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公開番号
2024082436
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-20
出願番号
2022196285
出願日
2022-12-08
発明の名称
液圧モータユニット
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F15B
11/00 20060101AFI20240613BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】外部から接続する配管数を減らすことができる液圧モータを提供する。
【解決手段】実施形態の油圧モータユニット10は、出力軸13a及びブレーキ13bを有する油圧モータ13と、出力軸13aの速度を切り替える二速切替弁23と、ブレーキ13bの制動を解除するブレーキ解除アクチュエータ15と、を備える。油圧モータ13は、駆動用の作動油が導かれる第1主油路11及び第2主油路12に接続されている。第1主油路11及び第2主油路12のうち圧力の低い作動油がブレーキ解除アクチュエータ15と二速切替弁23とに別々に供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
出力軸及び前記出力軸を制動するブレーキを有する液圧モータと、
前記出力軸の速度を切り替える二速切替弁と、
前記ブレーキの制動を解除するブレーキアクチュエータと、
を備え、
前記液圧モータは、駆動用の作動液が導かれる第1流路及び第2流路に接続され、
前記第1流路及び前記第2流路のうち圧力の低い作動液が前記ブレーキアクチュエータと前記二速切替弁とに別々に供給される、
液圧モータユニット。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第1流路及び前記第2流路に接続された低圧選択弁と、
前記低圧選択弁の下流側の流路の途中に接続された比例弁と、
を備え、
前記比例弁に接続されたパイロット流路により、前記圧力の低い作動液が前記ブレーキアクチュエータと前記二速切替弁とに別々に供給される、
請求項1に記載の液圧モータユニット。
【請求項3】
前記液圧モータは、前記第1流路及び前記第2流路に接続された液圧ポンプとともに閉回路接続されてHST式の回路を構成し、
前記HST式の回路の内部に比例弁が収納されている、
請求項2に記載の液圧モータユニット。
【請求項4】
前記比例弁は1つであり、
前記パイロット流路を分岐して前記ブレーキアクチュエータと前記二速切替弁とに作動液が供給される、
請求項2又は請求項3に記載の液圧モータユニット。
【請求項5】
出力軸及び前記出力軸を制動するブレーキを有する液圧モータと、
前記出力軸の速度を切り替える二速切替弁と、
前記ブレーキの制動を解除するブレーキアクチュエータと、
を備え、
前記液圧モータは、液圧ポンプにより駆動用の作動液が導かれる第1流路及び第2流路に接続され、前記液圧ポンプとともに閉回路接続されてHST式の回路を構成し、
前記第1流路及び前記第2流路に接続され、前記第1流路及び前記第2流路のうち圧力の低い作動液を選択する低圧選択弁と、
前記低圧選択弁の下流側の流路の途中に接続され、前記HST式の回路の内部に収納された1つの比例弁と、
を備え、
前記比例弁に接続されたパイロット流路により、前記圧力の低い作動液が前記ブレーキアクチュエータと前記二速切替弁とに分岐して供給される、
液圧モータユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液圧モータユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば油圧ショベル等の機械車両には、液圧モータとして複数の油圧モータが設けられている。これら油圧モータのうち、特に走行用の油圧モータのなかには、制動用のブレーキと、速度を切り替える変速機構とをまとめてユニット化したものがある。
一般に制動用のブレーキや速度切替用の変速機構は、独立した2つのパイロット油路が油圧モータの外部から接続され、それぞれのパイロット油路における作動油の圧力によって駆動される。このため、それぞれのパイロット油路を形成する配管が必要となる。この結果、それぞれのパイロット油路で作動油の圧力を制御する電磁比例弁等の部品が独立して必要となっている。
【0003】
配管や部品点数を減らす試みとして、例えば制動用のブレーキと、速度を制御する変速機構と、をパイロット油路で共通の電磁比例弁に接続する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このものは、ブレーキと変速機構とを共通の比例弁で制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6690855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、例えば共通の電磁比例弁は油圧モータの外部に設けられる。このため、パイロット油路を形成する2本の配管を油圧モータの外部からブレーキと変速機構とに独立させて接続する必要がある。よって、配管や部品点数をさらに減らすことが望まれている。
【0006】
本発明は、外部から接続する配管数を減らすことができる液圧モータユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
本発明の一態様に係る液圧モータユニットは、出力軸及び前記出力軸を制動するブレーキを有する液圧モータと、前記出力軸の速度を切り替える二速切替弁と、前記ブレーキの制動を解除するブレーキアクチュエータと、を備え、前記液圧モータは、駆動用の作動液が導かれる第1流路及び第2流路に接続され、前記第1流路及び前記第2流路のうち圧力の低い作動液が前記ブレーキアクチュエータと前記二速切替弁とに別々に供給される。
【0008】
ブレーキアクチュエータと二速切替弁とを一体にユニット化した液圧モータユニットは、この液圧モータユニットの内部に、第1流路及び第2流路のうち圧力の低い作動液を選択可能に構成されている。また、第1流路及び第2流路のうち圧力の低い作動液をブレーキアクチュエータと二速切替弁とに別々に供給するように構成した。
これにより、圧力の低い作動液をブレーキアクチュエータと二速切替弁とに別々に供給するパイロット流路を液圧モータユニットの内部に収納することが可能である。したがって、液圧モータユニットの外部から接続する配管数を減らすことができる。
【0009】
上記構成では、前記第1流路及び前記第2流路に接続された低圧選択弁と、前記低圧選択弁の下流側の流路の途中に接続された比例弁と、を備え、前記比例弁に接続されたパイロット流路により、前記圧力の低い作動液が前記ブレーキアクチュエータと前記二速切替弁とに別々に供給されてもよい。
【0010】
上記構成では、前記液圧モータは、前記第1流路及び前記第2流路に接続された液圧ポンプとともに閉回路接続されてHST式の回路を構成し、前記HST式の回路の内部に比例弁が収納されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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