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公開番号
2025074604
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185536
出願日
2023-10-30
発明の名称
電気融着継手
出願人
株式会社クボタケミックス
代理人
個人
主分類
F16L
47/02 20060101AFI20250507BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】耐久性を向上させつつ施工性に優れるチーズ型の電気融着継手を提供する。
【解決手段】電気融着継手は、少なくとも一方端部に形成された電気融着受口30を有する本管部14と本管部の中央部から分岐する分岐管部16とを有する分岐継手本体12、および本管部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の補強繊維18を備える。補強繊維は、電気融着受口が有する電源接続端子32およびインジケータ34が露出するように本管部に巻き付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
チーズ型の電気融着継手であって、
少なくとも一方端部に形成された電気融着受口を有する本管部と、前記本管部の中央部から分岐する分岐管部とを有する分岐継手本体、および
前記本管部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の補強繊維を備え、
前記補強繊維は、前記電気融着受口が有する電源接続端子およびインジケータが露出するように前記本管部に巻き付けられている、電気融着継手。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記補強繊維は、前記本管部の前記分岐管部との交差部分である分岐交差部において3重以上に巻き付けられている、請求項1記載の電気融着継手。
【請求項3】
前記補強繊維は、前記本管部の前記分岐管部との交差部分である分岐交差部において、前記分岐管部の基端部にかかると共に前記分岐管部の軸中心の延長線上の部分である分岐対向中心部にかかるように、前記本管部の軸中心に対して斜め方向に巻き付けられている、請求項1または2記載の電気融着継手。
【請求項4】
前記分岐交差部における前記補強繊維の1重目と2重目との重ね幅および2重目と3重目との重ね幅のそれぞれは、少なくとも当該補強繊維の幅の2分の1以上の大きさである、請求項2記載の電気融着継手。
【請求項5】
前記補強繊維の外周面に巻き付けられた保護テープを備える、請求項1または2記載の電気融着継手。
【請求項6】
前記保護テープは、前記補強繊維の外周面全体を覆うように設けられている、請求項5記載の電気融着継手。
【請求項7】
前記保護テープは、前記電源接続端子および前記インジケータが露出するように設けられている、請求項5記載の電気融着継手。
【請求項8】
前記分岐管部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の第2補強繊維を備える、請求項1または2記載の電気融着継手。
【請求項9】
前記分岐管部は、第1管部と、前記第1管部と同じ外径でかつ前記第1管部よりも管厚が大きい第2管部とを含み、
前記第2管部の前記第1管部側の端部の内周面に前記第1管部の内径と同じ径を有する環状の凹部が形成されると共に、前記第1管部と前記第2管部とがバット融着によって接続されており、
前記第1管部の外周面および前記第2管部の前記第1管部側の端部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の第2補強繊維を備える、請求項1または2記載の電気融着継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電気融着継手に関し、特にたとえば、電気融着受口を有する本管部および差口管部を備えるチーズ型の電気融着継手に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のこの種のチーズ型の管継手(分岐管体)に関する技術が特許文献1に開示される。特許文献1の技術では、樹脂配管と、樹脂配管と接続され、管部の少なくとも一部に分岐部が所定角度で接合されて構成される樹脂製の分岐管体と、分岐管体の外周に設けられる補強層とを備える。補強層は、管部と分岐部との接合部近傍の外面形状に対応した形状に沿って配置され、接合部近傍の外面全周に渡って覆う補強部材と、少なくとも補強部材が配置される部位以外の分岐管体の外周面に巻きつけられる繊維補強テープ(補強繊維)とを有する。補強部材は、補強部材の外周に設けられる保持部材で固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-2489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、補強部材を分岐管体に取り付けることに加えて、繊維補強テープを分岐管体に巻き付けることで、配管の分岐部の耐圧強度(耐内圧特性)を高めている。この特許文献1の技術では、配管を施工した後に繊維補強テープが分岐管体に巻き付けられる。繊維補強テープを分岐管体に巻き付けた状態では、分岐管体に対して樹脂配管を接続できないからである。しかしながら、配管の施工後に、狭小なハンドホール内などにおいて繊維補強テープを分岐管体に巻き付けることは困難であり、所望する耐圧強度を得られない恐れがある。
【0005】
また、特許文献1の技術では、分岐管体の本管部の両端部がプレーンエンドとなっており、本管部の端部に電気融着受口を有するチーズ型の電気融着継手(EFチーズ)については、考慮されていない。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、電気融着継手を提供することである。
【0007】
この発明の他の目的は、耐圧強度を向上させつつ、施工性にも優れる、電気融着継手を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、チーズ型の電気融着継手であって、少なくとも一方端部に形成された電気融着受口を有する本管部と、本管部の中央部から分岐する分岐管部とを有する分岐継手本体、および本管部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の補強繊維を備え、補強繊維は、電気融着受口が有する電源接続端子およびインジケータが露出するように本管部に巻き付けられている、電気融着継手である。
【0009】
第1の発明では、電気融着継手は、少なくとも一方端部に形成された電気融着受口を有する本管部と、本管部の中央部から分岐する分岐管部とを有する分岐継手本体を備えるチーズ型の電気融着継手(EFチーズ)である。電気融着受口の外周面には、電源接続端子およびインジケータが設けられている。また、電気融着継手は、本管部の外周面に巻き付けられた長尺帯状の補強繊維を備える。この補強繊維は、電源接続端子およびインジケータが露出するように本管部に巻き付けられている。補強繊維が本管部に巻き付けられていることで、本管部延いては電気融着継手の耐圧強度(耐内圧特性)が向上される。また、補強繊維が本管部に予め巻き付けられており、施工時に補強繊維を巻き付ける必要がないので、施工品質が安定する。さらに、電源接続端子およびインジケータを露出させた状態で補強繊維が巻き付けられているので、補強繊維を有さない継手と変わりなく電気融着継手を施工できる。
【0010】
第1の発明によれば、電源接続端子およびインジケータが露出するように本管部に巻き付けられた補強繊維を予め備えるので、電気融着継手の耐圧強度を向上させつつ、施工性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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