TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024085668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200315
出願日2022-12-15
発明の名称流体圧制御装置
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F15B 11/00 20060101AFI20240620BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】新たに中立カット弁を追加する場合に、流体圧制御装置の大型化を抑制する。
【解決手段】流体圧制御装置100は、第1回路系統10と、第2回路系統20と、第1制御弁121~125が収容される第1領域R1と第2制御弁221~224が収容される第2領域R2とを有するバルブブロック3と、を備える。第1回路系統10は、第1中立通路11とタンクTとの接続を連通または遮断する第1中立カット弁40と、を有し、第2回路系統20は、第2中立通路21とタンクTとの接続を連通または遮断する第2中立カット弁60と、を有する。第1中立カット弁40と第2中立カット弁60は、第1領域R1及び第2領域R2のいずれか一方に収容される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体圧制御装置であって、
第1ポンプに接続されアクチュエータを制御する第1制御弁を少なくとも1つ有する第1回路系統と、
第2ポンプに接続されアクチュエータを制御する第2制御弁を少なくとも一つ有する第2回路系統と、
前記第1制御弁が収容される第1領域と前記第2制御弁が収容される第2領域とを有するバルブブロックと、を備え、
前記第1回路系統は、
全ての前記第1制御弁が中立位置にある場合に前記第1ポンプの作動流体をタンクに還流させる第1中立通路と、
前記第1中立通路における前記第1制御弁の下流に設けられ、前記第1中立通路と前記タンクとの接続を連通または遮断する第1中立カット弁と、を有し、
前記第2回路系統は、
全ての前記第2制御弁が中立位置にある場合に前記第2ポンプの作動流体を前記タンクに還流させる第2中立通路と、
前記第2中立通路における前記第2制御弁の下流に設けられ、前記第2中立通路と前記タンクとの接続を連通または遮断する第2中立カット弁と、を有し、
前記第1中立カット弁と前記第2中立カット弁は、前記第1領域及び前記第2領域のいずれか一方に収容されることを特徴とする流体圧制御装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載された流体圧制御装置であって、
前記第1中立カット弁は、前記第1中立通路と前記タンクとの接続を遮断または連通する第1スプールを有し、
前記第2中立カット弁は、前記第2中立通路と前記タンクとの接続を遮断または連通する第2スプールを有し、
前記第1スプールと前記第2スプールは、同軸上に配置されることを特徴とする流体圧制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載された流体圧制御装置であって、
前記第1スプールと前記第2スプールは、前記バルブブロックに形成された同一の貫通孔内に収容されることを特徴とする流体圧制御装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載された流体圧制御装置であって、
前記第1回路系統は、
前記第1中立通路における前記第1中立カット弁の下流に設けられ、前記第1中立通路の最高圧を規定する第1リリーフ弁をさらに有し、
前記第2回路系統は、
前記第2中立通路における前記第2中立カット弁の下流に設けられ、前記第2中立通路の最高圧を規定する第2リリーフ弁をさらに有し、
前記第1中立カット弁、前記第2中立カット弁、前記第1リリーフ弁及び前記第2リリーフ弁は、前記第1領域または前記第2領域のうち、いずれかの同じ領域に設けられることを特徴とする流体圧制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体圧制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1ポンプに接続され第1ポンプから吐出される作動油が供給される第1回路系統と、第2ポンプに接続され第2ポンプから吐出される作動油が供給される第2回路系統と、を備えた流体圧制御装置が開示されている。特許文献1に記載された流体圧制御装置の第2回路系統は、第2ポンプから供給される作動油をタンクへ導く第2中立通路と、第2中立通路に直列に接続される複数のアクチュエータ制御弁と、アクチュエータ制御弁より下流側の第2中立通路に接続される中立カット弁と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-219003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された流体圧制御装置において、第1回路系統にも、第1中立通路と排出通路とを連通または遮断する中立カット弁を設けることが考えられる。その場合において、第1回路系統を収容するバルブブロックに中立カット弁を設けると、中立カット弁を収容するスペースの分、バルブブロックが大型化してしまう。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、新たに中立カット弁を追加する場合に、流体圧制御装置の大型化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、流体圧制御装置であって、第1ポンプに接続されアクチュエータを制御する第1制御弁を少なくとも1つ有する第1回路系統と、第2ポンプに接続されアクチュエータを制御する第2制御弁を少なくとも一つ有する第2回路系統と、第1制御弁が収容される第1領域と第2制御弁が収容される第2領域とを有するバルブブロックと、を備え、第1回路系統は、全ての第1制御弁が中立位置にある場合に第1ポンプの作動流体をタンクに還流させる第1中立通路と、第1中立通路における第1制御弁の下流に設けられ、第1中立通路とタンクとの接続を連通または遮断する第1中立カット弁と、を有し、第2回路系統は、全ての第2制御弁が中立位置にある場合に第2ポンプの作動流体をタンクに還流させる第2中立通路と、第2中立通路における第2制御弁の下流に設けられ、第2中立通路とタンクとの接続を連通または遮断する第2中立カット弁と、を有し、第1中立カット弁と第2中立カット弁は、第1領域及び第2領域のいずれか一方に収容されることを特徴とする。
【0007】
この発明では、第1中立カット弁と第2中立カット弁は、第1領域及び第2領域のいずれか一方に収容されるので、例えば、第1中立カット弁を新たに追加する場合に、既に第2中立カット弁が設けられている領域に第1中立カット弁を収容することができるため、追加する第1中立カット弁を収容するスペースを新たに確保する必要がない。よって、流体圧制御装置の大型化を抑制できる。
【0008】
また、本発明では、第1中立カット弁が、第1中立通路とタンクとの接続を遮断または連通する第1スプールを有し、第2中立カット弁は、第2中立通路とタンクとの接続を遮断または連通する第2スプールを有し、第1スプールと第2スプールは、同軸上に配置されることを特徴とする。
【0009】
この発明では、第1中立カット弁の第1スプールと第2中立カット弁の第2スプールとが、同軸上に配置されるので、第1中立カット弁の第1スプールと第2中立カット弁の第2スプールとがずれて配置される場合に比べ、流体圧制御装置の大型化を抑制できる。
【0010】
また、本発明では、第1スプールと第2スプールは、バルブブロックに形成された同一の貫通孔内に収容されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
株式会社コスメック
圧油給排システム
1か月前
株式会社コスメック
シリンダ装置
2か月前
株式会社フクハラ
ドレン排出構造
1か月前
ソネック株式会社
エア噴出機構
3か月前
日立建機株式会社
運搬車両
3か月前
ダイキン工業株式会社
油圧ユニット
2か月前
ダイキン工業株式会社
油圧ユニット
2か月前
ダイキン工業株式会社
油圧装置
5か月前
川崎重工業株式会社
マルチコントロールバルブ
25日前
和光工業株式会社
シリンダ及び昇降装置
1か月前
カヤバ株式会社
流体圧機器
2か月前
株式会社ユキテック
流体式アクチュエータ
1か月前
古河ユニック株式会社
油圧制御装置
4か月前
コベルコ建機株式会社
ポンプ制御装置
3か月前
株式会社クボタ
作業機の油圧システム
4か月前
カヤバ株式会社
流体圧制御装置
2か月前
カヤバ株式会社
流体圧制御装置
3日前
カヤバ株式会社
流体圧シリンダ
1か月前
株式会社小松製作所
作業機械
20日前
ナブテスコ株式会社
液圧モータユニット
10日前
日立建機株式会社
フラッシング装置及び建設機械
2か月前
オークマ株式会社
油圧システム
1か月前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械の油圧駆動装置
2か月前
SMC株式会社
残圧排気エア回路及び残圧排気弁
4か月前
SMC株式会社
シリンダ装置
10日前
JFEスチール株式会社
油圧シリンダ装置
1か月前
カヤバ株式会社
流体圧シリンダユニット
1か月前
TPR株式会社
流体圧シリンダのピストン
4か月前
ハーヴェー ハイドローリック エスイー
油圧弁装置
4か月前
臻賞工業股ふん有限公司
電磁バルブ内蔵パワーシリンダ
19日前
三菱重工パワーインダストリー株式会社
圧力波発生装置
5か月前
株式会社ブリヂストン
流体圧アクチュエータ
2か月前
続きを見る