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公開番号2024103602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024086927,2020014629
出願日2024-05-29,2020-01-31
発明の名称記録装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 29/58 20060101AFI20240725BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】記録媒体を反転させる為の経路を長くすると、記録媒体を下向きの搬送方向から上向きの搬送方向となる様に反転させる経路部分が鉛直下方向に移動し、装置の高さ方向寸法が増大する。
【解決手段】記録前の媒体を収容する少なくとも一つの媒体収容部と、鉛直方向において前記媒体収容部より上に位置し、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と対向する位置を通った媒体を、鉛直下方の成分を含む搬送方向に搬送し、下方に凸となる反転用湾曲経路を経由して鉛直上方の成分を含む搬送方向に反転させる反転経路と、を備え、前記媒体収容部を一つ備える場合は当該媒体収容部の少なくとも一部、或いは前記媒体収容部が複数設けられた場合は鉛直方向において最も上の媒体収容部の少なくとも一部と、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部とが、水平方向から見て重なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
記録前の媒体を収容する少なくとも一つの媒体収容部と、
鉛直方向において前記媒体収容部より上に位置し、媒体に記録を行う記録部と、
前記記録部と対向する位置を通った媒体を、鉛直下方の成分を含む搬送方向に搬送し、下方に凸となる反転用湾曲経路を経由して鉛直上方の成分を含む搬送方向に反転させる反転経路と、を備え、
前記媒体収容部を一つ備える場合は当該媒体収容部の少なくとも一部、或いは前記媒体収容部が鉛直方向に沿って複数設けられた場合は最も上の媒体収容部の少なくとも一部と、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部とが、水平方向から見て重なる、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の記録装置において、前記媒体収容部を鉛直方向に沿って複数備え、
前記媒体収容部からの媒体送り出し方向において、複数の前記媒体収容部のうち最も上の第1媒体収容部のサイズが、その下の第2媒体収容部のサイズより小さく、
前記第1媒体収容部と前記第2媒体収容部のサイズの相違によって形成されるスペースに、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部が入り込んでいる、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項2に記載の記録装置において、鉛直方向における前記第1媒体収容部のサイズが、前記第2媒体収容部のサイズより大きい、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録部と対向する位置を通る搬送経路が、水平方向及び鉛直方向に対して角度を成し、上向きに媒体を搬送する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体収容部から送り出された媒体を、上方に凸となる供給用湾曲経路を経由して前記媒体収容部からの媒体送り出し方向とは反対方向の成分を含む搬送方向に反転させる供給経路を備え、
前記供給経路が前記反転経路に合流するとともに、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部と前記供給用湾曲経路の少なくとも一部とが、水平方向から見て重なる、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項5に記載の記録装置において、前記反転用湾曲経路の曲率が、前記供給用湾曲経路の曲率より小さい、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項6に記載の記録装置において、前記反転経路において前記反転用湾曲経路の上流であって媒体を鉛直下方の成分を含む搬送方向に搬送する下向き搬送経路が、装置外面から装置中心部に向かう方向に傾斜しており、
鉛直方向において前記供給用湾曲経路の上方に、装置側面から装置外部に突出する供給トレイを介して媒体を装置内部に送り入れる供給ローラーを備え、
前記下向き搬送経路の少なくとも一部と前記供給ローラーの少なくとも一部とが、鉛直方向から見て重なる、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項7に記載の記録装置において、前記供給トレイを介して装置内部に送り込まれる媒体は、前記反転経路に入る、
ことを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置において、記録用紙に代表される記録媒体の両面に記録を行う為に、記録媒体を反転させる経路を備えるものがある。
特許文献1記載のインクジェット記録装置では、記録媒体を収容するための第1カセットと第2カセットとを備え、いずれかのカセットから送り出された記録媒体が各カセットの上方に位置する記録ヘッドと対向する位置へ送られ、第1面への記録が行われる。第1面に記録が行われた記録媒体は、鉛直上方に搬送された後に鉛直下方に搬送され、つまりスイッチバック搬送されて、反転する為の反転経路に送られる。反転経路において下向きの搬送方向から上向きの搬送方向となる様に反転された記録媒体は、再び記録ヘッドへと対向する位置に送られ、第2面への記録が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-14253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記録媒体を反転させる為の反転経路の経路長は、長いほど、長尺の記録媒体に対応でき、また乾燥時間を確保することができる等のメリットがある。しかしながら特許文献1記載の経路レイアウトにおいて記録媒体を反転させる為の反転経路を長くする為には、反転経路よりも鉛直上方に配置された構造物を鉛直上方に移動させる、或いは、記録媒体を下向きの搬送方向から上向きの搬送方向となる様に反転させる湾曲経路部分よりも鉛直下方に配置された構造物を鉛直下方に移動させる必要があり、装置の高さ方向寸法が増大する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する為の、本発明の記録装置は、記録前の媒体を収容する少なくとも一つの媒体収容部と、鉛直方向において前記媒体収容部より上に位置し、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と対向する位置を通った媒体を、鉛直下方の成分を含む搬送方向に搬送し、下方に凸となる反転用湾曲経路を経由して鉛直上方の成分を含む搬送方向に反転させる反転経路と、を備え、前記媒体収容部を一つ備える場合は当該媒体収容部の少なくとも一部、或いは前記媒体収容部が複数設けられた場合は鉛直方向において最も上の媒体収容部の少なくとも一部と、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部とが、水平方向から見て重なることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
インクジェットプリンターの媒体搬送経路を示す図。
図1の部分拡大図。
他の実施形態に係るインクジェットプリンターの媒体搬送経路の一部を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、記録前の媒体を収容する少なくとも一つの媒体収容部と、鉛直方向において前記媒体収容部より上に位置し、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と対向する位置を通った媒体を、鉛直下方の成分を含む搬送方向に搬送し、下方に凸となる反転用湾曲経路を経由して鉛直上方の成分を含む搬送方向に反転させる反転経路と、を備え、前記媒体収容部を一つ備える場合は当該媒体収容部の少なくとも一部、或いは前記媒体収容部が複数設けられた場合は鉛直方向において最も上の媒体収容部の少なくとも一部と、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部とが、水平方向から見て重なることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、前記媒体収容部を一つ備える場合は当該媒体収容部の少なくとも一部、或いは前記媒体収容部が複数設けられた場合は鉛直方向において最も上の媒体収容部の少なくとも一部と、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部とが、水平方向から見て重なる構成であるので、前記反転経路の経路長を確保する為に前記反転用湾曲経路をより下方向に配置した場合でも、装置の高さ方向寸法の抑制できる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、前記媒体収容部を鉛直方向に沿って複数備え、前記媒体収容部からの媒体送り出し方向において、複数の前記媒体収容部のうち最も上の第1媒体収容部のサイズが、その下の第2媒体収容部のサイズより小さく、前記第1媒体収容部と前記第2媒体収容部のサイズの相違によって形成されるスペースに、前記反転用湾曲経路の少なくとも一部が入り込んでいることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1媒体収容部と前記第2媒体収容部のサイズの相違によって、前記第1媒体収容部に隣接するスペースが形成され、そしてこのスペースを利用して前記反転用湾曲経路の少なくとも一部を配置することで、前記スペースを有効利用して装置の高さ方向寸法を抑制できる。
【0010】
第3の態様は、第2の態様において、鉛直方向における前記第1媒体収容部のサイズが、前記第2媒体収容部のサイズより大きいことを特徴とする。
本態様によれば、前記第1媒体収容部に隣接するスペースの、鉛直方向のサイズをより大きくできるので、前記反転用湾曲経路をより下方向に配置することができ、ひいては前記反転経路の経路長をより一層確保できる。
(【0011】以降は省略されています)

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