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公開番号2024101615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005613
出願日2023-01-18
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20240723BHJP(光学)
要約【課題】小型でありながらも、広画角で全ズーム範囲にわたって良好な光学性能を有するズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第1レンズ群L1と正の屈折力の第2レンズ群L2を含む複数のレンズ群を有し、第2レンズ群より像側に開口絞りSPを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズである。第1レンズ群は、少なくとも4つのレンズ要素を含む。第1レンズ群の焦点距離をf1、第1レンズ群における最も物体側の負レンズの焦点距離をfG1、望遠端での第1レンズ群の最も物体側の面から開口絞りまでの光軸上の距離をSt、望遠端でのズームレンズのレンズ全長をTDtとするとき、0.05≦St/TDt≦0.45および0.3≦fG1/f1≦0.98なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を含む複数のレンズ群を有し、前記第2レンズ群より像側に開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、少なくとも4つのレンズ要素を含み、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第1レンズ群における最も物体側の第1負レンズの焦点距離をfG1、望遠端での前記第1レンズ群の最も物体側の面から前記開口絞りまでの光軸上の距離をSt、望遠端での前記ズームレンズのレンズ全長をTDtとするとき、
0.05≦St/TDt≦0.45
0.30≦fG1/f1≦0.98
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を含む複数のレンズ群を有し、前記第2レンズ群より像側に開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、少なくとも3つのレンズ要素を含み、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第1レンズ群における最も物体側の第1負レンズの焦点距離をfG1、望遠端での前記第1レンズ群の最も物体側の面から前記開口絞りまでの光軸上の距離をSt、望遠端での前記ズームレンズのレンズ全長をTDtとするとき、
0.050≦St/TDt≦0.405
0.30≦fG1/f1≦0.86
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
【請求項3】
前記第1レンズ群に含まれる少なくとも1つのレンズのうちd線における屈折率が最大の材料からなるレンズのd線における屈折率をnd1m、d線を基準とするアッベ数をνd1mとするとき、
1.90≦nd1m≦2.40
23≦νd1m≦40
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群に含まれる少なくとも1つのレンズのうちd線における屈折率が最大の材料からなるレンズのd線とF線に関する部分分散比をθgF1mとするとき、
0.57≦θgF1m≦0.64
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第1レンズ群は、物体側から像側に順に連続して配置された前記第1負レンズと第2負レンズを含み、
前記第1負レンズと前記第2負レンズの焦点距離をそれぞれ、fG1N、fG2Nとするとき、
0.35≦|fG1/fG2|≦0.64
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記ズームレンズの全ズーム範囲でのバックフォーカスの最小値をskmとするとき、
1.8≦|f1|/skm≦4.2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記開口絞りに対して物体側にて隣り合うレンズ要素のシェープファクタをSFXとするとき、
0.98≦SFX≦3.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記開口絞りに対して物体側にて隣り合うレンズ要素の焦点距離をfXとするとき、
1.0≦fX/f1≦2.4
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記開口絞りより像側に配置された少なくとも1つのレンズ群の広角端での合成焦点距離をfLRwとするとき、
0.4≦|f1|/fLRw≦0.7
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記ズームレンズの広角端での焦点距離をfw、前記ズームレンズにおける最も像側のレンズ群の焦点距離をfRとするとき、
0.15≦fw/fR≦0.40
なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一眼レフカメラ、ビデオカメラ、放送用カメラおよび銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系として、コンパクトで広画角なズームレンズが求められている。このようなズームレンズとして、特許文献1および特許文献2には、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群および後続レンズ群より構成されるズームレンズが開示されている。
【0003】
第1レンズ群が負の屈折力を有する所謂ネガティブリード型のズームレンズは、広角端でレトロフォーカスの屈折力配置となることから、広画角化が比較的容易である。特に画角が90度を超える超広角ズームレンズでは、広角端での収差補正の困難さを軽減するため、広角端で収差補正に有利な屈折力配置を採ることができるネガティブリード型が選択されることが多い。
【0004】
また、特許文献3には、最も物体側および最も像側に負の屈折力のレンズ群を配置することで、光学全長の短縮をしつつ大口径化したズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-135552号公報
特開2019-191307号公報
特開2022-126058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ネガティブリード型のズームレンズにおいて、全系を小型化するとともに、広画角化と高い光学性能を得るには、ズームレンズを構成するレンズ群を適切に配置することが重要であり、特に第1レンズ群の構成やパワー配置が重要となる。
【0007】
本発明は、小型でありながらも、広画角で全ズーム範囲にわたって良好な光学性能を有するズームレンズおよびこれを用いた撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を含む複数のレンズ群を有し、第2レンズ群より像側に開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズである。第1レンズ群は、少なくとも4つのレンズ要素を含む。第1レンズ群の焦点距離をf1、第1レンズ群における最も物体側の負レンズの焦点距離をfG1、望遠端での第1レンズ群の最も物体側の面から開口絞りまでの光軸上の距離をSt、望遠端でのズームレンズのレンズ全長をTDtとするとき、
0.05≦St/TDt≦0.45
0.30≦fG1/f1≦0.98
なる条件を満足することを特徴とする。
【0009】
また本発明の他の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を含む複数のレンズ群を有し、第2レンズ群より像側に開口絞りを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズである。第1レンズ群は、少なくとも3つのレンズ要素を含む。第1レンズ群の焦点距離をf1、第1レンズ群における最も物体側の負レンズの焦点距離をfG1、望遠端での第1レンズ群の最も物体側の面から開口絞りまでの光軸上の距離をSt、望遠端でのズームレンズのレンズ全長をTDtとするとき、
0.050≦St/TDt≦0.405
0.30≦fG1/f1≦0.86
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズにより形成された光学像を受光する撮像素子を有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型でありながらも、広画角で全ズーム範囲にわたって良好な光学性能を有するズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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