TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024098327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001770
出願日2023-01-10
発明の名称空気電池及び振動センサ
出願人藤倉コンポジット株式会社
代理人個人
主分類H01M 12/06 20060101AFI20240716BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、簡単な構造により慣性力に起因して給電可能となる空気電池の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の空気電池40は、筐体42と、筐体42に固定され、金属極441及び空気極442を有し、それぞれが電解液ELと反応して酸化又は還元する空気電池本体44と、筐体42内に配置され、内部に電解液ELが収容されている可撓性パック46と、を備え、可撓性パック46は、空気電池本体44に対して振動可能となるように筐体42に支持され、可撓性パック46に慣性力が働いて変形又は空気電池本体44に対して相対移動した結果、可撓性パック46が破れてその内部に収容されている電解液ELが空気電池本体44に供給される。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に固定され、金属極及び空気極を有し、それぞれが電解液と反応して酸化又は還元する空気電池本体と、
前記筐体内に配置され、内部に電解液が収容されている可撓性パックと、
を備え、
前記可撓性パックは、前記空気電池本体に対して振動可能となるように前記筐体に支持され、
前記可撓性パックに慣性力が働いて変形又は前記空気電池本体に対して相対移動した結果、前記可撓性パックが破れてその内部に収容されている電解液が前記空気電池本体に供給される、
空気電池。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
さらに、少なくとも1個以上の弾性体を備え、
前記可撓性パックは、直線方向に単振動可能となるように前記少なくとも1個以上の弾性体で前記筐体に支持されている、
請求項1に記載の空気電池。
【請求項3】
前記少なくとも1個以上の弾性体は、前記可撓性パックを挟んで配置されている少なくとも2個の弾性体を含み、
前記可撓性パックは、前記少なくとも2個の弾性体で前記筐体に支持されている、
請求項2に記載の空気電池。
【請求項4】
前記少なくとも2個の弾性体は、互いに弾性率が異なる、
請求項3に記載の空気電池。
【請求項5】
前記少なくとも2個の弾性体は、それぞれ、ばね定数の異なるばねである、
請求項4に記載の空気電池。
【請求項6】
さらに、前記可撓性パックが前記空気電池本体に対して振り子振動可能となるように、前記可撓性パックを保持しつつ前記筐体に支持されている被支持体を備える、
請求項1に記載の空気電池。
【請求項7】
筐体と、
前記筐体に固定され、金属極及び空気極を有し、それぞれが電解液と反応して酸化又は還元する空気電池本体と、
前記筐体内に配置され、内部に電解液が収容されている可撓性パックと、
前記筐体内に配置され、前記可撓性パックに接触する少なくとも1つの接触部と、
を備え、
前記可撓性パック及び前記少なくとも1つの接触部の一方は前記空気電池本体に対して振動可能となるように前記筐体に支持され、かつ、他方は前記筐体に固定され、
前記一方に慣性力が働いて変形又は前記空気電池本体に対して相対移動した結果、前記可撓性パックと前記少なくとも1つの接触部が接触して前記可撓性パックが破れてその内部に収容されている電解液が前記空気電池本体に供給される、
空気電池。
【請求項8】
さらに、少なくとも1個以上の弾性体を備え、
前記可撓性パックは、直線方向に単振動可能となるように前記少なくとも1個以上の弾性体で前記筐体に支持されている、
請求項7に記載の空気電池。
【請求項9】
前記少なくとも1個以上の弾性体は、前記可撓性パックを挟んで配置されている少なくとも2個の弾性体を含み、
前記可撓性パックは、前記少なくとも2個の弾性体で前記筐体に支持されている、
請求項8に記載の空気電池。
【請求項10】
前記少なくとも2個の弾性体は、互いに弾性率が異なる、
請求項9に記載の空気電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気電池及び振動センサに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、その図2、図3等に示されるように、電池起動装置が開示されている。この電池起動装置は、外力により磁性体である破壊部が加速度を受けると、電解液収納部と電極収納部との区画部が破壊されて電解液が漏れ出し、電解液が電極に接触した結果、電池が起動するように構成されている。また、この電池起動装置は、区画調整部材により磁性体である破壊部を保持する保持部と破壊部との間に作用する磁力が調整されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-222585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている電池起動装置は、外力を受けると電池として起動するという機能を実現するために、磁性体、磁性体による磁力の影響を調整する区画調整部材等を必要とする。そのため、当該電池起動装置は、その機能に対してその構造が比較的複雑でかつ小型化が難しい。
【0005】
本発明は、簡単な構造により慣性力に起因して給電可能となる空気電池の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様の空気電池は、
筐体と、
前記筐体に固定され、金属極及び空気極を有し、それぞれが電解液と反応して酸化又は還元する空気電池本体と、
前記筐体内に配置され、内部に電解液が収容されている可撓性パックと、
を備え、
前記可撓性パックは、前記空気電池本体に対して振動可能となるように前記筐体に支持され、
前記可撓性パックに慣性力が働いて変形又は前記空気電池本体に対して相対移動した結果、前記可撓性パックが破れてその内部に収容されている電解液が前記空気電池本体に供給される。
【0007】
第2態様の空気電池は、
第1態様の空気電池において、
さらに、少なくとも1個以上の弾性体を備え、
前記可撓性パックは、直線方向に単振動可能となるように前記少なくとも1個以上の弾性体で前記筐体に支持されている。
【0008】
第3態様の空気電池は、
第2態様の空気電池において、
前記少なくとも1個以上の弾性体は、前記可撓性パックを挟んで配置されている少なくとも2個の弾性体を含み、
前記可撓性パックは、前記少なくとも2個の弾性体で前記筐体に支持されている。
【0009】
第4態様の空気電池は、
第3態様の空気電池において、
前記少なくとも2個の弾性体は、互いに弾性率が異なる。
【0010】
第5態様の空気電池は、
第4態様の空気電池において、
前記少なくとも2個の弾性体は、それぞれ、ばね定数の異なるばねである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
多孔性フィルム
11日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
8日前
日新イオン機器株式会社
プラズマ源
9日前
株式会社村田製作所
磁性部品
今日
株式会社カネカ
太陽電池
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
8日前
ローム株式会社
電子部品
9日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
9日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
今日
株式会社ダイヘン
蓄勢装置
15日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
株式会社東京精密
シート剥離装置
14日前
住友化学株式会社
積層基板
今日
三洲電線株式会社
撚線導体
3日前
甲神電機株式会社
変流器及び零相変流器
11日前
株式会社デンソートリム
電子装置
15日前
住友化学株式会社
積層基板
今日
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
8日前
甲神電機株式会社
変流器及び零相変流器
11日前
三菱電機株式会社
半導体装置
3日前
本田技研工業株式会社
端子台
9日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
3日前
川崎重工業株式会社
ロボット
7日前
ソニーグループ株式会社
面発光素子
7日前
HOYA株式会社
光照射モジュール
3日前
マクセル株式会社
半導体装置用基板
14日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
14日前
エリーパワー株式会社
蓄電池
3日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
8日前
矢崎総業株式会社
端子
15日前
三菱電機株式会社
高周波パッケージ
14日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
8日前
FDK株式会社
二次電池
14日前
続きを見る