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公開番号
2024104415
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-05
出願番号
2023008603
出願日
2023-01-24
発明の名称
船舶
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63J
2/10 20060101AFI20240729BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】通気及び換気のための開口を有した区画における作業員の作業性を向上することが可能な船舶を提供する。
【解決手段】船舶は、船体と、前記船体に設けられて、下方に第一区画を形成する第一甲板と、前記船体における前記第一甲板の上方に設けられて前記第一甲板と共に第二区画を形成する第二甲板と、前記第一甲板と前記第二甲板とを上下に接続することで前記第二甲板を下方から支持するとともに、上下にわたって延びる通風路を内部に有した筒状をなし前記通風路の下端が前記第一区画に連通された通風ピラー部と、前記第二区画の天井に設けられて、前記通風路の上端と前記第二区画とを連通させる連通口部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
船体と、
前記船体に設けられて、下方に第一区画を形成する第一甲板と、
前記船体における前記第一甲板の上方に設けられて前記第一甲板と共に第二区画を形成する第二甲板と、
前記第一甲板と前記第二甲板とを上下に接続することで前記第二甲板を下方から支持するとともに、上下にわたって延びる通風路を内部に有した筒状をなし前記通風路の下端が前記第一区画に連通された通風ピラー部と、
前記第二区画の天井に設けられて、前記通風路の上端と前記第二区画とを連通させる連通口部と、
を備える船舶。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記連通口部は、
下方に向かって開口する開口部を有した連通口部本体と、
前記開口部を開閉可能な蓋部と、
を備える
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記第一甲板は、暴露甲板であり、
前記通風ピラー部は、前記船体の外舷から離間して設けられている
請求項1に記載の船舶。
【請求項4】
前記外舷に沿って並んで設けられ、前記第一甲板と前記第二甲板とを上下に接続することで前記第二甲板を下方から支持する複数のピラー部を更に備える
請求項3に記載の船舶。
【請求項5】
前記船体の外部と前記第一区画とを連通可能なダクトと、前記ダクトに設けられて送風可能なファンと、を有した換気駆動部を備え、
前記換気駆動部の前記ダクトは、
前記船体の船幅方向の中央よりも左方の左舷領域と、前記船幅方向の中央よりも右方の右舷領域との何れか一方で前記第一区画に連通され、
前記通風ピラー部は、
前記左舷領域と前記右舷領域との何れか他方と、前記船幅方向の中央との少なくとも一方にだけ設けられている
請求項3又は4に記載の船舶。
【請求項6】
前記ダクトは、前記第一区画と前記第二区画とを連通可能に形成されている
請求項5に記載の船舶。
【請求項7】
前記通風ピラー部は、ステンレス鋼からなる
請求項1から4の何れか一項に記載の船舶。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
揚錨機や係船機等の甲板機械を配置する係船甲板等の甲板の上方に更に甲板を備えた船舶が知られている。このような船舶では、係船甲板等の甲板と、その上方の甲板との間に複数のピラーを渡すことで、上方の甲板を下方から支持している。また、係船甲板等の甲板の直下には、舵取り機室等の船内区画が存在している場合がある。このような船内区画では通風や換気を行う必要があり、係船甲板等の甲板上のブルワークの近傍等に、船内区画に連通された通風筒を設置している。
つまり、係船甲板等の甲板上には、ピラー及び通風筒が配置されるため、使用可能なスペースが少ない。また、上記配置の通風筒は、ブルワークの近傍で作業を行う作業者の邪魔になる場合がある。
【0003】
特許文献1には、新鮮空気を機関室へ給気するために、ピラー内部の空洞を通風路として利用する技術が開示されている。この特許文献1では、ウィング部を下方から支持するウィングピラー部の内部空洞を通風路としている。特許文献1では、ウィングピラー部よりも下方の船内区画に給気管が設けられ、この給気管がウィングピラー部の下端に接続されている。そして、ウィングピラーの上部に開口する給気口から取り入れられた空気は、ウィングピラーと給気管とを経由して機関室へ供給されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-119368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された給気構造では、ウィングピラーの周面上部に空気を取り込む開口が形成されている。このような特許文献1のピラー構造を、上記の係船甲板等の甲板上に設けられたピラー構造として適用した場合、係船甲板等の甲板と、その上方の甲板との間の区画に、空気を取り込む開口が形成されることとなる。しかし、このような通気や換気をするための開口には、船舶構造規則により開閉装置を設ける必要がある。この開閉装置は、ピラーから側方に向かって突出してしまうため、上記区画で作業を行う作業者の邪魔になる可能性が有る。
【0006】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、通気及び換気のための開口を有した区画における作業員の作業性を向上することが可能な船舶を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
本開示の第一態様に係る船舶は、船体と、前記船体に設けられて、下方に第一区画を形成する第一甲板と、前記船体における前記第一甲板の上方に設けられて前記第一甲板と共に第二区画を形成する第二甲板と、前記第一甲板と前記第二甲板とを上下に接続することで前記第二甲板を下方から支持するとともに、上下にわたって延びる通風路を内部に有した筒状をなし前記通風路の下端が前記第一区画に連通された通風ピラー部と、前記第二区画の天井に設けられて、前記通風路の上端部と前記第二区画とを連通させる連通口部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る船舶によれば、通気及び換気のための開口を有した区画における作業員の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の第二区画の平面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の第二甲板の平面図である。
本開示の実施形態に係る通風ピラー部の軸線に沿う断面図である。
図2における通風ピラー部近傍の拡大図である。
本開示の実施形態における連通口部の側面図である。
本開示の実施形態における船舶の第一区画及び第二区画近傍の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示の実施形態に係る船舶を図面に基づき説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る船舶の側面図である。
(船体の構造)
図1に示すように、本開示の実施形態の船舶1は、船体2と、艤装品(図1において図示略)と、を備えている。船舶1の船種は、特定のものに限られない。船舶1の船種としては、例えば練習船、フェリー、RORO船(Roll-on/Roll-off船)、PCTC(Pure Car & Truck Carrier)等を例示できる。
(【0011】以降は省略されています)
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