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公開番号
2025068517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178481
出願日
2023-10-16
発明の名称
リニアモータおよびリニアモータの製造方法
出願人
カヤバ株式会社
代理人
個人
主分類
H02K
41/03 20060101AFI20250421BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】永久磁石を保護しつつ推力の低下を招かないリニアモータおよびリニアモータの製造方法を提供する。
【解決手段】リニアモータ1は、界磁Fと、界磁Fの長手方向に往復動可能な電機子Eとを備え、界磁Fは、電機子Eに対向して電機子Eが摺動する摺動面23を有するとともに長手方向に沿って軟磁性体の磁路形成部21と非磁性体の非磁路形成部22とが複数交互に積層されて形成されたガイド部材2と、ガイド部材2の非磁路形成部22の反電機子側にそれぞれ配置される複数の永久磁石3a,3bと、ガイド部材2の磁路形成部21の反電機子側であって隣り合う永久磁石3a,3b間にそれぞれ配置される複数の軟磁性体のヨーク4或いは第2永久磁石とを備えて構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
界磁と、
前記界磁の長手方向に往復動可能な電機子とを備え、
前記界磁は、
前記電機子に対向して前記電機子が摺動する摺動面を有するとともに長手方向に沿って軟磁性体の磁路形成部と非磁性体の非磁路形成部とが複数交互に積層されて形成されたガイド部材と、
前記ガイド部材の前記非磁路形成部の反電機子側にそれぞれ配置されるとともに前記界磁の長手方向に沿って着磁される複数の第1永久磁石と、
前記ガイド部材の前記磁路形成部の反電機子側であって隣り合う前記第1永久磁石間にそれぞれ配置される複数の軟磁性体のヨーク、或いは前記ガイド部材の前記磁路形成部の反電機子側であって隣り合う前記第1永久磁石間にそれぞれ配置されて前記電機子に向く方向に沿って着磁される第2永久磁石とを備えた
ことを特徴とするリニアモータ。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記永久磁石の前記界磁の長手方向に沿う長さは、前記非磁路形成部の前記界磁の長手方向に沿う長さよりも長く、
前記永久磁石は、前記ガイド部材における前記非磁路形成部を挟む両側の磁路形成部に跨って接する
ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
【請求項3】
前記ガイド部材における前記磁路形成部と前記非磁路形成部とは、複数交互に積層された状態で一体化されており、
前記ヨークは、それぞれ前記ガイド部材において対応する前記磁路形成部と一体になっている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリニアモータ。
【請求項4】
筒状であって長手方向に沿って軟磁性体と非磁性体とが複数交互に積層されて一体化されて内周に摺動面を有するとともに外周に永久磁石が装着される界磁を備えたリニアモータの製造方法であって、
前記軟磁性体で形成される円環状母材と前記非磁性体で形成される円環状母材とを複数交互に積層した状態で接合して筒体を製造する接合工程と、
前記筒体の内周面を研磨して前記摺動面を形成する研磨工程と、
前記筒体の外周に前記永久磁石が装着される複数の環状溝を形成する溝形成工程とを含む
ことを特徴とするリニアモータの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リニアモータおよびリニアモータの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のリニアモータは、たとえば、N極とS極とが交互に現れるように複数の永久磁石を配して形成される円筒状の界磁と、界磁の内周側に挿入されて界磁の長手方向に移動可能な電機子とを備えて構成される。
【0003】
従来のリニアモータでは、永久磁石の組み立て性の向上を図るため、永久磁石の電機子側を向く内周に嵌合する円筒状の磁石取付部と、磁石取付部の外周から径方向外周へ突出する突起部とを備えた非磁性体或いは軟磁性体で形成されたカバーを備えており、複数の永久磁石をカバーに装着してアセンブリ化し、アセンブリ化したカバーを積層することによって製造されている(たとえば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-210048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように構成されたリニアモータでは、組み立て性が向上するが、カバーが非磁性体である場合には永久磁石と電機子との間にカバーにおける磁石取付部が配置される関係上、磁石取付部の磁気抵抗が大きく、永久磁石から電機子へ大きな磁界を作用させ難くなって推力が低下してしまう。
【0006】
他方、カバーが軟磁性体である場合には永久磁石の電機子側に配置される磁石取付部内を通過して永久磁石のN極とS極とを短絡する短絡磁束が多くなって、やはり、永久磁石から電機子へ大きな磁界を作用させ難くなって推力が低下してしまう。このように、永久磁石の電機子側にカバーを設けると永久磁石の保護はできるが、リニアモータの推力の低下を招いてしまう問題がある。
【0007】
また、従来のリニアモータでは、永久磁石と電機子との間にカバーが配置される関係上、電機子を界磁の至近に配置することができず電機子に大きな磁界を作用させづらい。
【0008】
そこで、本発明は、永久磁石を保護しつつも推力の低下を招かないリニアモータおよびリニアモータの製造方法の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明のリニアモータは、界磁と、界磁の長手方向に往復動可能な電機子とを備え、界磁は、電機子に対向して電機子が摺動する摺動面を有するとともに長手方向に沿って軟磁性体の磁路形成部と非磁性体の非磁路形成部とが複数交互に積層されて形成されたガイド部材と、ガイド部材の非磁路形成部の反電機子側に配置されるとともに前記界磁の長手方向に沿って着磁される複数の第1永久磁石と、ガイド部材の磁路形成部の反電機子側であって隣り合う第1永久磁石間に配置される複数の軟磁性体のヨーク、或いはガイド部材の磁路形成部の反電機子側であって隣り合う第1永久磁石間に配置されて前記電機子に向く方向に沿って着磁される第2永久磁石とを備える。
【0010】
このように構成されたリニアモータによれば、第1永久磁石がガイド部材の非磁路形成部の反電機子側に配置されるとともに、ガイド部材の磁路形成部の反電機子側に配置されるヨーク間或いは第2永久磁石間に配置されているので、ガイド部材によって永久磁石を保護しつつも、第1永久磁石と電機子との間を通って磁極間を短絡する短絡磁束を少なくして、第1永久磁石の磁束をヨーク或いは第2永久磁石および磁路形成部を介して電機子側へ通過させ得るとともにガイド部材に電機子が摺動する摺動面を設けることで界磁の至近に電機子を配置でき、電機子に大きな磁界を作用させて推力を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
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