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公開番号2024104556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008835
出願日2023-01-24
発明の名称駆動装置、駆動方法
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F15B 15/06 20060101AFI20240729BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】直線駆動および回転駆動の両方を低コストで実現可能な駆動装置等を提供する。
【解決手段】アクチュエータ1は、直線駆動方向Tによって直線駆動されるピストン2と、モータ9によって回転駆動方向Rに沿って回転駆動される回転部材3と、ピストン2におけるピストン本体23と回転部材3における延在部38を直線駆動方向Rに連結し、当該直線駆動方向Rに沿って伸縮可能な伸縮部材4と、を備える。回転部材3は、ピストン2の一部および伸縮部材4を内部に収容し、その外周面においてモータ9によって回転駆動される。回転部材3の外周面をモータ9に対して回転可能に支持する回転軸受6を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
直線駆動される直動部材と、
回転駆動される回転部材と、
前記直動部材と前記回転部材を直線駆動方向に連結し、当該直線駆動方向に沿って伸縮可能な伸縮部材と、
を備える駆動装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記回転部材を回転駆動するモータを備える、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記回転部材は、前記直動部材の一部および前記伸縮部材を内部に収容し、その外周面において前記モータによって回転駆動される、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記回転部材の外周面を前記モータに対して回転可能に支持する軸受を備える、請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記回転部材は、その内部に延在する延在部を備え、
前記伸縮部材は、前記直動部材と前記延在部を前記直線駆動方向に連結する、
請求項3に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記直動部材の前記回転部材側の一部、前記回転部材の前記直動部材側の一部および前記伸縮部材を内部に収容する筐体を備え、
前記回転部材は、前記筐体によって回転可能に支持され、当該筐体の外部において前記モータによって回転駆動される、
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記筐体と前記回転部材の間にメカニカルシールが設けられる、請求項6に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記直動部材は、前記直線駆動方向に沿って前記回転部材の内部に延在する被測位部を備え、
前記回転部材の内周面には、前記被測位部に対向して、その前記直線駆動方向における位置を測定する測位部が設けられる、
請求項1から7のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項9】
前記伸縮部材は、前記被測位部を外周側から囲む、請求項8に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記測位部は、前記伸縮部材より前記直動部材から遠い位置に設けられる、請求項8に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、直線駆動および回転駆動の両方を実現するアクチュエータが開示されている。直線駆動は、流体圧シリンダによって実現され、回転駆動は、流体圧シリンダ内のピストンを回転させるモータによって実現される。すなわち、可動部としてのピストンが、流体圧シリンダによって直線駆動され、モータによって回転駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-301231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ピストンを回転可能に支持するガイドフランジが設けられる。このガイドフランジは多角形状(例えば、四角形状)の孔を有し、同じ多角形状を有するピストンが挿入されることで、両者が空回りすることなく一体的に回転可能になっている。ガイドフランジの内周面とピストンの外周面の間に隙間が存在すると、流体圧シリンダの気密性やモータによる回転駆動の精度に悪影響を及ぼすため、ガイドフランジおよびピストンには高い加工精度が要求される。このことは、アクチュエータの部品コストや組立コストを押し上げる要因になっていた。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、直線駆動および回転駆動の両方を低コストで実現可能な駆動装置等を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の駆動装置は、直線駆動される直動部材と、回転駆動される回転部材と、直動部材と回転部材を直線駆動方向に連結し、当該直線駆動方向に沿って伸縮可能な伸縮部材と、を備える。
【0007】
この態様では、伸縮部材を介して回転部材の回転動力が直動部材に伝達される。また、直線駆動方向に沿って伸縮可能な伸縮部材は、直動部材の直線駆動を実質的に阻害しない。このように、可動部材としての直動部材において、直線駆動および回転駆動の両方が、伸縮部材を通じて低コストで実現される。
【0008】
本発明の別の態様は、駆動方法である。この方法は、直動部材を直線駆動することと、回転部材を回転駆動することと、直動部材と回転部材を直線駆動方向に連結し、当該直線駆動方向に沿って伸縮可能な伸縮部材を介して、回転部材の回転動力を直動部材に伝達することと、を実行する。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、これらの表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラム等に変換したものも、本発明に包含される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、直線駆動および回転駆動の両方を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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