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公開番号2024103677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024089276,2020130720
出願日2024-05-31,2020-07-31
発明の名称化粧シートの製造方法
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B41M 3/06 20060101AFI20240725BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷機により印刷した印刷絵柄部と、その後に形成した凹凸模様部とを同調できるばかりでなく、印刷絵柄部を印刷層において、原反シートと接する面とは逆側に向く面に印刷することで、樹脂層及び保護層により、印刷絵柄部を十分に保護できるようにした化粧シートの製造方法並びにそれを用いた化粧シート及び化粧板を提供できる。
【解決手段】原反シート供給工程Aと、印刷層形成工程Cと、樹脂層形成工程Dと、凹凸模様形成工程Eとを連続して実行する化粧シート10の製造方法であって、凹凸模様形成工程Eには、凹凸模様部51に関連付けられた凹凸模様目印500,510を形成する凹凸模様目印形成工程Iを含み、凹凸模様目印形成工程Iの後段には、凹凸模様目印500,510を検出する目印検出工程Jと、目印検出工程Jにおいて検出した凹凸模様目印検出情報に基づいて、印刷情報を補正するフィードバック工程Kと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
原反ロールから原反シートを引き出して移送する原反シート供給工程と、
前記原反シート供給工程により移送される前記原反シートの一方の面に、印刷に関する印刷情報に基づき、印刷機を用いて、印刷絵柄部を有する印刷層を形成する印刷層形成工程と、
前記印刷層形成工程により形成された前記印刷層において、前記原反シートと隣り合う一方の面とは逆側に向く他方の面に、透明の樹脂層を前記印刷層と同じ向きに形成する樹脂層形成工程と、
前記樹脂層形成工程により形成された前記樹脂層において、前記印刷層と隣り合う一方の面とは逆側に向く他方の面に、前記印刷絵柄部と同調させて凹凸模様部を形成する凹凸模様形成工程と、
を連続して実行する化粧シートの製造方法であって、
前記凹凸模様形成工程の後段には、
前記印刷層形成工程により形成された前記印刷絵柄部と、前記凹凸模様形成工程により形成された前記凹凸模様部とを同時に撮像する画像検出工程と、
前記画像検出工程において検出した画像検出情報に基づいて、前記印刷情報を補正するフィードバック工程と、
を含むことを特徴とする化粧シートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば家具・建具用の化粧シートであって、その製造工程において、絵柄部と凹凸模様部とを同調できるようにした化粧シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基材シートの裏面に印刷機を用いて絵柄層を印刷し、エンボス模様のピッチを連続的に測定し、この測定値に対して、インクジェット印刷絵柄層のピッチが等しくなるように調節しながら印刷するようにした「化粧シートおよびその製造方法」が知られている(特許文献1の段落[0025]、[0041]及び[0042]、並びに図5参照)。
また、従来、予め印刷されたシート基材に対し、一対のローラ間のプレス力を制御することで、印刷した絵柄と凹凸模様とを同調できるようにした「化粧シートの製造装置、及び化粧シートの製造方法」が知られている(特許文献2の段落[0021]及び[0031]~[0034]、並びに図2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-55211号公報
特開2016-182750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の「化粧シートおよびその製造方法」(特許文献1)では、特許文献1の図1及び図2に示すように、表面にエンボス絵柄を賦形した化粧シートの裏面側、すなわち合成樹脂基材シートの裏面にインクジェット印刷絵柄層を形成しているので、インクジェット印刷絵柄層の保護が不十分なケースが想定される。
また、従来の「化粧シートの製造装置、及び化粧シートの製造方法」(特許文献2)では、一対のローラ間のプレス力を制御することで、印刷した絵柄と凹凸模様とを同調できるようにしたものであり、同調性は良好であるが、細かな同調が困難なケースが想定される。
【0005】
本発明は、上記のような点に着目したもので、印刷機により印刷した印刷絵柄部と、その後に形成した凹凸模様部とを同調できるばかりでなく、印刷絵柄部を印刷層において、原反シートと接する面とは逆側に向く面に印刷することで、樹脂層及び保護層により、印刷絵柄部を十分に保護できるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る化粧シートの製造方法は、原反ロールから原反シートを引き出して移送する原反シート供給工程と、 前記原反シート供給工程により移送される前記原反シートの一方の面に、印刷に関する印刷情報に基づき、印刷機を用いて、印刷絵柄部を有する印刷層を形成する印刷層形成工程と、前記印刷層形成工程により形成された前記印刷層において、前記原反シートと隣り合う一方の面とは逆側に向く他方の面に、透明の樹脂層を前記印刷層と同じ向きに形成する樹脂層形成工程と、前記樹脂層形成工程により形成された前記樹脂層において、前記印刷層と隣り合う一方の面とは逆側に向く他方の面に、前記印刷絵柄部と同調させて凹凸模様部を形成する凹凸模様形成工程と、を連続して実行する化粧シートの製造方法であって、前記凹凸模様形成工程には、前記原反シートにおいて、前記印刷絵柄部の外側に位置し、前記凹凸模様部に関連付けられた凹凸模様目印を形
成する凹凸模様目印形成工程を含み、前記凹凸模様目印形成工程の後段には、前記凹凸模様目印形成工程により形成された前記凹凸模様目印を検出する目印検出工程と、前記目印検出工程において検出した凹凸模様目印検出情報に基づいて、前記印刷情報を補正するフィードバック工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様に係る化粧シートの製造方法は、前記印刷層形成工程に、前記原反シートにおいて、前記印刷絵柄部の外側に位置し、前記印刷絵柄部に関連付けられた印刷目印を形成する印刷目印形成工程を含み、前記目印検出工程においては、前記凹凸模様目印に加え、前記印刷目印形成工程により形成された前記印刷目印を検出し、前記フィードバック工程においては、前記凹凸模様目印に係る前記凹凸模様目印検出情報に加え、前記印刷目印に係る印刷目印検出情報に基づいて、前記印刷情報を補正することを特徴とする。
【0008】
本発明の一態様に係る化粧シートの製造方法は、前記印刷目印と、前記凹凸模様目印とが、前記原反シートの厚さ方向から見て、予め設定された特定の位置関係になった場合に、前記印刷絵柄部と前記凹凸模様部とが同調するように関係付けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明の一態様に係る化粧シートの製造方法は、前記フィードバック工程において、前記印刷絵柄部の寸法補正情報と、位相補正情報とのいずれか少なくとも一方の補正情報を作成することを特徴とする。
【0010】
本発明の一態様に係る化粧シートの製造方法は、前記印刷絵柄部の前記寸法補正情報が、前記原反シートの移送方向及び幅方向において、隣り合う前記凹凸模様目印の間の距離を算出し、算出した距離を含む凹凸模様距離情報に基づいて作成していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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