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公開番号2024135607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046387
出願日2023-03-23
発明の名称金銭処理機
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 11/235 20190101AFI20240927BHJP(チェック装置)
要約【課題】金銭返却作業を容易なものとすること。
【解決手段】投入された硬貨を金種毎に鑑別して計数した後に金種毎に硬貨収納庫24a~24fに収納する一方、硬貨出金指令が与えられた場合に、硬貨出金指令に応じた硬貨を機外に払い出す硬貨収納ユニット20と、投入された紙幣を金種毎に鑑別して計数した後に金種毎に紙幣収納庫34に収納する一方、紙幣出金指令が与えられた場合に、紙幣出金指令に応じた紙幣を機外に払い出す紙幣収納ユニット30とを備えた金銭処理機10であって、硬貨及び紙幣が投入される入金時において、硬貨収納ユニット20及び紙幣収納ユニット30の一方で異常が発生した場合に、硬貨収納ユニット20及び紙幣収納ユニット30の他方に投入された金銭を返却する自動返却動作を行う制御部60を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
投入された硬貨を金種毎に鑑別して計数した後に金種毎に硬貨収納庫に収納する一方、硬貨出金指令が与えられた場合に、該硬貨出金指令に応じた硬貨を機外に払い出す硬貨収納ユニットと、
投入された紙幣を金種毎に鑑別して計数した後に金種毎に紙幣収納庫に収納する一方、紙幣出金指令が与えられた場合に、該紙幣出金指令に応じた紙幣を機外に払い出す紙幣収納ユニットと
を備えた金銭処理機であって、
前記硬貨及び前記紙幣が投入される入金時において、前記硬貨収納ユニット及び前記紙幣収納ユニットの一方で異常が発生した場合に、前記硬貨収納ユニット及び前記紙幣収納ユニットの他方に投入された金銭を返却する自動返却動作を行う制御部を備えたことを特徴とする金銭処理機。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記入金時において、入金確定指示が与えられた後に前記硬貨収納ユニット及び前記紙幣収納ユニットの一方で異常が発生した場合、前記自動返却動作を行わないことを特徴とする請求項1に記載の金銭処理機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金銭処理機に関し、より詳細には、自動釣銭機としての金銭処理機に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
昨今のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、客さばきや現金管理の厳正化のため、自動釣銭機として金銭処理機が設置されている。この金銭処理機は、通常、大型店舗などでは、POS(Point Of Sales)レジスタ装置等の上位装置に接続されており、上位装置からの指令に応じて紙幣や硬貨等の金銭の入出金処理を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-162121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記金銭処理機では、硬貨及び紙幣の入金時において、硬貨及び紙幣の一方で金銭詰まり等の異常が発生した場合、硬貨及び紙幣の返却を規制していた。そのため、金銭詰まりが発生していない処理部、すなわち硬貨及び紙幣の他方を取り扱う処理部においても、硬貨及び紙幣の一方を取り扱う処理部と同様に、管理者等の作業者が金銭の返却作業を行う必要があり、金銭返却作業が煩雑なものとなっていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、金銭返却作業を容易なものとすることができる金銭処理機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決して目的を達成するために、本発明に係る金銭処理機は、投入された硬貨を金種毎に鑑別して計数した後に金種毎に硬貨収納庫に収納する一方、硬貨出金指令が与えられた場合に、該硬貨出金指令に応じた硬貨を機外に払い出す硬貨収納ユニットと、投入された紙幣を金種毎に鑑別して計数した後に金種毎に紙幣収納庫に収納する一方、紙幣出金指令が与えられた場合に、該紙幣出金指令に応じた紙幣を機外に払い出す紙幣収納ユニットとを備えた金銭処理機であって、前記硬貨及び前記紙幣が投入される入金時において、前記硬貨収納ユニット及び前記紙幣収納ユニットの一方で異常が発生した場合に、前記硬貨収納ユニット及び前記紙幣収納ユニットの他方に投入された金銭を返却する自動返却動作を行う制御部を備えたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記金銭処理機において、前記制御部は、前記入金時において、入金確定指示が与えられた後に前記硬貨収納ユニット及び前記紙幣収納ユニットの一方で異常が発生した場合、前記自動返却動作を行わないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御部は、硬貨及び紙幣の少なくとも一方が投入される入金時において、硬貨収納ユニット及び紙幣収納ユニットの一方で異常が発生した場合に、硬貨収納ユニット及び紙幣収納ユニットの他方に投入された金銭を返却する自動返却動作を行うので、作業者は、異常が発生したユニットのみに対して金銭返却作業を行えばよく、金銭返却作業を容易なものとすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態である金銭処理機を示すもので、(a)は、金銭処理機の平面図であり、(b)は、金銭処理機の正面図である。
図2は、本発明の実施の形態である金銭処理機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。
図3は、図1及び図2に示した硬貨収納ユニットの概要構成及び動作を説明するための模式図である。
図4は、図1及び図2に示した紙幣収納ユニットの概要構成及び動作を説明するための模式図である。
図5は、図1及び図2に示した操作表示部を拡大して示す拡大平面図である。
図6は、図2に示した制御部の入出金制御部が実施する入金制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
図7は、図5に示した操作表示部の表示例を示すもので、(a)はエラーコード表示を示す図、(b)は金額表示を示す図、(c)は金銭内訳表示を示す図である。
図8は、図5に示した操作表示部の表示例を示すもので、(a)はエラーコード表示を示す図、(b)は金額表示を示す図、(c)は金銭内訳表示を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る金銭処理機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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