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公開番号2024104110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008173
出願日2023-01-23
発明の名称弁装置およびその製造方法
出願人株式会社不二工機
代理人個人
主分類F16K 27/00 20060101AFI20240726BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】弁本体側面に接続される流路管と弁本体との間のろう回りを良好にし、流路管の接合強度を高める。
【解決手段】弁座23を備えた弁室14を内部に有する弁本体13と、弁座に対して進退動する弁体17と、弁室に連通するように弁本体に接続された第1流路管15及び第2流路管16と、弁体を駆動する駆動装置41を備え、弁本体は、管状部材により構成され第1流路管を接続するための開孔24を側壁13aに有し、開孔に第1流路管がろう付けにより固定された弁装置で、開孔の内周面と第1流路管の外周面との間の隙間が、弁本体の外部側から弁本体の内部側に向けて狭くなっている。開孔を弁本体の内部側から外部側に向けて打抜き加工して形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弁座が備えられた弁室を内部に有する弁本体と、
前記弁座に対して進退動する弁体と、
前記弁室に連通するように前記弁本体に接続された第1流路管と、
前記弁室に連通するように前記弁本体に接続された第2流路管と、
前記弁体を駆動する駆動装置と、
を備え、
前記弁本体は、管状部材により構成され、前記第1流路管を接続するための開孔を側壁に有し、
前記開孔に前記第1流路管がろう付けにより固定された
弁装置であって、
前記開孔の内周面と前記第1流路管の外周面との間の隙間が、前記弁本体の外部側から前記弁本体の内部側に向けて狭くなっている
ことを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
弁座が備えられた弁室を内部に有する弁本体と、
前記弁座に対して進退動する弁体と、
前記弁室に連通するように前記弁本体に接続された第1流路管と、
前記弁室に連通するように前記弁本体に接続された第2流路管と、
前記弁体を駆動する駆動装置と、
を備え、
前記弁本体は、管状部材により構成され、前記第1流路管を接続するための開孔を側壁に有し、
前記開孔に前記第1流路管がろう付けにより固定された
弁装置であって、
前記開孔は、前記弁本体の内部側から前記弁本体の外部側に向けて打抜き加工された孔である
ことを特徴とする弁装置。
【請求項3】
前記弁本体は、円筒状の形状を有し、
前記弁本体の軸線方向の一方を上、前記弁本体の軸線方向の他方を下としたときに、
前記弁本体の外周面の前記開孔の上部と下部とに、前記側壁の厚さ方向に凹んだ凹部がそれぞれ形成されている
請求項1または2に記載の弁装置。
【請求項4】
弁座が備えられた弁室を内部に有する弁本体と、
前記弁座に対して進退動する弁体と、
前記弁室に連通するように前記弁本体に接続される第1流路管と、
前記弁室に連通するように前記弁本体に接続される第2流路管と、
前記弁体を駆動する駆動装置と、
を備え、
前記弁本体は、管状部材により構成され、前記第1流路管を接続するための開孔を側壁に有し、
前記開孔に前記第1流路管がろう付けにより固定された
弁装置
を製造する方法であって、
前記弁本体の側壁を打ち抜いて前記開孔を形成する開孔穿設工程と、
前記開孔穿設工程の後に、前記開孔に差し込んだ前記第1流路管を前記開孔にろう付けして固定する第1流路管接続工程と
を含み、
前記開孔穿設工程は、前記弁本体の側壁を弁本体内部側から弁本体外部側へ向けて打ち抜くことにより行う
ことを特徴とする弁装置の製造方法。
【請求項5】
前記弁本体は、円筒状の形状を有し、
前記弁本体の軸線方向の一方を上、前記弁本体の軸線方向の他方を下としたときに、
前記製造方法は、前記第1流路管接続工程の前に、前記弁本体の外周面の前記開孔の上部と下部とに前記側壁の厚さ方向に凹んだ凹部をそれぞれ形成する凹部形成工程をさらに含み、
前記第1流路管接続工程は、前記第1流路管を取り囲み且つ前記凹部に嵌入されるように前記第1流路管に配置されたリング状のろう材を溶融させることにより行う
請求項4に記載の弁装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弁装置およびその製造方法に係り、特に、弁本体と流路管のろう付けによる接続構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電動機(モータ)や電磁ソレノイドなどの駆動装置により弁体を駆動する弁装置が空気調和機や冷凍・冷蔵装置のような冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置で使用されている。
【0003】
このような弁装置は、弁座が備えられた弁室を内部に有する弁本体と、弁座に対して進退動する弁体と、弁室に流体を流出入させる流路管(第1流路管及び第2流路管)とを有し、駆動装置によって弁体を弁座に対して進退動させることで、第1流路管と第2流路管の間に形成された流体の流路を開閉しあるいは流量調整を可能とする。
【0004】
また、上記のような弁装置では、切削部品に比べ量産性や製造コスト面で有利なプレス部品で弁本体を構成することがある。この場合、例えば次のような構造を有する。
【0005】
プレス加工により作製した筒状の部材(管状部材)を弁本体とし、当該管状部材の一端を気密容器で塞いで駆動装置を備える。当該管状部材の他端には弁座を形成し、流路管を接合する。また、当該管状部材の側面(側壁)には、プレスで打ち抜いた孔(この孔を「打抜き開孔」と称する)を開け、これに別の流路管(この流路管を「第1流路管」と称し、前記管状部材の他端に接合した流路管を「第2流路管」と称する)を差し込んでろう付けすることにより接合する。
【0006】
なお、プレス部品で弁本体を構成する弁装置を開示するものとして下記特許文献がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-19983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記のような弁装置では従来、弁本体側面への流路管(第1流路管)の接合部について十分なろう回りが得られず、バックフィレットが形成された良好な接合状態を実現できないことがあった。そこで、発明者らはこの点につき検討し、次のような原因を突き止め、その解決策を見出した。
【0009】
図15から図16は、弁本体13と第1流路管15の接合部(図1のB部分に相当する)を示す図であるが、弁本体の側壁13aに打抜き開孔24を形成するには従来、弁本体13の外側から内側へ(図15及び図16の左側から右側へ)側壁13aを打ち抜き、弁本体13の外側にろう材26を設置した後(図15参照)、炉内でろう材26を溶融させて接合を行っていた(溶融後に凝固したろう材を符号27で示す)。
【0010】
ところが、側壁13aを打ち抜くときに弁本体内側にダレ(開孔の内径側が大きくなるように広がった拡径部)25が形成され(図15及び図16参照)、このダレ25が形成された部分の隙間(流路管15の外周面と打抜き開孔24の内周面との間の隙間)がろう付けに適正なクリアランスより大きくなってしまうことがある。これが、溶融したろう材の広がり(弁本体内側に向けての浸透)が阻害され、良好な接合状態が得られない原因と考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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