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公開番号2024105375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2024073396,2019122623
出願日2024-04-30,2019-07-01
発明の名称防災設備
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 27/00 20060101AFI20240730BHJP(信号)
要約【課題】放送音声信号線の配線量を低減して設備構成を簡単にする。
【解決手段】受信機10と、受信機10から建物11の伝送線12に接続されるアナログ火災感知器22と、伝送線12及び受信機10からの放送音声信号線14に接続された中継器16と、中継器16に接続されるスピーカー20を備える。同じ階のアナログ火災感知器22及び中継器16は同一の伝送線12により接続され、放送音声信号線14は受信機10からの幹線から階毎に分岐し、分岐した先で中継器16に接続される。アナログ火災感知器22が火災を検出したとき、受信機10は伝送線12を介して制御信号、放送音声信号線14を介して放送音声信号を送信し、中継器16は制御信号に基づき放送音声信号を増幅してスピーカー20に送信し、スピーカー20は受信した放送音声信号に基づき放送を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
放送制御盤が一体に形成された受信機と、
前記受信機から警戒区域毎に引き出された伝送線に接続され、固有のアドレスを有する複数の火災感知器と、
前記警戒区域と同じ区域で分けられた放送地区毎に配置され、前記受信機から引き出された自己の放送地区と同じ区域となる警戒区域の前記伝送線及び前記伝送線とは別に前記受信機から引き出された放送音声信号線に接続された複数の放送用中継器と、
前記放送地区毎に配置され、同じ放送地区の前記放送用中継器に接続される複数の放送用報知装置と、
を備え、
前記警戒区域が共通する複数の火災感知器及び同じ区域となる放送地区の放送用中継器は、同一の伝送線により接続され、
前記放送音声信号線は、前記受信機からの幹線を有し、前記幹線から放送地区毎に分岐し、分岐した先で前記放送用中継器の各々に接続され、
前記火災感知器が火災を検出したときには、
前記受信機は、当該火災を検出した火災感知器が接続された伝送線を介して、当該伝送線に接続された放送用中継器に制御信号を送信すると共に、前記放送音声信号線を介して放送音声信号を送信し、
前記放送用中継器は、受信した前記制御信号に基づき、受信した前記放送音声信号を増幅して、同じ放送地区に配置された放送用報知装置に送信し、
前記放送用報知装置は、受信した前記放送音声信号に基づき放送を行うことを特徴とする防災設備。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
請求項1記載の防災設備であって、
前記放送用中継器の各々は、自己の放送地区と同じ区域となる警戒区域の前記伝送線の最も受信機側に接続されている火災感知器よりも受信機側に分岐接続されたことを特徴とする防災設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防災設備に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、受信機から引き出された信号回線に火災感知器を接続して火災を監視する火災報知設備等の防災設備が知られている。また、従来の非常放送用設備は、防災設備と連動し、火災が発生した場合に、火災の発生を知らせ、避難誘導放送を行う。
【0003】
防災設備に設けた火災受信機は、警戒区域の火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に、発報区域を示す発報区域識別信号としての階別信号を非常放送装置に送信し、これを受信した非常放送装置は火災発生階及び直上階に設置しているスピーカーから感知器発報放送として「ただいま○○階の火災報知器が作動しました。確認しておりますので、次の放送にご注意ください。」を出力する。
【0004】
この感知器発報に対し所定の時間が経過した場合、または防災センターの係員等が現場に出向いて火災を確認した場合には、例えば発信機の押しスイッチ操作等の火災確認操作に基づき火災受信機から火災確認信号を非常放送装置へ送信し、それまでの感知器発報放送から火災放送に切替え、「火事です。火事です。○○階の火災が発生しました。落ち着いて避難してください。」を出力する。また火災放送から所定の設定時間が経過すると、非常放送装置は全館一斉放送に切替える。
【0005】
一方、現場に出向いて非火災を確認した場合には、非常放送装置に設けた非火災放送スイッチの操作により、それまでの発報放送から非火災放送に切替え、「さきほどの火災感知器の作動は、確認の結果、異常がありませんでした。ご安心下さい。」を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平5-233984号公報
特開平6-314385号公報
特開2007-219870号公報
特開2017-191418号公報
特開平06-132748号公報
特開2002-170167号公報
特開2004-126827号公報
特開平07-230585号公報
特開2010-061614号公報
特開2014-016684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような従来の非常放送用設備にあっては、防災センター等に設置された非常放送装置のアンプ装置から所定の放送エリア例えば階ごとにスピーカーに接続するスピーカー信号線を引かなければならず、放送エリア(階)が多くなると配線数が多くなり、全体としての配線量が増加し、大きな配線スペースを必要とし、設置工事に工数がかかり、設備コストが嵩んでいる。
【0008】
また、連携関係にある従来の防災設備と非常放送用設備は、受信機と非常放送盤を別々に設置していることから設置スペースが増加し、火災表示や出火階表示等の表示内容が重複するが、設備毎に表示するために設備構成が複雑となり、また、防災担当者等は受信機と非常放送盤をそれぞれ操作しなければならず、火災発生という緊急時の操作や対処に手間と時間がかる場合があり、この問題を解決するため本願発明者は防災設備の受信機に非常放送用設備の機能を組み込むことにより、設定スペースの低減、火災発生時の重複表示の回避、及び火災対処と非常放送の操作性を向上する防災設備を提案しているが、この防災設備にあっても、従来の放送用設備と同様に、スピーカー信号線の配線量が増加し、大きな配線スペースを必要とし、設置工事に工数がかかり、設備コストが嵩んでいる。
【0009】
本発明は、スピーカー信号線の配線量を低減することで設備構成を簡単にしてコストの低減を可能とする防災設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(防災設備)
本発明は、防災設備であって、
放送制御盤が一体に形成された受信機と、
受信機から警戒区域毎に引き出された伝送線に接続され、固有のアドレスを有する複数の火災感知器と、
警戒区域と同じ区域で分けられた放送地区毎に配置され、受信機から引き出された自己の放送地区と同じ区域となる警戒区域の伝送線及び伝送線とは別に受信機から引き出された放送音声信号線に接続された複数の放送用中継器と、
放送地区毎に配置され、同じ放送地区の放送用中継器に接続される複数の放送用報知装置と、
を備え、
警戒区域が共通する複数の火災感知器及び同じ区域となる放送地区の放送用中継器は、同一の伝送線により接続され、
放送音声信号線は、受信機からの幹線を有し、幹線から放送地区毎に分岐し、分岐した先で放送用中継器の各々に接続され、
火災感知器が火災を検出したときには、
受信機は、当該火災を検出した火災感知器が接続された伝送線を介して、当該伝送線に接続された放送用中継器に制御信号を送信すると共に、放送音声信号線を介して放送音声信号を送信し、
放送用中継器は、受信した制御信号に基づき、受信した放送音声信号を増幅して、同じ放送地区に配置された放送用報知装置に送信し、
放送用報知装置は、受信した放送音声信号に基づき放送を行うことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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