に向けて引き裂いた際に又はサイドシールを足回り開口から胴回り開口に向けて引き裂いた際に、縦方向に延びたサイドシールに沿って引き裂き易く、かつ、サイドシールを形成する工程を安定させることができるパンツ型の吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、展開状態において腹側部と股部と背側部とがこの順序で所定方向に連続して繋がって形成され、前記腹側部の側部と前記背側部の側部とが重ね合わせて接合された接合領域を有し、胴回り開口及び2つの足回り開口を形成したパンツ型の吸収性物品において、前記接合領域は、前記接合領域の延びた方向に沿って並んだ複数の接合部の列が、幅方向に少なくとも2列形成され、2列の前記接合部の列のうち、前記幅方向の最も内側の接合部の列である内側第1列に並んだ複数の前記接合部と、前記内側第1列に最も近い、前記幅方向の外側の前記接合部の列である内側第2列に並んだ複数の前記接合部とが、前記接合領域の延びた方向において交互に並び、前記内側第1列の前記接合部と前記内側第2列の前記接合部との、前記接合領域の延びた方向に沿った間隔Dyが0.8~1.2[mm]に設定され、前記内側第1列の前記接合部の輪郭形状及び前記内側第2列の前記接合部の輪郭形状は、前記接合領域の延びた方向に沿った縦寸法が前記接合領域の延びた方向に直交する方向に沿った横寸法よりも長く形成されているパンツ型の吸収性物品である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るパンツ型の吸収性物品によれば、サイドシールを胴回り開口から足回り開口に向けて引き裂いた際に又はサイドシールを足回り開口から胴回り開口に向けて引き裂いた際に、縦方向に延びたサイドシールに沿って引き裂き易く、かつ、サイドシールを形成する工程を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
着用者に着用されている状態における使い捨ておむつを示す模式図である。
実施例1の使い捨ておむつにおける左側の接合領域(サイドシール)を示す模式図である。
内側第1列及び内側第2列におけるシール部の輪郭形状として縦長の楕円形の例を示す模式図である。
引き裂きの荷重によって、サイドシール50の縦方向Hに破断が進む様子を示す模式図である。
実施例2の使い捨ておむつにおける左側のサイドシールを示す模式図である。
実施例3の使い捨ておむつにおける左側のサイドシールを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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