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公開番号2024103607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024087036,2021546654
出願日2024-05-29,2020-09-14
発明の名称車両用赤外線センサシステム
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類B60Q 1/24 20060101AFI20240725BHJP(車両一般)
要約【課題】赤外線カメラと赤外線センサに適した光を共通の光源により出射可能な車両用赤外線センサシステムを提供する。
【解決手段】赤外線カメラと、赤外線センサ1034とが搭載された車両に用いられる車両用赤外線センサシステムは、赤外線光源1032と、赤外線光源1032から出射した赤外線を灯具前方へ出射させる投影レンズ1035a(光学部材)と、赤外線光源1032の点灯状態を制御する制御部とを有する。制御部は、赤外線光源1032を、赤外線カメラで撮像するのに適した撮像モード(第一モード)と、赤外線センサ1034でセンシングするのに適したセンシングモード(第二モード)とで駆動可能である。制御部は、赤外線センサ1034の出力に応じて、撮像モードによる駆動時に、赤外線の照射強度が他の領域よりも低い減光領域を設定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
赤外線カメラと、赤外線センサとが搭載された車両に用いられる車両用赤外線センサシステムであって、
赤外線光源と、
前記赤外線光源から出射した赤外線を灯具前方へ出射させる光学部材と、
前記赤外線光源の点灯状態を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記赤外線光源を、前記赤外線カメラで撮像するのに適した第一モードと、前記赤外線センサでセンシングするのに適した第二モードとで駆動可能であり、
前記制御部は、前記赤外線センサの出力に応じて、前記第一モードによる駆動時に、赤外線の照射強度が他の領域よりも低い減光領域を設定する、車両用赤外線センサシステム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第一モードおよび前記第二モードの切り替えが、前記赤外線カメラの露光タイミングに連動している、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項3】
各々の前記赤外線光源は、各々異なる方向へ光を出射し、全ての前記赤外線光源で灯具前方の所定の範囲を照射するように構成されており、
前記制御部が、特定の前記赤外線光源の点灯状態を制御することで灯具前方の特定の領域の照度を制御可能とされている、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項4】
前記赤外線センサに、灯具前方から入射する前記赤外線光源から出射された赤外線の反射光を集光させる集光レンズを有し、
前記光学部材は投影レンズであり、
前記赤外線光源は、前記投影レンズの焦点近傍に配置され、
前記赤外線センサは、前記集光レンズの焦点近傍に配置され、
前記投影レンズと前記集光レンズが一体である、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項5】
前記赤外線光源から出射された光が直接前記赤外線センサに入射することを防止する遮光壁を有する、請求項4に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項6】
前記赤外線光源はPWM制御され、
前記第一モードで通電される電流のデューティは、前記第二モードで通電される電流のデューティよりも大きい、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項7】
前記赤外線光源はPWM制御され、
前記第一モードで通電される瞬間電流値は、前記第二モードで通電される瞬間電流値よりも小さい、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項8】
前記第一モードおよび前記第二モードは、前記赤外線光源に入力する通電パルスの通電時間、非通電時間および投入電流の少なくとも一つが異なり、
前記制御部は、前記赤外線センサの出力に応じて前記通電パルスの前記通電時間、前記非通電時間および前記投入電流の少なくとも一つを変えることにより、前記第一モードによる駆動時に、赤外線の照射強度が他の領域よりも低い減光領域を設定する、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項9】
前記制御部は、前記赤外線光源にパルス電流を入力することで制御しており、
前記第二モードにおいては、各々の前記赤外線光源に入力するパルス電流の通電タイミングが互いに重ならない、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。
【請求項10】
前記制御部は前記第一モードにおいて、各々の前記赤外線光源を一斉に点灯させて前記赤外線カメラの画角内のすべての領域に赤外線を照射し、
前記制御部は前記第二モードにおいて、任意の瞬間に一つの前記赤外線光源のみを点灯させ、点灯させる前記赤外線光源を順次変えることで、任意の方向からの赤外線の反射光の有無を前記赤外線センサで検出することにより、灯具前方の物体の有無および位置を検出するように構成されている、請求項1に記載の車両用赤外線センサシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両に用いられる車両用赤外線センサシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1などにより暗視装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開2014-127924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ある車両が赤外線により得られる画像を鮮明にしようとして赤外線を照射したりあるいは照射する赤外線の強度を高めることが行われる。ところが対向車や前走車などの他車両が自車両の前方に位置している場合、この他車両に赤外線を照射してしまうと強い強度で反射されてしまい、自車両の赤外線カメラの画像にハレーションが生じてしまう。このようにハレーションが生じてしまう場合には、赤外線カメラの感度を減じることにより、ハレーションの生じない画像を得ることができる。しかしながら、この場合に得られた赤外線カメラからの画像には、歩行者など反射強度の低い物体が撮影されていないことがある。
本発明は、赤外線カメラの画像にハレーションが生じることを抑制しつつ赤外線の反射強度の低い物体も検出可能な車両用赤外線灯具システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面に係る車両用赤外線灯具システムは、
赤外線カメラが搭載された車両に搭載される車両用赤外線灯具システムであって、
赤外線を出射する赤外線光源と、
前記赤外線光源から出射される赤外線を灯具前方へ出射させる光学部材と、
対向車または先行車他車両の位置情報を取得する他車両位置取得部と、
前記他車両位置取得部が取得した前記対向車または前記先行車の位置情報に基づき、前記対向車または前記先行車の少なくとも一部に赤外線の照射強度が他の領域の照射強度より低い減光領域が形成されるように、前記赤外線光源の点灯状態を制御する制御部と、備える。
【0006】
本発明によれば、赤外線カメラの画像にハレーションが生じることを抑制しつつ赤外線の反射強度の低い物体も検出可能な車両用赤外線灯具システムを提供することができる。
【0007】
本発明の一側面に係る車両用赤外線センサシステムは、
赤外線カメラと、赤外線センサとが搭載された車両に用いられる車両用赤外線センサシステムであって、
赤外線光源と、
前記赤外線光源から出射した赤外線を灯具前方へ出射させる光学部材と、
前記赤外線光源の点灯状態を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記赤外線光源を、前記赤外線カメラで撮像するのに適した第一モードと、前記赤外線センサでセンシングするのに適した第二モードとで駆動可能であり、
前記制御部は、前記赤外線センサの出力に応じて、前記第一モードによる駆動時に、赤外線の照射強度が他の領域よりも低い減光領域を設定する。
【0008】
本発明によれば、赤外線カメラと赤外線センサに適した光を共通の光源により出射可能な車両用赤外線センサシステムを提供することができる。
【0009】
本発明の一側面に係る車両用赤外線センサ内蔵灯具は、
可視光を出射する可視光光源を有する可視光ユニットと、
可視光を前方へ出射させる投影レンズと、
反射型の赤外線カットフィルタと、
赤外線を検出する赤外線センサと、を有し、
前記赤外線カットフィルタが、前記可視光光源と前記投影レンズの間に配置され、
前記赤外線センサが、前記赤外線カットフィルタで折り返される前記投影レンズの仮想焦点付近に配置され、
前記可視光光源から出射された可視光は前記赤外線カットフィルタを透過して前記投影レンズに入射し、灯具前方から前記投影レンズを介して前記赤外線カットフィルタへ入射した赤外線は前記赤外線センサへ向けて反射されるように構成されている。
【0010】
本発明によれば、車両の大型化・重量化を招きにくい、赤外線センサを有する車両用赤外線センサ内蔵灯具を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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