TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025099415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216058
出願日2023-12-21
発明の名称データ取得システム、データ取得方法及びプログラム
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08C 15/06 20060101AFI20250626BHJP(信号)
要約【課題】同じ期間内において各センサから取得するデータ数を、対応づける。
【解決手段】データ取得システムは、所定の周期でクロック信号を出力する発振器、クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサ、及び制御部を有する複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置から、検出されたデータを取得する取得装置と、を有し、取得装置は、複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信し、制御部は、同期コマンドを過去に取得したタイミングから、同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の、データの検出回数に対応する回数データを取得する回数データ取得部と、基準回数データと回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、発振器が出力するクロック信号の周波数を変化させる周波数調整部と、を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
所定の周期でクロック信号を出力する発振器、前記クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサ、及び制御部を有する複数のセンサ装置と、
複数の前記センサ装置から、検出された前記データを取得する取得装置と、
を有し、
前記取得装置は、複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信し、
前記制御部は、
前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の回数データであって、前記データの検出回数に対応する回数データを取得する回数データ取得部と、
前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の基準回数データであって、前記データの基準の検出回数に対応する基準回数データと、前記回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、前記発振器が出力する前記クロック信号の周波数を変化させる周波数調整部と、
を含む、
データ取得システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記周波数調整部は、
前記同期コマンドを取得する度に、前記基準回数データと前記回数データとを比較することで、前記回数データが前記基準回数データと異なる値になった回数に対応する調整変数を算出し、
前記調整変数が所定の数値範囲外である場合に、前記クロック信号の周波数を変化させる、請求項1に記載のデータ取得システム。
【請求項3】
前記周波数調整部は、前記回数データが前記基準回数データより高い値である場合には、前記調整変数を正負のうちの一方側に変化させ、前記回数データが前記基準回数データ未満の値である場合には、前記調整変数を正負のうちの他方側に変化させる、請求項2に記載のデータ取得システム。
【請求項4】
前記周波数調整部は、前記調整変数が、所定の基準値に対して前記一方側に異なる値である場合には、前記クロック信号の周波数を低下させ、前記調整変数が、前記基準値に対して前記他方側に異なる値である場合には、前記クロック信号の周波数を増加させる、請求項3に記載のデータ取得システム。
【請求項5】
前記同期コマンドは、前記同期コマンドの送信回数を示す送信回数情報を含み、
前記制御部は、これまでに取得した前記同期コマンドの数と、前記送信回数情報に示された前記同期コマンドの送信回数とが対応していない場合には、前記クロック信号の周波数を変化させる処理を行わない、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のデータ取得システム。
【請求項6】
所定の周期でクロック信号を出力する発振器、及び前記クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサを有する複数のセンサ装置と、複数の前記センサ装置から、検出された前記データを取得する取得装置と、を用いたデータ取得方法であって、
前記取得装置から複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信するステップと、
前記センサ装置が前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の回数データであって、前記データの検出回数に対応する回数データを取得するステップと、
前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の基準回数データであって、前記データの基準の検出回数に対応する基準回数データと、前記回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、前記発振器が出力する前記クロック信号の周波数を変化させるステップと、
を含む、
データ取得方法。
【請求項7】
所定の周期でクロック信号を出力する発振器、及び前記クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサを有する複数のセンサ装置と、複数の前記センサ装置から、検出された前記データを取得する取得装置と、を用いたデータ取得方法を制御部に実行させるプログラムであって、
前記取得装置から複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信するステップと、
前記センサ装置が前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の回数データであって、前記データの検出回数に対応する回数データを取得するステップと、
前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の基準回数データであって、前記データの基準の検出回数に対応する基準回数データと、前記回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、前記発振器が出力する前記クロック信号の周波数を変化させるステップと、
を制御部に実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ取得システム、データ取得方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数のセンサにより所定時間毎に検出されたデータを取得する方法が知られている。例えば特許文献1には、車両に搭載された複数のセンサ装置と、制御装置とを有する車両制御システムであって、制御装置が、それぞれのセンサ装置に周期的に計測トリガ信号を送信し、それぞれのセンサ装置が、計測トリガ信号を磁気的な基準として計測データを計測する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-63710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、同じ期間内において各センサから取得するデータ数を、対応づけることが求められる場合がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同じ期間内において各センサから取得するデータの数を対応づけることが可能な、データ取得システム、データ取得方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るデータ取得システムは、所定の周期でクロック信号を出力する発振器、前記クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサ、及び制御部を有する複数のセンサ装置と、複数の前記センサ装置から、検出された前記データを取得する取得装置と、を有し、前記取得装置は、複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信し、前記制御部は、前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の回数データであって、前記データの検出回数に対応する回数データを取得する回数データ取得部と、前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の基準回数データであって、前記データの基準の検出回数に対応する基準回数データと、前記回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、前記発振器が出力する前記クロック信号の周波数を変化させる周波数調整部と、を含む。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るデータ取得方法は、所定の周期でクロック信号を出力する発振器、及び前記クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサを有する複数のセンサ装置と、複数の前記センサ装置から、検出された前記データを取得する取得装置と、を用いたデータ取得方法であって、前記取得装置から複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信するステップと、前記センサ装置が前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の回数データであって、前記データの検出回数に対応する回数データを取得するステップと、前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の基準回数データであって、前記データの基準の検出回数に対応する基準回数データと、前記回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、前記発振器が出力する前記クロック信号の周波数を変化させるステップと、を含む。
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るプログラムは、所定の周期でクロック信号を出力する発振器、及び前記クロック信号に基づいたタイミングでデータを検出するセンサを有する複数のセンサ装置と、複数の前記センサ装置から、検出された前記データを取得する取得装置と、を用いたデータ取得方法を制御部に実行させるプログラムであって、前記取得装置から複数の前記センサ装置に、所定の期間毎に同期コマンドを送信するステップと、前記センサ装置が前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の回数データであって、前記データの検出回数に対応する回数データを取得するステップと、前記同期コマンドを過去に取得したタイミングから、前記同期コマンドを今回取得したタイミングまでの期間の基準回数データであって、前記データの基準の検出回数に対応する基準回数データと、前記回数データとの乖離度合いが所定値以下である場合に、前記発振器が出力する前記クロック信号の周波数を変化させるステップと、を制御部に実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、同じ期間内において各センサから取得するデータの数を対応づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係るデータ取得システムの模式的なブロック図である。
図2は、センサ装置の模式的なブロック図である。
図3は、取得装置の模式的なブロック図である。
図4は、データの送信の一例を示すタイムチャートである。
図5は、同期コマンドの生成と送信の一例を説明するタイムチャートである。
図6は、第1回路及び第2回路による周波数の調整例を説明するグラフである。
図7は、本実施形態に係る処理フローを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

カヤバ株式会社
ダンパ
10日前
カヤバ株式会社
ダンパ
10日前
カヤバ株式会社
ベーンポンプ
24日前
カヤバ株式会社
バルブユニット
2日前
カヤバ株式会社
ポンプの取付構造
22日前
カヤバ株式会社
流体圧シリンダユニット
1か月前
カヤバ株式会社
データ取得システム、データ取得方法及びプログラム
1日前
日本精機株式会社
路面投影装置
2日前
個人
防犯に特化したアプリケーション
10日前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
8日前
TOA株式会社
拡声放送システム
1日前
東京都公立大学法人
液滴検出装置
10日前
個人
逆走・正走車両検出システム
2か月前
アズビル株式会社
建物管理システム
1か月前
日本信号株式会社
情報提供システム
2か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
1日前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
1か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
1か月前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
23日前
個人
磁気・光学誘導路線による車両の運行制御
1か月前
株式会社豊田自動織機
制御システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
1か月前
ホーチキ株式会社
非常通報システム
1か月前
株式会社フィットネスワン
見守りシステム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
障害物検知装置
17日前
ユニティガードシステム株式会社
警備監視システム
28日前
Adora株式会社
アプリ使用制御システム
1か月前
能美防災株式会社
火災感知器窓部清掃システム
15日前
シャープ株式会社
駐車場管理装置
1か月前
個人
注意喚起システム及び注意喚起装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
運転支援装置
1か月前
株式会社エイビット
工事観測システム
29日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
路面状態の推定方法
1日前
続きを見る