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公開番号
2024143914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056860
出願日
2023-03-31
発明の名称
作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F15B
11/02 20060101AFI20241004BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】作業車において、第1油圧ポンプの作動油と第2油圧ポンプの作動油とが合流して作業装置に供給される状態で、高い負荷が作業装置に掛かった場合、圧力損失や作動油の温度上昇を抑える。
【解決手段】第1油圧ポンプ21の作動油を第1作業装置11に供給する第1供給油路31と、第1供給油路31と合流弁25とに亘って接続された第2供給油路32とが備えられる。合流弁25は、第2油圧ポンプ22の作動油を第2供給油路32から第1供給油路31に供給する合流位置25aと、第2油圧ポンプ22の作動油を第1供給油路31及び第2供給油路32に供給しない非合流位置25bとを有している。第1作業装置11に掛かる負荷に基づいて、合流弁25を非合流位置25bに操作する解除部36が備えられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1油圧ポンプと、第2油圧ポンプと、第1作業装置と、前記第1油圧ポンプの作動油を前記第1作業装置に供給する第1供給油路と、前記第2油圧ポンプの作動油が供給される合流弁と、前記第1供給油路と前記合流弁とに亘って接続された第2供給油路とが備えられ、
前記合流弁は、前記第2油圧ポンプの作動油を前記第2供給油路から前記第1供給油路に供給する合流位置と、前記第2油圧ポンプの作動油を前記第1供給油路及び前記第2供給油路に供給しない非合流位置とを有しており、
前記第1作業装置に掛かる負荷に基づいて、前記合流弁を前記非合流位置に操作する解除部が備えられている作業車。
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【請求項2】
第2作業装置が備えられ、
前記第2油圧ポンプの作動油が、前記第2作業装置に供給され、前記第2作業装置から前記合流弁に供給される請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記第1作業装置に掛かる負荷が、前記第2供給油路の圧力であり、
前記解除部は、前記第2供給油路の圧力が事前に設定された設定圧力よりも高くなると、前記合流弁を前記非合流位置に操作する請求項1又は2に記載の作業車。
【請求項4】
前記合流弁は、前記非合流位置に付勢され、パイロット作動油が操作部に供給されることにより前記合流位置に操作されるパイロット操作式であり、
切換弁と、前記合流弁の操作部と前記切換弁とに亘って接続されたパイロット油路とが備えられ、
前記切換弁は、パイロット作動油を前記パイロット油路から前記合流弁の操作部に供給して、前記合流弁を前記合流位置に操作可能な第1位置と、パイロット作動油を前記合流弁の操作部から前記パイロット油路を介して排出して、前記合流弁を前記非合流位置に操作する第2位置とを有し、
前記解除部は、前記第2供給油路の圧力が前記設定圧力よりも高くなると、パイロット作動油を前記パイロット油路から排出して、前記合流弁を前記非合流位置に操作するリリーフ弁である請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
前記第1供給油路から前記合流弁に向けての作動油の流れを阻止可能なチェック弁が、前記第2供給油路に設けられ、
前記リリーフ弁は、前記第2供給油路における前記第1供給油路と前記チェック弁との間の部分の圧力が前記設定圧力よりも高くなると、パイロット作動油を前記パイロット油路から排出する請求項4に記載の作業車。
【請求項6】
絞り部が、前記パイロット油路における前記リリーフ弁が接続される部分と前記切換弁との間の部分に設けられている請求項4に記載の作業車。
【請求項7】
前記パイロット油路に接続される排油路が備えられ、
絞り部と前記リリーフ弁とが、前記排油路に設けられている請求項4に記載の作業車。
【請求項8】
絞り部が、前記パイロット油路における前記リリーフ弁が接続される部分と前記合流弁との間の部分に設けられている請求項4に記載の作業車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車において、装備された作業装置への作動油の供給の構成に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、作業装置に作動油を供給可能な第1油圧ポンプが設けられている。例えば家畜ハウスでの作業や住宅地での作業の場合、騒音を抑える為に、第1油圧ポンプを駆動する原動部(エンジンや電動モータ等)の回転数を低い値に設定することがある。
【0003】
原動部の回転数を落とすと、作業装置に供給する第1油圧ポンプの作動油が不足することがあるので、特許文献1では、第2油圧ポンプの作動油が切換弁を介して供給油路に供給され、第1油圧ポンプの作動油と第2油圧ポンプの作動油とが合流して作業装置に供給されており、作業装置の作動油が確保されている。
【0004】
特許文献1では、低圧リリーフ弁が第2油圧ポンプに対して接続されている。第1油圧ポンプの作動油と第2油圧ポンプの作動油とが合流して作業装置に供給される場合、作業装置に掛かる負荷が高くなると、低圧リリーフ弁が開き操作されて、原動部の回転数の低下が回避される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平5-22657号公報(図2の符号10,16,18,20,21を参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、第1油圧ポンプの作動油と第2油圧ポンプの作動油とが合流して作業装置に供給される状態において、作業装置に掛かる負荷が高くなった場合、低圧リリーフ弁が開き操作されることにより、原動部の回転数の低下は回避されるのであるが、低圧リリーフ弁が開き操作されることによる作動油の温度の上昇が懸念される。
低圧リリーフ弁が開き操作された場合、第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプの両方に負荷が掛かっているので、第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプの圧力損失が大きくなることが懸念される。これにより、圧力損失を抑えるという点や、作業油の温度上昇を抑えるという点において、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、作業車において、第1油圧ポンプの作動油と第2油圧ポンプの作動油とが合流して作業装置に供給される状態で、高い負荷が作業装置に掛かった場合、圧力損失や作動油の温度上昇を抑えることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の作業車は、第1油圧ポンプと、第2油圧ポンプと、第1作業装置と、前記第1油圧ポンプの作動油を前記第1作業装置に供給する第1供給油路と、前記第2油圧ポンプの作動油が供給される合流弁と、前記第1供給油路と前記合流弁とに亘って接続された第2供給油路とが備えられ、前記合流弁は、前記第2油圧ポンプの作動油を前記第2供給油路から前記第1供給油路に供給する合流位置と、前記第2油圧ポンプの作動油を前記第1供給油路及び前記第2供給油路に供給しない非合流位置とを有しており、前記第1作業装置に掛かる負荷に基づいて、前記合流弁を前記非合流位置に操作する解除部が備えられている。
【0009】
本発明によると、第1油圧ポンプの作動油が第1供給油路を介して第1作業装置に供給されている状態において、合流弁が合流位置に操作されると、第2油圧ポンプの作動油が合流弁から第2供給油路を介して第1供給油路に供給されるのであり、第1油圧ポンプの作動油と第2油圧ポンプの作動油とが合流して第1作業装置に供給される。
【0010】
本発明によると、前述の状態において、第1作業装置に掛かる負荷が高くなった場合、解除部により合流弁が非合流位置に操作されるので、第2油圧ポンプに対して高い負荷が掛からなくなり、第2油圧ポンプの圧力損失が抑えられる。これにより、第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプにおいて、第2油圧ポンプの圧力損失が抑えられることによって、作業車の全体としての圧力損失を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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