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公開番号2024103049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007178
出願日2023-01-20
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/477 20210101AFI20240725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電解液の分布の偏りを低減すること。
【解決手段】蓄電セルは、セルケース、電極体、電解液、および絶縁層を含む。セルケースは、電極体および電解液を収納している。セルケースは、内天面、内周面および内底面を含む。内天面は、内底面と対向している。内周面は、内天面と内底面とを接続している。絶縁層は、内周面の少なくとも一部を被覆している。絶縁層の表面に複数の溝が形成されている。複数の溝の各々は、内底面から内天面に向かう方向に延びている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
セルケース、電極体、電解液、および絶縁層を含み、
前記セルケースは、前記電極体および前記電解液を収納しており、
前記セルケースは、内天面、内周面および内底面を含み、
前記内天面は、前記内底面と対向しており、
前記内周面は、前記内天面と前記内底面とを接続しており、
前記絶縁層は、前記内周面の少なくとも一部を被覆しており、
前記絶縁層の表面に複数の溝が形成されており、かつ
前記複数の溝の各々は、前記内底面から前記内天面に向かう方向に延びている、
蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-142962号公報(特許文献1)は、電池ケースの内壁面に形成された絶縁塗装膜を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-142962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
セルケースは、電極体および電解液を収納している。セルケースの内面に、絶縁層を形成することが提案されている。絶縁層は、電極体とセルケースとを絶縁し得る。さらに、絶縁層が電極体を支持することにより、セルケース内における電極体の位置が安定することも期待される。ただし、セルケース内における電解液の分布の偏りに改善の余地がある。ゆえに本開示は、電解液の分布の偏りを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
蓄電セルは、セルケース、電極体、電解液、および絶縁層を含む。セルケースは、電極体および電解液を収納している。セルケースは、内天面、内周面および内底面を含む。内天面は、内底面と対向している。内周面は、内天面と内底面とを接続している。絶縁層は、内周面の少なくとも一部を被覆している。絶縁層の表面に複数の溝が形成されている。複数の溝の各々は、内底面から内天面に向かう方向に延びている。
【0006】
電解液は、電極体に含浸される。重力の作用により、電解液は、しだいにセルケースの底側へと移動し得る。その結果、電解液の分布に偏りが生じると考えられる。
【0007】
本開示における絶縁層は、表面に複数の溝を有する。複数の溝の各々は、内底面から内天面に向かう方向に延びている。内底面から内天面に向かう方向は、鉛直上向きに沿う方向である。毛細管現象により、溝が電解液を鉛直上向きに吸い上げることが期待される。その結果、セルケース内における電解液の分布の偏りが低減することが期待される。
【0008】
以下、本開示の実施形態(以下「本実施形態」と略記され得る。)が説明される。ただし、本実施形態は、本開示の技術的範囲を限定しない。本実施形態は、全ての点で例示である。本実施形態は、非制限的である。本開示の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内における全ての変更を包含する。例えば、本実施形態から、任意の構成が抽出され、それらが任意に組み合わされることも当初から予定されている。
【0009】
本実施形態において、幾何学的な用語(例えば「平行」、「垂直」、「直交」等)は、厳密な意味に解されるべきではない。例えば「平行」は、厳密な意味での「平行」から多少ずれていてもよい。幾何学的な用語は、例えば、設計上、作業上、製造上等の公差、誤差等を含み得る。各図中の寸法関係は、実際の寸法関係と一致しない場合がある。読者の理解を助けるために、各図中の寸法関係(長さ、幅、厚さ等)が変更されている場合がある。さらに一部の構成が省略されている場合もある。各図中、機能的に同一またはそれに相当する部材には、同一符号が付され得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態における蓄電セルの概略斜視図である。
図2は、本実施形態における蓄電セルの分解斜視図である。
図3は、本実施形態における蓄電セルの概略断面図である。
図4は、本実施形態における絶縁層を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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