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公開番号2024103287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007543
出願日2023-01-20
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60R 16/037 20060101AFI20240725BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者の感情を安全運転に適した感情にさせることができる制御装置を提供すること。
【解決手段】車両を制御する制御部を備えた制御装置であって、制御部は、車両が走行中に当該車両の運転者の感情を推定し、車両の周辺状況に応じて運転者の目標感情を設定し、推定された運転者の感情と目標感情とに基づいて、運転者の感情を目標感情に変化させることができる車室環境を予測し、予測された車室環境となるように車両の車載装置を制御する車室環境制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両を制御する制御部を備えた制御装置であって、
前記制御部は、
前記車両が走行中に当該車両の運転者の感情を推定し、
前記車両の周辺状況に応じて前記運転者の目標感情を設定し、
推定された前記運転者の感情と前記目標感情とに基づいて、前記運転者の感情を前記目標感情に変化させることができる車室環境を予測し、
予測された前記車室環境となるように前記車両の車載装置を制御する車室環境制御を実行する
ことを特徴とする制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、車両の乗員の感情変化に基づいて、提供する音楽サービスを決定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－６３４８６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の構成について、例えば機械学習によって作成された学習済みモデルを用いて、提供する音楽サービスを決定させることが考えられる。しかしながら、特許文献１に記載の構成では、車両の運転者の感情が安全運転に適さない感情になることを抑制することができない。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、運転者の感情を安全運転に適した感情にさせることができる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、車両を制御する制御部を備えた制御装置であって、前記制御部は、前記車両が走行中に当該車両の運転者の感情を推定し、前記車両の周辺状況に応じて前記運転者の目標感情を設定し、推定された前記運転者の感情と前記目標感情とに基づいて、前記運転者の感情を前記目標感情に変化させることができる車室環境を予測し、予測された前記車室環境となるように前記車両の車載装置を制御する車室環境制御を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明では、車両の周辺状況に応じた目標感情へと運転者の感情を変化させるような車室環境に制御することができる。これにより、運転者の感情を常に安定化させることができ、より安全な運転を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態における車両を説明するためのブロック図である。
制御フローを模式的に示す図である。
車室環境制御を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態における制御装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【００１０】
図１は、実施形態における車両を説明するためのブロック図である。図２は、制御フローを模式的に示す図である。車両１は、走行時に車両１の運転者２の感情を推定して、車両１の車室環境を所望の環境に変化させる。車両１の運転者２は走行時における感情の推定対象（監視対象）である。車両１の周辺状況に応じて目標感情が設定される。そして、推定された運転者２の感情と、目標感情と、車室環境予測モデルとを用いて、安全運転に適した感情を実現することができる車室環境が予測される。車室環境の予測には、機械学習により生成された予測モデルが用いられる。車両１は、予測された車室環境を実現するように車室環境制御を実行する。運転者２の感情が安全運転に適さない感情にあると推定された場合には、車両１の車室環境を変化させることにより、運転者２の感情を安全運転に適した感情に変化させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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