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公開番号
2024102799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-31
出願番号
2023181537
出願日
2023-10-23
発明の名称
GsHSP遺伝子、並びに大豆の耐塩性向上及び豆苗中のイソフラボン含有量向上におけるその使用
出願人
青島農業大学
,
個人
代理人
個人
主分類
A01H
6/54 20180101AFI20240724BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】大豆根系の耐塩能力を向上させることができ、塩類・アルカリ条件での大豆根系の成長及び豆苗の産量を促進する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、特定の配列を有するGsHSP遺伝子、並びに大豆の耐塩性向上及び豆苗中のイソフラボン含有量向上におけるその使用を提供する。本願はまた、このGsHSP遺伝子を含有する組換えベクター、トランスジェニック細胞、又は組換え菌とその使用を開示する。前記GsHSPは、大豆根系の耐塩能力を向上させることができ、その過剰発現により、塩類・アルカリ条件での大豆根系の成長及び豆苗の産量を促進することができ、しかも、塩ストレス下で豆苗中のイソフラボン含有量を向上させることができ、高品質の耐塩性GsHSP組換え大豆植物の育成に適用でき、市場の将来性が期待できる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
塩類・アルカリ条件での豆苗にイソフラボン及びグリシチンの含有量向上における、GsHSP遺伝子を含有する組換えベクター、又はその組換え菌の使用であって、
前記GsHSP遺伝子は、SEQ ID NO.1で示される配列を有する、ことを特徴とする使用。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
豆苗にゲニスチンとグリシテインの含有量向上における、GsHSP遺伝子ノックアウトベクター、又はその組換え菌の使用であって、
前記GsHSP遺伝子は、SEQ ID NO.1で示される配列を有する、ことを特徴とする使用。
【請求項3】
大豆の耐塩性向上における、GsHSP遺伝子過剰発現ベクター、又はその組換え菌の使用であって、
前記GsHSP遺伝子は、SEQ ID NO.1で示される配列を有する、ことを特徴とする使用。
【請求項4】
塩類・アルカリ条件での豆苗の産量向上における、GsHSP遺伝子過剰発現ベクター、又はその組換え菌の使用であって、
前記GsHSP遺伝子は、SEQ ID NO.1で示される配列を有する、ことを特徴とする使用。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大豆の機能遺伝子の技術分野に関し、特にGsHSP遺伝子、並びに大豆の耐塩性向上及び豆苗中のイソフラボン含有量向上におけるその使用に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
大豆は、中国の重要な農業作物であり、良質な植物性タンパク質、不飽和脂肪酸、カルシウム、ビタミンB群やイソフラボンなどの物質を豊富に含み、国民の栄養の中で重要な役割を果たしている。近年、人民の生活水準の向上と物質に対する要求の高まりに伴い、中国の大豆の産量は、日々増大する市場の需要を満たすことができなくなった。消費される大豆は輸入に大きく依存しており、人々の生活に密接な関係にある肉、卵、乳や食用油の価格は輸入大豆の価格変動の影響を極めて大きく受けており、これは中国人民の切実な利益と国家の食糧安全に深刻な影響を与えている。そのため、中国の大豆の産量と品質を高めることは現在早急に解決すべき重要な民生問題である。
【0003】
塩ストレスなどの逆境要素は大豆の産量と品質に影響を与える主要な要素であり、大豆の生産に大きな損失をもたらしているため、大豆の品質とストレス耐性を高めることが問題を解決する鍵である。伝統的な育種方法を採用して大豆の不良性状を改良することは、大豆の遺伝子資源が不足しているため制限されている。化学薬品の使用もその乱用や過剰使用による植物の耐性問題や環境保護の問題によって制限されている。
【0004】
大豆は重要な農作物であり、豊富な栄養分を含んでいる。大豆は良質なタンパク質、不飽和脂肪酸、カルシウム、イソフラボンや各種のビタミンなどを十分に含んでおり、中国の住民の食事の中で重要なものであり、しかも、良質な植物性タンパク質の重要な来源である。
【0005】
大豆イソフラボンは、薄い黄色の粉末物質であり、そのにおいはやや苦く、やや渋みを伴う。イソフラボンは、ヒトのエストロゲンと構造的にも生物学的にも類似した化合物である。大豆とその製品が人体に入った後、これらに含まれる大豆イソフラボンが主に腸内で代謝、吸収されて、エクオールなどの物質に転化され、毛細血管を通って人体の血液循環系に入る。大豆イソフラボンは天然活性物質であるフィトエストロゲンとして認められており、ホルモン補充療法(HRT:hormonereplacementtherapy)の天然代替品又はHRTサプリメントとして広く受け入れられている。
【0006】
大豆イソフラボンは、生理活性物質として、人体の生命活動の中で重要な生理機能を発揮し、女性の老化軽減、更年期症状改善、心血管保護、腫瘍抵抗、骨粗鬆症予防、神経系保護、血糖値降下、肝臓保護、免疫系調節などにおいて重要な役割を果たす。イソフラボンは、さまざまな栄養及び保健生理効能のため、ますます人々に認識されている。その中、ダイジンは、大豆イソフラボンの重要な構成成分として、心血管疾患の予防と治療、抗腫瘍などに薬理効果がある。グリシチンは、大豆イソフラボンのもう一つの重要な構成成分として、抗アレルギーや抗血栓に重要な作用を発揮する。
【0007】
大豆の耐塩性向上は、大豆の栽培面積の拡大、大豆関連製品の産量向上に有利であり、また、どのように豆苗などの大豆類食品中のイソフラボン(例えばグリシチン、ダイジン)の含有量を向上させ、大豆類食品の栄養や保健機能を向上させるかは、現在研究者が重点に注目している課題である。したがって、従来技術はさらに改善する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の課題に対して、本発明は、GsHSP遺伝子、並びに大豆の耐塩性向上及び豆苗中のダイジンとグリシチンの含有量向上におけるその使用を提供し、GsHSPが大豆根系の耐塩性を向上できること、その過剰発現が大豆(豆苗)根系の成長を促進できること、GsHSP過剰発現が塩ストレス下で豆苗中のダイジンとグリシチンの含有量をさらに向上できること、耐塩性GsHSP組換え大豆植物の栽培に適用でき、その栽培面積、産量及び品質を向上できることを初めて見出した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本願による技術案は以下のとおりである。
【0010】
第1態様では、本発明は、SEQ ID NO.1で示される配列を有するGsHSP遺伝子を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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