TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024102485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006390
出願日2023-01-19
発明の名称車両搬送装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60P 3/077 20060101AFI20240724BHJP(車両一般)
要約【課題】作業効率を高めることができる車両搬送装置を提供する。
【解決手段】車両搬送装置10において、台車20は、搬送対象の車両の下に入り込み可能である。第1アーム部28は、台車20に設けられた、車両の前輪と後輪のうち一方の車輪を支持可能な1対のアームを有する。第2アーム部32は、台車20に設けられた、車両の前輪と後輪のうち他方の車輪を支持可能な1対のアームを有する。取得部は、車両のサイズ情報を取得する。距離調整装置46は、車両搬送装置10が車両の位置に向けて移動している間に、取得された車両のサイズ情報に応じて第1アーム部28と第2アーム部32との距離を調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両搬送装置であって、
搬送対象の車両の下に入り込み可能な台車と、
前記台車に設けられた、前記車両の前輪と後輪のうち一方の車輪を支持可能な1対のアームを有する第1アーム部と、
前記台車に設けられた、前記車両の前輪と後輪のうち他方の車輪を支持可能な1対のアームを有する第2アーム部と、
前記車両のサイズ情報を取得する取得部と、
前記車両搬送装置が前記車両の位置に向けて移動している間に、取得された当該車両のサイズ情報に応じて前記第1アーム部と前記第2アーム部との距離を調整する距離調整装置と、
を備えることを特徴とする車両搬送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記台車の高さを調整する高さ調整装置をさらに備え、
前記高さ調整装置は、前記車両搬送装置が前記車両の位置に向けて移動している間に、当該車両の下に入り込み可能な位置まで前記台車を下げる、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両搬送装置。
【請求項3】
前記高さ調整装置は、前記車両搬送装置が前記車両の前方または後方に到着するまでの予測時間が、前記台車を下げる動作に必要な時間になったとき、前記台車を下げる動作を開始する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両搬送装置。
【請求項4】
前記距離調整装置は、前記第1アーム部と前記第2アーム部との距離を、前記車両のホイールベースに微調整用の所定の長さを加えた距離に調整する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両搬送装置。
【請求項5】
前記第1アーム部は、前記台車の左右方向に沿って延びた第1アームと、第2アームと、を有し、
前記第2アーム部は、第3アームと、第4アームと、を有し、
前記第2アーム、前記第3アーム、および前記第4アームは、それぞれ、前記台車の前後方向に沿って延びた第1位置と、左右方向に沿って延びた第2位置との間で回転可能に構成され、
前記第1アーム、前記第2アーム、前記第3アーム、および前記第4アームは、この順に前後方向に沿って配置され、
前記車両搬送装置が前記車両の前方または後方に到着すると、前記第2アーム、前記第3アーム、および前記第4アームが第1位置にある状態で前記台車が前記第4アーム側から当該車両の下に入り込み、
前記第3アームが前記車両の前輪と後輪の間に入り込むと、当該第3アームが第2位置に回転し、当該第3アームが前記他方の車輪に当たるまで前記台車が移動し、
前記台車が停止すると、前記第4アームが第2位置に回転することで、前記第3アームと前記第4アームとが前記他方の車輪を挟み、
前記第3アームと前記第4アームとが前記他方の車輪を挟むと、前記距離調整装置は、前記第1アームが前記一方の車輪に当たるまで前記第1アーム部を前記第2アーム側に移動し、
前記第1アーム部が停止すると、前記第2アームが第2位置に回転することで、前記第1アームと前記第2アームとが前記一方の車輪を挟む、
ことを特徴とする請求項4に記載の車両搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、走行装置を備えた車台に対して荷台が前方または後方に移動しながら昇降する荷台昇降運搬車を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-35346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
四輪の車両の下に台車を挿入し、台車に設けられるアームがそれぞれの車輪に当接することで車両を支持し、台車を上昇させて車両を持ち上げた状態で移動することで車両の搬送を行う車両搬送装置が知られている。このような車両搬送装置が異なるサイズの複数の車両のそれぞれを搬送する場合、それぞれの車両の車輪の位置に合わせて、車輪に当接するアームの位置を調整する必要がある。車両の下に台車を挿入してから、台車を伸縮させることでアームの位置を調整する技術が考えられるが、時間が掛かり、作業効率が低下する可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、作業効率を高めることができる車両搬送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両搬送装置は、搬送対象の車両の下に入り込み可能な台車と、前記台車に設けられた、前記車両の前輪と後輪のうち一方の車輪を支持可能な1対のアームを有する第1アーム部と、前記台車に設けられた、前記車両の前輪と後輪のうち他方の車輪を支持可能な1対のアームを有する第2アーム部と、前記車両のサイズ情報を取得する取得部と、前記車両搬送装置が前記車両の位置に向けて移動している間に、取得された当該車両のサイズ情報に応じて前記第1アーム部と前記第2アーム部との距離を調整する距離調整装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業効率を高めることができる車両搬送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態の車両搬送システムの構成を示す図である。
図1の車両搬送装置の斜視図である。
図3(a),(b)は、図1の車両搬送装置の上面図である。
図4(a),(b)は、図1の車両搬送装置が台車を下げる動作を説明するための側面図である。
車両搬送装置の機能構成を示す図である。
図6(a)~(e)は、車両搬送装置が車両を積載する動作を示す上面図である。
図7(a),(b)は、車両が積載された図1の車両搬送装置の側面図である。
図8(a)~(e)は、比較例の車両搬送装置が車両を積載する動作を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施の形態の車両搬送システム1の構成を示す。車両搬送システム1は、例えば、車両の組み立て工場で製造された複数の車両が駐車している完成車ヤード内などにおいて、複数の車両のそれぞれを所定の目的地まで搬送するためのシステムである。所定の目的地は、例えば、車両をキャリアカーなどに積むための駐車位置などである。車両は、少なくとも4輪の自動車である。
【0010】
車両搬送システム1は、複数の車両搬送装置10、および、管理装置12を備える。管理装置12は、車両搬送装置10と無線通信を行う。管理装置12は、車両物流計画にもとづいて、複数の車両搬送装置10を管理する。管理装置12は、複数の車両搬送装置10のそれぞれに搬送指示を送信する。搬送指示は、搬送対象の車両の位置、搬送対象の車両の情報、目的地、走行経路、および一時停止場所などの情報を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
車両用エアー傘
2か月前
個人
電池交換式自動車
27日前
個人
自動車盗難防止装置
2か月前
個人
荷台雨除け装置
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
3か月前
株式会社豊田自動織機
電動車両
2か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
6日前
個人
移動手段のミラーカバー。
1か月前
個人
連結式、キャンピングカー
1か月前
日本精機株式会社
表示システム
7日前
個人
全自動解除式シートベルト
2か月前
個人
車両の座席装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
個人
セパレート型キャンピングカー
2か月前
スズキ株式会社
車両制御装置
17日前
個人
テーブル付きハンドルガード具
2か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
個人
視認ペダル操作システム
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
レバー
1か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
アピオ株式会社
荷物用支持具
1か月前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
2か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
ダイハツ工業株式会社
分解構造
27日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
1か月前
株式会社JVCケンウッド
車両
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
3か月前
続きを見る