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公開番号2024139848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023050769
出願日2023-03-28
発明の名称流体圧機器
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F15B 15/22 20060101AFI20241003BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】簡易な構造でクッション作用を発揮させる。
【解決手段】油圧シリンダ100は、シリンダチューブ10と、シリンダチューブ10に進退自在に挿入されるピストンロッド20と、ピストンロッド20に連結されシリンダチューブ10内をロッド側室2とボトム側室3とに区画するピストン30と、を備え、ロッド側室2及びボトム側室3の少なくとも一方には、ピストンロッド20をストローク端付近で減速させるための複数の粒子40が収容され、複数の粒子40は、弾性体で形成され、ピストンロッド20に固定された部材(ピストン30)により圧縮されることでピストンロッド20を減速させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダチューブと、
前記シリンダチューブに進退自在に挿入されるピストンロッドと、
前記ピストンロッドに連結され前記シリンダチューブ内をロッド側室とボトム側室とに区画するピストンと、を備え、
前記ロッド側室及び前記ボトム側室の少なくとも一方には、前記ピストンロッドをストローク端付近で減速させるための複数の粒子が収容され、
前記複数の粒子は、弾性体で形成され、前記ピストンロッドに固定された部材により圧縮されることで前記ピストンロッドを減速させることを特徴とする流体圧機器。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1に記載の流体圧機器であって、
前記複数の粒子は、前記ロッド側室に収容され、前記流体圧機器が伸長する際に前記ピストンロッドをストローク端付近で減速させることを特徴とする流体圧機器。
【請求項3】
請求項2に記載の流体圧機器であって、
前記流体圧機器は、単動型の流体圧シリンダであることを特徴とする流体圧機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体圧機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ピストンが摺動自在に収容され内部にボトム側室及びロッド側室を有する筒状のシリンダチューブと、ピストンに連結されシリンダチューブの開口端から摺動自在に突出する筒状のピストンロッドと、ピストンロッドの内部に画成されるロッド内室と、ロッド内室を封止するロッドヘッドと、を備えることを特徴とする液圧シリンダが開示されている。液圧シリンダは、ボトム側室に作動液が給排されることにより伸縮する。ピストンロッドには、ロッド側室とロッド内室を連通するようにポートとオリフィスがそれぞれ形成され、ロッド側室にはクッション用油が入れられる。
【0003】
特許文献1に記載の液圧シリンダが伸長すると、ロッド側室が収縮し圧力が高まることにより、ロッド側室のクッション用油がポート及びオリフィスを通じてロッド内室に流入する。ピストンロッドがストローク端に近づくと、ポートが閉塞されてクッション用油がオリフィスのみを通じてロッド内室に流入する。オリフィスがクッション用油の流れに抵抗を付与することで、ピストンロッドが減速し、ピストンロッドがストローク端に達する際の衝撃が緩和される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-43875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のような流体圧シリンダでは、ピストンがストローク端に達する際の衝撃を緩和するために、ピストンロッドにロッド内室、ポート、及びオリフィスが形成され、ロッド内室がロッドヘッドにより封止される。そのため、流体圧シリンダの構造が複雑である。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、流体圧機器において、簡易な構造でクッション作用を発揮させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、流体圧機器であって、シリンダチューブと、シリンダチューブに進退自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンロッドに連結されシリンダチューブ内をロッド側室とボトム側室とに区画するピストンと、を備え、ロッド側室及びボトム側室の少なくとも一方には、ピストンロッドをストローク端付近で減速させるための複数の粒子が収容され、複数の粒子は、弾性体で形成され、ピストンロッドに固定された部材により圧縮されることでピストンロッドを減速させることを特徴とする。
【0008】
この発明では、ピストンロッドは、ロッド側室及びボトム側室の少なくとも一方に収容される複数の粒子が圧縮されることにより、ストローク端付近で減速される。言い換えれば、複数の粒子をロッド側室及びボトム側室の少なくとも一方に収容することのみで、ピストンロッドをストローク端付近で減速させるクッション作用を発揮させることができる。そのため、ピストンロッドに中空部やオリフィス等を形成する必要がない。よって、簡易な構造でクッション作用を発揮させることができる。
【0009】
本発明は、複数の粒子は、ロッド側室に収容され、流体圧機器が伸長する際にピストンロッドをストローク端付近で減速させることを特徴とする。
【0010】
この発明では、伸長する際にピストンをストローク端付近で減速させる流体圧機器において、簡易な構造でクッション作用を発揮させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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