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公開番号2024101421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005391
出願日2023-01-17
発明の名称データ記録装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類G07C 5/00 20060101AFI20240722BHJP(チェック装置)
要約【課題】データの記録に必要な記憶装置の容量の増加を抑制しつつ、車両の状態に関する複数のデータを的確に記録すると共に、記録されたデータから複数のデータの時系列データを容易に復元可能にする。
【解決手段】本開示のデータ記録装置は、それぞれ予め定められたサンプリング周期で取得される車両の状態に関する互いに異なる複数のデータを当該サンプリング周期よりも長い基準周期で記録するものであり、基準周期で複数のデータを取得すると共に、基準周期の間にサンプリング周期以上かつ基準周期よりも短い副周期で複数のデータを取得し、基準周期に応じた記録タイミングで、基準周期で取得された複数のデータと、副周期で取得された複数のデータの各々に対応した複数の補完データとをサンプリングタイミングごとにまとめて記憶装置に記憶させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれ予め定められたサンプリング周期で取得される車両の状態に関する互いに異なる複数のデータを前記サンプリング周期よりも長い基準周期で記録するデータ記録装置であって、
前記基準周期で前記複数のデータを取得すると共に、前記基準周期の間に前記サンプリング周期以上かつ前記基準周期よりも短い副周期で前記複数のデータを取得し、前記基準周期に応じた記録タイミングで、前記基準周期で取得された前記複数のデータと、前記副周期で取得された前記複数のデータの各々に対応した複数の補完データとをサンプリングタイミングごとにまとめて記憶装置に記憶させるデータ記録装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載のデータ記録装置において、
前記補完データは、前記サンプリングタイミングで取得されたデータと、予め定められた基準サンプリングタイミングで取得されたデータとの相対量であるデータ記録装置。
【請求項3】
請求項1に記載のデータ記録装置において、
前記補完データは、前記副周期の間に生じた特徴量であるデータ記録装置。
【請求項4】
請求項3に記載のデータ記録装置において、
前記複数の補完データと前記特徴量の発生時刻を示す情報とをサンプリングタイミングごとにまとめて前記記憶装置に記憶させるデータ記録装置。
【請求項5】
請求項1から4の何れか一項に記載のデータ記録装置において、
前記複数のデータのID、前記基準周期で取得された前記複数のデータの値または前記複数の補完データの値、および前記サンプリングタイミングを示す情報を前記サンプリングタイミングごとに1つのフレームに格納するデータ記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の状態に関する複数のデータを記録するデータ記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、1以上のセンサを有すると共にサンプリング周期を詳細なデータに要求される極めて短い周期に設定して測定を実施する検針メータが知られている(例えば、特許文献1参照)。この検針メータでは、測定したデータを一定の期間ごとに区切って管理し、測定期間Aにおける期間開始時点の測定値A1を、当該測定期間Aの代表値として保持する。更に、当該検針メータは、測定値A1と測定期間終了時の測定値A2の測定値を比較し、両者の変化量が閾値を超えている場合には、測定値A1-A2を記憶領域に格納し、変化量が当該閾値を超えていない場合には、測定値A1-A2を破棄する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-190202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された検針メータのように、測定期間の開始時点における測定値と終了時における測定値との変化量に基づいて、当該測定期間におけるデータを記憶または破棄すれば、極めて短い周期でデータの測定を実施しても、記憶領域の使用量を抑えることができる。しかしながら、測定期間の区切り方によっては、当該変化量が閾値を超えていたとしても、発生した現象に対応した的確なデータが得られなくなるおそれもある。また、車両で記録された複数のデータを有効に利用するためには、記録された複数のデータから各データの時系列データを容易に復元可能にすることが求められる。
【0005】
そこで、本開示は、データの記録に必要な記憶装置の容量の増加を抑制しつつ、車両の状態に関する複数のデータを的確に記録すると共に、記録されたデータから当該複数のデータの時系列データを容易に復元可能にすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のデータ記録装置は、それぞれ予め定められたサンプリング周期で取得される車両の状態に関する互いに異なる複数のデータを前記サンプリング周期よりも長い基準周期で記録するデータ記録装置であって、前記基準周期で前記複数のデータを取得すると共に、前記基準周期の間に前記サンプリング周期以上かつ前記基準周期よりも短い副周期で前記複数のデータを取得し、前記基準周期に応じた記録タイミングで、前記基準周期で取得された前記複数のデータと、前記副周期で取得された前記複数のデータの各々に対応した複数の補完データとをサンプリングタイミングごとにまとめて記憶装置に記憶させるものである。
【0007】
本開示のデータ記録装置は、互いに異なる複数のデータを記録する基準周期で当該複数のデータを取得すると共に、基準周期の間に複数のデータのサンプリング周期以上かつ基準周期よりも短い副周期で当該複数のデータを取得する。更に、当該データ記録装置は、基準周期に応じた記録タイミングで、基準周期で取得された複数のデータと、副周期で取得された複数のデータの各々に対応した複数の補完データとをサンプリングタイミングごとにまとめて記憶装置に記憶させる。これにより、データの記録に必要な記憶装置の容量の増加を抑制しつつ、車両の状態に関する複数のデータを的確に記録すると共に、記録されたデータから当該複数のデータの時系列データを容易に復元することが可能になる。
【0008】
また、前記補完データは、前記サンプリングタイミングで取得されたデータと、予め定められた基準サンプリングタイミングで取得されたデータとの相対量であってもよい。
【0009】
これにより、各補完データのデータサイズを小さくして、データの記録に必要な記憶装置の容量の増加を良好に抑制することが可能になる。
【0010】
更に、前記補完データは、前記副周期の間に生じた特徴量であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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