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公開番号2024102669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006714
出願日2023-01-19
発明の名称認証装置、認証システム、それらの制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 21/62 20130101AFI20240724BHJP(計算;計数)
要約【課題】本発明は、秘密情報を複数の装置で分割して保有する場合において何れかの装置から情報が漏洩した場合であっても、他の認証装置に対する解析を困難にし、セキュリティを向上させる仕組みを提供する。
【解決手段】本認証システムは、第1認証装置と、第2認証装置と、被認証装置とを含んで構成される。前記第1認証装置及び前記第2認証装置はそれぞれ、認証の実行可否を決定し、分割された認証データを保持する。第1認証装置は、さらに、第1認証装置の実行可否の結果と、第2認証装置の実行可否の結果とから認証を実行するか否かを判断する。さらに、第1認証装置は、認証を実行すると判断されると、第1認証装置及び前記第2認証装置のから分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、被認証装置の認証を実行する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1認証装置と、第2認証装置と、被認証装置とを含む認証システムであって、
前記第1認証装置及び前記第2認証装置は、
認証の実行可否を決定する決定手段と、
分割された認証データを保持する保持手段と
を備え、
前記第1認証装置は、さらに、
前記第1認証装置の決定手段の結果と、前記第2認証装置の決定手段の結果とから認証を実行するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって認証を実行すると判断されると、前記第1認証装置の保持手段及び前記第2認証装置の保持手段から分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、前記被認証装置の認証を実行する実行手段と
を備えることを特徴とする認証システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記判断手段は、
前記第1認証装置の決定手段の結果が許可を示し、且つ前記第2認証装置の決定手段の結果が許可を示す場合に、前記被認証装置の認証を実行すると判断することを特徴とする請求項1に記載の認証システム。
【請求項3】
前記判断手段は、
前記第1認証装置の決定手段の結果、及び、前記第2認証装置の決定手段の結果の少なくとも1つが不可を示す場合に、前記被認証装置の認証を実行しないと判断することを特徴とする請求項2に記載の認証システム。
【請求項4】
前記判断手段は、
前記第1認証装置の決定手段の結果、及び、前記第2認証装置の決定手段の結果の少なくとも1つが不可を示す場合に、事前に指定された認証データを用いて前記被認証装置の認証を実行すると判断し、
前記実行手段は、
前記判断手段によって前記事前に指定された認証データを用いて前記被認証装置の認証を実行すると判断されると、該事前に指定された認証データを用いて前記被認証装置の認証を実行することを特徴とする請求項2に記載の認証システム。
【請求項5】
前記第2認証装置は、
前記被認証装置の認証を前記第1認証装置に指示する開始手段をさらに備え、
前記第1認証装置の前記判断手段は、前記開始手段による指示を受信すると、認証を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の認証システム。
【請求項6】
前記被認証装置は画像形成装置の交換部品であり、
前記第1認証装置は前記画像形成装置の用紙への画像形成を制御するエンジン制御部であり、
前記第2認証装置は前記画像形成装置の画像データを生成してプリントを指示するコントローラであり、
前記コントローラは、前記画像形成装置に交換部品が接続されると、前記開始手段によって前記交換部品の認証を指示することを特徴とする請求項5に記載の認証システム。
【請求項7】
前記交換部品は、トナーカートリッジ又はインクカートリッジであることを特徴とする請求項6に記載の認証システム。
【請求項8】
他の認証装置と協働して被認証装置の認証を行う認証装置であって、
認証の実行可否を決定する決定手段と、
分割された認証データを保持する保持手段と
前記他の認証装置による認証の実行可否の結果と、前記決定手段の結果とから認証を実行するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって認証を実行すると判断されると、前記他の認証装置が保持する分割された認証データと、前記保持手段に保持されている分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、前記被認証装置の認証を実行する実行手段と
を備えることを特徴とする認証装置。
【請求項9】
分割された認証データを保持する保持手段を備える第1認証装置及び第2認証装置と、被認証装置とを含む認証システムの制御方法であって、
前記第2認証装置が、
前記被認証装置の認証の実行可否を決定する決定工程と、
前記第1認証装置が、
前記被認証装置の認証の実行可否を決定する決定工程と、
前記第1認証装置の決定工程による結果と、前記第2認証装置の決定工程による結果とから認証を実行するか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で認証を実行すると判断されると、前記第1認証装置の保持手段及び前記第2認証装置の保持手段から分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、前記被認証装置の認証を実行する実行工程と
を含むことを特徴とする認証システムの制御方法。
【請求項10】
分割された認証データを保持する保持手段を備え、他の認証装置と協働して被認証装置の認証を行う認証装置の制御方法であって、
認証の実行可否を決定する決定工程と、
前記他の認証装置による認証の実行可否の結果と、前記決定工程の結果とから認証を実行するか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程において認証を実行すると判断されると、前記他の認証装置が保持する分割された認証データと、前記保持手段に保持されている分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、前記被認証装置の認証を実行する実行工程と
を含むことを特徴とする認証装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、認証装置、認証システム、それらの制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置に着脱される消耗品には、その消耗品に関するデータが記憶されたICチップが搭載されている。ICチップには被認証データが記憶されており、認証装置である画像形成装置はICチップの認証を行い、データの真正性を確認した後、ICチップのデータを読出して制御に利用する。
【0003】
認証装置から認証データが第三者によって取得された場合、ICチップの被認証データを複製することが可能となるため、セキュリティの向上を目的として認証データを複数の装置で分割して保有することが提案されている。特許文献1では、秘密情報を分割して保有しており、復元した秘密情報を一定期間後に削除することで秘密情報の漏洩を困難にする技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-355268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。上記従来技術では、秘密情報を複数装置で分割して保有する場合において、認証の開始トリガを担う装置から秘密情報を第三者によって取得された場合、取得された秘密情報を用いてその他装置に認証開始を通知される虞がある。その結果、その他の認証装置から秘密情報を取得することが可能となってしまう。
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一つに鑑みて成されたものであり、秘密情報を複数の装置で分割して保有する場合において何れかの装置から情報が漏洩した場合であっても、他の認証装置に対する解析を困難にし、セキュリティを向上させる仕組みを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、例えば、第1認証装置と、第2認証装置と、被認証装置とを含む認証システムであって、前記第1認証装置及び前記第2認証装置は、認証の実行可否を決定する決定手段と、分割された認証データを保持する保持手段とを備え、前記第1認証装置は、さらに、前記第1認証装置の決定手段の結果と、前記第2認証装置の決定手段の結果とから認証を実行するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって認証を実行すると判断されると、前記第1認証装置の保持手段及び前記第2認証装置の保持手段から分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、前記被認証装置の認証を実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、例えば、他の認証装置と協働して被認証装置の認証を行う認証装置であって、認証の実行可否を決定する決定手段と、分割された認証データを保持する保持手段と前記他の認証装置による認証の実行可否の結果と、前記決定手段の結果とから認証を実行するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって認証を実行すると判断されると、前記他の認証装置が保持する分割された認証データと、前記保持手段に保持されている分割された認証データをそれぞれ取得して認証データを生成し、前記被認証装置の認証を実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、秘密情報を複数の装置で分割して保有する場合において何れかの装置から情報が漏洩した場合であっても、他の認証装置に対する解析を困難にし、セキュリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る被認証装置と認証装置の構成例を示す図。
一実施形態に係る被認証IC、認証ICの構成例を示す図。
一実施形態に係る被認証装置と認証装置の制御ブロック図。
一実施形態に係る認証実施判断の判断結果を示す図。
一実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図。
一実施形態に係る認証フローのシーケンス図。
一実施形態に係る認証実施判断の判断結果を示す図。
一実施形態に係る認証フローのシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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