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公開番号2024113500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018530
出願日2023-02-09
発明の名称作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F15B 21/14 20060101AFI20240815BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】ブームの下げ動作においてブームシリンダから排出された作動油でアキュムレータを効率良く蓄圧する。
【解決手段】作業機械は、ブームポンプ12の吐出ポート12Bに接続されるポンプポート22Aと、ブームシリンダ51のボトム室51Aに接続されるボトムポート22Cと、ヘッド室51Bに接続されるヘッドポート22Bと、作動油タンク16に接続されるタンクポート22Dと、吸込ポート12Aに接続される回生ポート22Eと、を有するブーム操作弁22と、アキュムレータライン36を介して回生ライン35に接続されるアキュムレータ14と、アキュムレータライン36の作動油の流量を調整するアキュムレータ切換弁23、ブームの下げ動作において、ボトム室51Aから排出された作動油が吸込ポート12A及びアキュムレータ14に分配されるように、ブーム操作弁22及びアキュムレータ切換弁23を制御するコントローラ6と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ブームと、
ボトム室及びヘッド室を有するブームシリンダ51と、
吸込ポート及び吐出ポートを有するブームポンプ12と、
作動油タンクと、
ポンプラインを介して前記吐出ポートに接続されるポンプポートと、ボトムラインを介して前記ボトム室に接続されるボトムポートと、ヘッドラインを介して前記ヘッド室に接続されるヘッドポートと、タンクラインを介して前記作動油タンクに接続されるタンクポートと、回生ラインを介して前記吸込ポートに接続される回生ポートと、を有するブーム操作弁と、
アキュムレータラインを介して前記回生ラインに接続されるアキュムレータと、
前記アキュムレータラインの作動油の流量を調整するアキュムレータ切換弁と、
前記ブームの下げ動作において、前記ボトム室から排出された作動油が前記吸込ポート及び前記アキュムレータのそれぞれに分配されるように、前記ブーム操作弁及び前記アキュムレータ切換弁を制御するコントローラと、を備える、
作業機械。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記ブームの上げ動作において、前記吐出ポートから吐出された作動油が前記ボトム室に供給され、前記アキュムレータから前記吸込ポートに作動油が供給されるように、前記ブーム操作弁及び前記アキュムレータ切換弁を制御する、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記ボトム室と前記ヘッド室との断面積比に基づいて、前記ブームの下げ動作において、前記ボトム室から排出された作動油を前記吸込ポートと前記アキュムレータとに分配する分配比率が決定される、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項4】
メイン油圧アクチュエータと、
前記ブームポンプに接続され、前記メイン油圧アクチュエータを作動させるための作動油を吐出するメイン油圧ポンプと、を備え、
前記ブームの下げ動作において、前記ブームポンプの回転エネルギーが前記メイン油圧ポンプに伝達される、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記ブームポンプは、斜板角度に基づいてポンプ容量が変化する可変容量型油圧ポンプであり、
前記メイン油圧ポンプ及び前記ブームポンプのそれぞれを駆動するためのエンジンと、
前記ブーム操作弁を作動させるために操作される操作レバーと、を備え、
前記コントローラは、前記ブームの下げ動作において、前記エンジンの回転数を示すエンジン回転数と前記操作レバーの操作角度を示すレバー角度とに基づいて、前記ブームポンプの回転数と前記ブームシリンダの伸縮速度との比が一定になるように、前記ブームポンプの斜板角度及び前記アキュムレータ切換弁の開口面積を制御する、
請求項4に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような建設機械の油圧駆動システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-052702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、ブームの下げ動作においてブームシリンダから排出された作動油は、回生弁、第1ポンプ、及びアキュムレータ切換弁を介してアキュムレータに供給される。特許文献1においては、アキュムレータを蓄圧するための作動油が第1ポンプを通過するため、アキュムレータが効率良く蓄圧されない可能性がある。
【0005】
本開示は、ブームの下げ動作においてブームシリンダから排出された作動油でアキュムレータを効率良く蓄圧することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、ブームと、ボトム室及びヘッド室を有するブームシリンダと、吸込ポート及び吐出ポートを有するブームポンプと、作動油タンクと、ポンプラインを介して吐出ポートに接続されるポンプポートと、ボトムラインを介してボトム室に接続されるボトムポートと、ヘッドラインを介してヘッド室に接続されるヘッドポートと、タンクラインを介して作動油タンクに接続されるタンクポートと、回生ラインを介して吸込ポートに接続される回生ポートと、を有するブーム操作弁と、アキュムレータラインを介して回生ラインに接続されるアキュムレータと、アキュムレータラインの作動油の流量を調整するアキュムレータ切換弁と、ブームの下げ動作において、ボトム室から排出された作動油が吸込ポート及びアキュムレータのそれぞれに分配されるように、ブーム操作弁及びアキュムレータ切換弁を制御するコントローラと、を備える、作業機械が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ブームの下げ動作においてブームシリンダから排出された作動油でアキュムレータが効率良く蓄圧される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る作業機械を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る作業機械の油圧システムを示す図である。
図3は、実施形態に係るブームポンプから吐出される作動油によってブームを上げ動作させるときの油圧システムを示す図である。
図4は、実施形態に係るブームを下げ動作させるときの油圧システムを示す図である。
図5は、実施形態に係るブームシリンダを模式的に示す図である。
図6は、実施形態に係る相関データの一例を示す図である。
図7は、実施形態に係るアキュムレータから放出される作動油によってブームを上げ動作させるときの油圧システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[作業機械]
図1は、実施形態に係る作業機械1を示す斜視図である。作業機械1は、作業現場において稼働する。実施形態において、作業機械1は、油圧ショベルである。以下の説明において、作業機械1を適宜、油圧ショベル1、と称する。油圧ショベル1は、走行体2と、旋回体3と、作業機4と、作業機シリンダ5と、コントローラ6とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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