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公開番号2024094654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211334
出願日2022-12-28
発明の名称ダンプトラック
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F15B 21/14 20060101AFI20240703BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】ダンプボディの下降において生じるエネルギーを有効活用すること。
【解決手段】ダンプトラックは、ダンプボディと、ダンプボディを上昇させるために伸び、ダンプボディの下降において縮むホイストシリンダと、電力源と、電力源から供給された電力に基づいてダンプボディが上昇するように作動し、ダンプボディの下降により回生電力を発生するモータと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ダンプボディと、
前記ダンプボディを上昇させるために伸び、前記ダンプボディの下降において縮むホイストシリンダと、
電力源と、
前記電力源から供給された電力に基づいて前記ダンプボディが上昇するように作動し、前記ダンプボディの下降により回生電力を発生するモータと、を備える、
ダンプトラック。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記電力源は、バッテリを含み、
前記バッテリは、前記回生電力により充電される、
請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項3】
前記ホイストシリンダは、ボトム室とロッド室とを有する油圧シリンダであり、
前記モータに連結される油圧ポンプと、
前記ダンプボディを上昇させるときに前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記ボトム室に供給し、前記ダンプボディの下降において前記ボトム室から排出された作動油の少なくとも一部を前記油圧ポンプに戻す操作弁と、を備え、
前記モータは、前記操作弁から戻された作動油に基づいて回転する前記油圧ポンプの回転力に基づいて、回生電力を発生する、
請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項4】
前記油圧ポンプは、第1流出入ポートと第2流出入ポートとを有し、
前記ダンプボディを上昇させるときに前記第1流出入ポートに吸い込まれた作動油が前記第2流出入ポートから吐出され、
前記ダンプボディの下降において、前記ボトム室から排出された作動油が前記操作弁を介して前記第2流出入ポートに戻され、前記第1流出入ポートから作動油タンクに排出される、
請求項3に記載のダンプトラック。
【請求項5】
前記ダンプボディの下降において、前記操作弁は、前記ボトム室から排出された作動油を前記油圧ポンプと前記ロッド室とに分配する、
請求項4に記載のダンプトラック。
【請求項6】
前記ダンプボディの下降において、前記作動油タンクの作動油が前記操作弁を介して前記ロッド室に吸引される、
請求項4に記載のダンプトラック。
【請求項7】
前記ダンプボディの下降において、前記操作弁は、前記ボトム室から排出された作動油を前記油圧ポンプと前記ロッド室とに分配する、
請求項3に記載のダンプトラック。
【請求項8】
前記油圧ポンプは、吸込ポートと吐出ポートとを有し、
前記操作弁と前記吸込ポートとを繋ぐ戻りラインを備え、
前記ダンプボディを上昇させるときに前記吸込ポートに吸い込まれた作動油が前記吐出ポートから吐出され、
前記ダンプボディの下降において、前記ボトム室から排出された作動油が前記操作弁及び前記戻りラインを介して前記吸込ポートに戻される、
請求項3に記載のダンプトラック。
【請求項9】
前記ダンプボディの下降において、前記操作弁は、前記吐出ポートから吐出された作動油を作動油タンクに排出する、
請求項8に記載のダンプトラック。
【請求項10】
前記油圧ポンプは、吸込ポートと吐出ポートとを有し、
前記操作弁と前記吸込ポートとを繋ぐ戻りラインを備え、
前記ダンプボディの下降において、前記ボトム室から排出された作動油が前記操作弁及び前記戻りラインを介して前記吸込ポートに戻される、
請求項3に記載のダンプトラック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ダンプトラックに係る技術分野において、特許文献1に開示されているようなアーティキュレート式ダンプトラックが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-218920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ダンプトラックは、ダンプボディと、ダンプボディを昇降させるホイストシリンダとを備える。ホイストシリンダによりダンプボディが上昇することにより、ダンプボディに積まれている積荷がダンプボディから排出される。積荷がダンプボディから排出された後、ダンプボディが下降される。ダンプトラックのエネルギー効率を向上させるために、ダンプボディの下降において生じるエネルギーを有効活用する技術が要望される。
【0005】
本開示は、ダンプボディの下降において生じるエネルギーを有効活用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、ダンプボディと、ダンプボディを上昇させるために伸び、ダンプボディの下降において縮むホイストシリンダと、電力源と、電力源から供給された電力に基づいてダンプボディが上昇するように作動し、ダンプボディの下降により回生電力を発生するモータと、を備える、ダンプトラックが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ダンプボディの下降において生じるエネルギーが有効活用される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るダンプトラックを模式的に示す図である。
図2は、第1実施形態に係るダンプトラックを示す構成図である。
図3は、第1実施形態に係る油圧システムを示す図である。
図4は、第2実施形態に係る油圧システムを示す図である。
図5は、第3実施形態に係る油圧システムを示す図である。
図6は、第4実施形態に係る油圧システムを示す図である。
図7は、第5実施形態に係る油圧システムを示す図である。
図8は、第6実施形態に係るホイストシリンダを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1を模式的に示す図である。図1に示すように、ダンプトラック1は、車体フレーム2と、車体フレーム2に支持されるダンプボディ3と、ダンプボディ3を昇降させるホイストシリンダ4と、車体フレーム2を支持して走行する走行装置5とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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