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公開番号
2024094445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-10
出願番号
2021043428
出願日
2021-03-17
発明の名称
経皮吸収剤
出願人
国立大学法人九州大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/7088 20060101AFI20240703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】皮膚への核酸の浸透を向上させることができる経皮吸収剤を提供する。
【解決手段】経皮吸収剤は、核酸が界面活性剤で被覆された固体状の複合体と、油相と、皮膚浸透促進剤と、を含む。複合体は、油相に分散したSolid-in-oil型(S/O)粒子を形成している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
核酸が界面活性剤で被覆された固体状の複合体と、
油相と、
皮膚浸透促進剤と、
を含み、
前記複合体は、
前記油相に分散したSolid-in-oil型(S/O)粒子を形成している、
経皮吸収剤。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記皮膚浸透促進剤は、
グリセリン脂肪酸エステル、テルペノイド及びイオン液体からなる群から選択される、
請求項1に記載の経皮吸収剤。
【請求項3】
前記皮膚浸透促進剤は、
オレイン酸グリセリルである、
請求項1又は2に記載の経皮吸収剤。
【請求項4】
前記皮膚浸透促進剤の含有量は、
5~10質量%である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の経皮吸収剤。
【請求項5】
前記界面活性剤は、
ショ糖エルカ酸エステルである、
請求項1から4のいずれか一項に記載の経皮吸収剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、経皮吸収剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
遺伝子の発現を抑制するRNA干渉を利用したsmall-interfering RNA(siRNA)による遺伝子治療が注目されている。アトピー性皮膚炎、皮膚癌及び関節リウマチ等の難治性皮膚疾患でのsiRNAの経皮投与の有効性が示唆されている。
【0003】
親水性のsiRNAを疎水的な皮膚表面から体内へ効率よく浸透させるのは容易ではない。siRNAで疾患を治療するためには、siRNAを効率よく皮膚表面から浸透させる経皮ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が必要である。
【0004】
siRNAの経皮DDSとして、非特許文献1、2及び3では、それぞれリポソーム、エレクトロポレーション及びクリーム剤が検討されている。経皮DDSとしてのリポソームは、細網内皮系に取り込まれやすい上、肝臓に集積することが実用化への障壁となっている。エレクトロポレーションは、非常に高価で操作が煩雑である。クリーム剤は薬剤の輸送効率が低いのが難点である。
【0005】
親水性の化合物及びタンパク質の皮膚浸透性を高める製剤として、例えば、特許文献1に開示されたSolid-in-oil(S/O)型製剤が知られている。非特許文献4では、S/O型製剤による核酸の浸透性が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2006/025583号
【非特許文献】
【0007】
B.Geusens,外5名,「Ultradeformable cationic liposomes for delivery of small interfering RNA(siRNA) into human primary melanocytes」,Journal of Controlled Release,2009年,133(3),214-220
Tomoyuki Inoue,外8名,「Modulation of scratching behavior by silencing an endogenous cyclooxygenase-1 gene in the skin through the administration of siRNA」,The Journal of Gene Medicine,2007年,9(11),994-1001
M Takanashi,外10名,「Therapeutic silencing of an endogenous gene by siRNA cream in an arthritis model mouse」,Gene Therapy,2009年,16,982-989
生津 賢一,外3名,「油中ナノ分散化技術を利用したオリゴ核酸経皮デリバリー技術の創製」、化学工学会第42回秋季大会 研究発表講演要旨集,2010年、151頁(W1P31)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献4に開示されたS/O型製剤によれば、表皮付近の核酸の浸透が促進される。しかし、疾患の抑制及び治療を目的とした核酸の経皮DDSの実用化には、核酸を皮膚にさらに効率的に浸透させる必要がある。
【0009】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、皮膚への核酸の浸透を向上させることができる経皮吸収剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る経皮吸収剤は、
核酸が界面活性剤で被覆された固体状の複合体と、
油相と、
皮膚浸透促進剤と、
を含み、
前記複合体は、
前記油相に分散したSolid-in-oil型(S/O)粒子を形成している。
(【0011】以降は省略されています)
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