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公開番号2024096548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-17
出願番号2023000032
出願日2023-01-04
発明の名称ブレーキ装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人
主分類B60T 8/48 20060101AFI20240709BHJP(車両一般)
要約【課題】簡易的にABS制御を行うことのできるブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】ブレーキ装置(10;10A;10B;10C)は、マスターシリンダ(12)と、キャリパ(13)と、マスターシリンダ(12)からキャリパ(13)までを接続している油路(20)と、を有している。油路(20)は、互いに並列に設けられ共にオイルが通過可能な第1油路(21)と、第2油路(22)と、を含む。油路(20)には、第1油路(21)又は第2油路(22)の一方を開き、他方を閉じることが可能なバルブ(32)が設けられ、第1油路(21)には、オイルを循環させることが可能なポンプ(33)と、このポンプ(33)が作動することにより変位しバルブ(32)の開度を変更可能なプランジャ(60)と、が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
オイルを圧送可能なマスターシリンダと、
このマスターシリンダから送られるオイルによって作動するキャリパと、
前記マスターシリンダから前記キャリパまでを接続し前記マスターシリンダから送られるオイルが流れる油路と、を有し、
前記油路は、互いに並列に設けられ共にオイルが通過可能な第1油路と、第2油路と、を含み、
前記油路には、前記第1油路又は前記第2油路の一方を開き、他方を閉じることが可能なバルブが設けられ、
前記第1油路には、オイルを循環させることが可能なポンプと、このポンプが作動することにより変位し前記バルブの開度を変更可能なプランジャと、が設けられ、
前記ポンプの停止時には、前記第1油路は、前記バルブによって閉じられ、前記第2油路は、オイルが通過可能に開放され、
前記ポンプの作動時には、前記第1油路は、オイルが通過可能に開放される、ブレーキ装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記流路は、前記マスターシリンダから前記キャリパへ向かうオイルの流れを基準として、前記第1油路と前記第2油路とに分岐する分岐部と、前記第1油路と前記第2油路とが合流する合流部と、を有し、
前記バルブは、前記分岐部に配置される第1バルブと、前記合流部に配置される第2バルブと、を有し、
前記プランジャは、前記第1バルブと前記第2バルブとの間に設けられ、
前記第1バルブは、前記第1油路を閉じることが可能な第1弁体と、この第1弁体に当接し前記第1油路を閉じる向きの力を付与する第1弾性体と、を有し、
前記第2バルブは、前記第1油路を閉じることが可能な第2弁体と、この第2弁体に当接し前記第1油路を閉じる向きの力を付与する第2弾性体と、を有している、請求項1に記載のブレーキ装置。
【請求項3】
前記第1油路が閉じられている状態を基準として、前記プランジャの受圧面積は、前記バルブの受圧面積よりも大きい、請求項1に記載のブレーキ装置。
【請求項4】
前記バルブは、弁体が球状又は円錐状に形成され、
前記プランジャは、円柱状に形成された本体部と、この本体部から前記弁体に向かって延びるロッド状の突起部と、を有する、請求項1に記載のブレーキ装置。
【請求項5】
前記プランジャは、スプール弁によって構成されている、請求項1に記載のブレーキ装置。
【請求項6】
前記第1流路には、過剰なオイルを収納可能なリザーバが設けられている、請求項1に記載のブレーキ装置。
【請求項7】
前記第2流路には、前記第2流路内の油圧を調整可能な調圧弁が設けられている、請求項1に記載のブレーキ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ABS制御を行うことのできるブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
多くの車両のブレーキ装置は、ブレーキ時において車輪がロックすることを抑制するために、キャリパに過剰な油圧が加わった際にABS制御を行なうことが可能とされている。このようなブレーキ装置に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1に示されるような、ブレーキ制御装置は、2輪車のハンドルに設けられたブレーキレバーと、ブレーキレバーの操作力に応じたブレーキ液圧を発生するレバーマスターシリンダと、ブレーキキャリパと、レバーマスターシリンダとブレーキキャリパとを接続するブレーキ液圧回路と、を備えている。ブレーキ液圧回路中には、液圧ポンプと、複数の液圧調整弁と、が設けられている。
【0004】
ブレーキ制御装置によれば、液圧ポンプと液圧調整弁とを制御することにより、キャリパに加わる液圧が過剰に高くなることを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-347410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に開示されたブレーキ装置によれば、複数の液圧調整弁(ソレノイド)を設け、これらとポンプを制御する必要があるため、制御が複雑になる。より簡易的にABS制御を行うことのできるブレーキ装置の提供が望まれる。
【0007】
本発明は、簡易的にABS制御を行うことのできるブレーキ装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、鋭意検討の結果、オイルを送ることのできるポンプと、このポンプが作動することにより油圧によって変位するプランジャと、プランジャが変位することにより油路を開閉するバルブと、を設けることにより、ABS制御を行うことができることを知見した。本発明は、当該知見に基づいて完成させた。
【0009】
以下、本開示について説明する。
【0010】
本開示によれば、オイルを圧送可能なマスターシリンダと、
このマスターシリンダから送られるオイルによって作動するキャリパと、
前記マスターシリンダから前記キャリパまでを接続し前記マスターシリンダから送られるオイルが流れる油路と、を有し、
前記油路は、互いに並列に設けられ共にオイルが通過可能な第1油路と、第2油路と、を含み、
前記油路には、前記第1油路又は前記第2油路の一方を開き、他方を閉じることが可能なバルブが設けられ、
前記第1油路には、オイルを循環させることが可能なポンプと、このポンプが作動することにより変位し前記バルブの開度を変更可能なプランジャと、が設けられ、
前記ポンプの停止時には、前記第1油路は、前記バルブによって閉じられ、前記第2油路は、オイルが通過可能に開放され、
前記ポンプの作動時には、前記第1油路は、オイルが通過可能に開放される、ブレーキ装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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