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公開番号2024101747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005849
出願日2023-01-18
発明の名称CO2固定方法、及び、CO2固定装置
出願人株式会社大林組,タケ・サイト株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類C04B 40/02 20060101AFI20240723BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】CO2固定量の増大、及び、廃棄物の低減を図る。
【解決手段】不要となった半固体のセメント組成物を粉砕し、セメントを含有する粒状物を生成する粒状物生成ステップと、前記粒状物を大気中に敷設して前記粒状物にCO2を固定するCO2固定ステップとを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
不要となった半固体のセメント組成物を粉砕し、セメントを含有する粒状物を生成する粒状物生成ステップと、
前記粒状物を大気中に敷設して前記粒状物にCO

を固定するCO

固定ステップと、
を有することを特徴とするCO

固定方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のCO

固定方法であって、
前記CO

固定ステップにおいて、前記粒状物に給水を行う、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項3】
請求項1に記載のCO

固定方法であって、
前記CO

固定ステップでは、前記粒状物を所定空間に配置し、前記所定空間内に大気を取り入れつつ、前記所定空間の温度及び湿度の一方又は両方を調整する、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項4】
請求項1に記載のCO

固定方法であって、
前記CO

固定ステップでは、前記粒状物を前記大気中に0~8日間配置する、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項5】
請求項1~4の何れかにに記載のCO

固定方法であって、
前記CO

固定ステップで生成されたCO

固定粒状物の粒度を調整して粉末を形成する粒度調整ステップを有する、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項6】
請求項5に記載のCO

固定方法であって、
前記粒度調整ステップは、前記セメント組成物の種類、又は、前記粉末の用途に応じて行う、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項7】
請求項5に記載のCO

固定方法であって、
前記粉末に、CO

を再固定するCO

再固定ステップをさらに有する、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項8】
請求項1に記載のCO

固定方法であって、
前記セメント組成物は、骨材が除去されている、
ことを特徴とするCO

固定方法。
【請求項9】
請求項1に記載のCO

固定方法であって、
前記セメント組成物は、固形分重量50単位に対して、水分重量0~100単位である、
ことを特徴とするCO2固定方法。
【請求項10】
セメントを含有する粒状物にCO

を固定するCO

固定装置であって、
所定空間と、
前記所定空間に設けられ、前記粒状物を敷設する敷設床と、
前記粒状物に給水する給水装置と、
前記所定空間に大気を取り入れる給気装置と、
前記所定空間の温度及び湿度の一方又は両方を調整する温湿度調整装置と、
を備えることを特徴とするCO

固定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、CO

固定方法、及び、CO

固定装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
建設現場などで使用されなかったコンクリート(残コン・戻りコン)から生成される脱水ケーキ(コンクリートスラッジの固体部位)や、構造物を解体した際に得られる廃コンクリートは、通常、産業廃棄物として処理(廃棄)されている。しかし、廃棄するにはコストが嵩むし、環境負荷にもなるため、廃棄せずに有効利用する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、生コンスラッジをスラッジ造粒物とし、珪酸石灰肥料として再利用することが開示されている。また、特許文献2には、廃コンクリートを破砕した材料を乾燥状態と湿潤状態とを繰り返した条件下に暴露することで、材料に大気中の二酸化炭素を固定させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-315971号公報
特開2009-28581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンクリートの製造の際には二酸化炭素(CO

)が多量に排出される。上記の特許文献1は、生コンスラッジを粒状物にして再利用する技術であり、CO

の削減には貢献していない。また、特許文献2の場合、対象とする材料(廃コンクリートを破砕したもの)に骨材が含まれているため、材料の単位量あたりのCO

の固定量(kg-CO

/t)が少ない。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、CO

固定量の増大、及び、廃棄物の低減を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、不要となった半固体のセメント組成物を粉砕し、セメントを含有する粒状物を生成する粒状物生成ステップと、前記粒状物を大気中に敷設して前記粒状物にCO

を固定するCO

固定ステップと、を有することを特徴とするCO

固定方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、CO

固定量の増大、及び、廃棄物の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のCO

固定方法を実施するためのシステム構成の一例を示す概略図である。
CO

固定方法の一例を示すフロー図である。
CO

固定の日数とCO

固定量との関係の一例を示す図である。
水分量とCO

固定量との関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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