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公開番号2024093742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210306
出願日2022-12-27
発明の名称制御システム、及び、制御装置
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04J 99/00 20090101AFI20240702BHJP(電気通信技術)
要約【課題】OAMモード多重伝送の受信側から送信側へのフィードバックを実現する、制御システム及び制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置40は、OAM通信装置30に、第1フィードバック信号を、UCAアンテナ31の複数のアンテナ素子31-1~31-4のうちの一のアンテナ素子31以外のアンテナ素子31を用いず、該一のアンテナ素子31から送信させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1OAM(Orbital Angular Momentum)モード多重通信装置と第2OAMモード多重通信装置との間の通信を制御する制御システムであって、
前記第1OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第1UCA(Uniform Circular Array)と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重信号を形成する固定ウェイトの第1OAM送信処理部と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子と前記第1OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する第1位相調整部と、
を具備し、
前記第2OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第2UCAと、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化された第1OAM受信処理部と、
を具備し、
前記制御システムは、第1制御部と、第2制御部とを具備し、
前記第1制御部は、前記第1UCAの基準面に対する前記第1UCAのアレー面の偏移である第1の軸ずれを補償する第1補償手順において、前記第1OAMモード多重通信装置に、前記第1UCAのN個のアンテナ素子のそれぞれからOAMモード多重信号を送信させ、
前記第2制御部は、前記第1補償手順において、前記第1OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて、前記第1の軸ずれに対応した情報を特定し、該第1の軸ずれに対応した情報に基づく第1フィードバック信号を形成し、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記形成された第1フィードバック信号を、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず、該一のアンテナ素子から送信させ、
前記第1制御部は、前記第1補償手順において、前記第1UCAのN個のアンテナ素子を介して前記第1フィードバック信号を取得し、前記取得された第1フィードバック信号に基づいて、前記第1位相調整部の位相値を制御する、
制御システム。
続きを表示(約 4,000 文字)【請求項2】
前記第1制御部は、
前記第1補償手順において、前記第1OAMモード多重通信装置に、前記第1UCAのN個のアンテナ素子のそれぞれからOAMモード多重信号を送信させる第1送信制御部と、
前記第1補償手順において、前記第1UCAのN個のアンテナ素子を介して前記第1フィードバック信号を取得する第1取得部と、
前記第1補償手順において、前記取得された第1フィードバック信号に基づいて、前記第1位相調整部の位相値を制御する第1ビーム制御部と、
を具備し、
前記第2制御部は、
前記第1補償手順において、前記第1OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて、前記第1の軸ずれに対応した情報を特定し、該第1の軸ずれに対応した情報に基づく第1フィードバック信号を形成する第1形成部と、
前記第1補償手順において、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記形成された第1フィードバック信号を、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず、該一のアンテナ素子から送信させる第2送信制御部と、
を具備する、
請求項1記載の制御システム。
【請求項3】
前記第1取得部は、前記第1UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対してOAMモード「ゼロ」に対応するOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって得られた受信信号から前記第1フィードバック信号を抽出する、
請求項2記載の制御システム。
【請求項4】
前記第2送信制御部は、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記第1フィードバック信号をフレームのオーバヘッド部分を用いて送信させる、
請求項2記載の制御システム。
【請求項5】
前記第2送信制御部は、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記第1フィードバック信号をフレームのペイロード部分を用いて送信させる、
請求項2記載の制御システム。
【請求項6】
前記第2OAMモード多重通信装置は、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAMモード多重信号を形成する固定ウェイトの第2OAM送信処理部と、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子と前記第2OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する第2位相調整部と、
を具備し、
前記第1OAMモード多重通信装置は、前記第1UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化された第2OAM受信処理部を具備し、
前記第2制御部は、前記第1補償手順の後に実行される手順であって、前記第2UCAの基準面に対する前記第2UCAのアレー面の偏移である第2の軸ずれを補償する手順である第2補償手順において、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のそれぞれからOAMモード多重信号を送信させ、
前記第1制御部は、前記第2補償手順において、前記第2OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて、前記第2の軸ずれに対応した情報を特定し、該第2の軸ずれに対応した情報に基づく第2フィードバック信号を形成し、前記第1OAMモード多重通信装置に、前記形成された第2フィードバック信号を、前記第1UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず、該一のアンテナ素子から送信させ、
前記第2制御部は、前記第2補償手順において、前記第2UCAのN個のアンテナ素子を介して前記第2フィードバック信号を取得し、前記取得された第2フィードバック信号に基づいて、前記第2位相調整部の位相値を制御する、
請求項1記載の制御システム。
【請求項7】
前記第1補償手順及び前記第2補償手順は、前記第1OAMモード多重通信装置と前記第2OAMモード多重通信装置との間のリンクを確立するリンク確立手順の一部として実行される、
請求項6記載の制御システム。
【請求項8】
第1OAM(Orbital Angular Momentum)モード多重通信装置と第2OAMモード多重通信装置との間の通信を制御する制御システムにおける第1制御装置であって、
前記第1OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第1UCA(Uniform Circular Array)と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重信号を形成する固定ウェイトのOAM送信処理部と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子と前記OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する位相調整部と、
を具備し、
前記第2OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第2UCAと、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化されたOAM受信処理部と、
を具備し、
前記第1制御装置は、
前記第1UCAの基準面に対する前記第1UCAのアレー面の偏移である軸ずれを補償する補償手順において、前記第1OAMモード多重通信装置に、前記第1UCAのN個のアンテナ素子のそれぞれからOAMモード多重信号を送信させる送信制御部と、
前記補償手順において、前記第1UCAのN個のアンテナ素子を介してフィードバック信号を取得する取得部と、
前記補償手順において、前記取得されたフィードバック信号に基づいて、前記位相調整部の位相値を制御するビーム制御部と、
を具備し、
前記フィードバック信号は、前記制御システムの第2制御装置において、前記OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて特定される軸ずれに対応した情報に基づいて形成され、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず該一のアンテナ素子から送信される、
第1制御装置。
【請求項9】
前記取得部は、前記第1UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対してOAMモード「ゼロ」に対応するOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって得られた受信信号から前記フィードバック信号を抽出する、
請求項8記載の第1制御装置。
【請求項10】
第1OAM(Orbital Angular Momentum)モード多重通信装置と第2OAMモード多重通信装置との間の通信を制御する制御システムにおける第2制御装置であって、
前記第1OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第1UCA(Uniform Circular Array)と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重信号を形成する固定ウェイトのOAM送信処理部と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子と前記OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する位相調整部と、
を具備し、
前記第2OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第2UCAと、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化されたOAM受信処理部と、
を具備し、
前記第2制御装置は、
前記第1UCAの基準面に対する前記第1UCAのアレー面の偏移である軸ずれを補償する補償手順において、前記OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて、前記軸ずれに対応した情報を特定し、該軸ずれに対応した情報に基づくフィードバック信号を形成する形成部と、
前記補償手順において、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記形成されたフィードバック信号を、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず、該一のアンテナ素子から送信させる送信制御部と、
を具備する、
第2制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御システム、及び、制御装置に関する。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、軌道角運動量(OAM:orbital angular momentum)を持つ電磁波を用いた無線伝送方式(つまり、OAMモード多重伝送方式)が注目されている(例えば、非特許文献1)。非特許文献1では、OAMモード多重伝送に用いられる送信側UCA(Uniform Circular Array)のアレー面と受信側UCAのアレー面との角度を持ったずれ(軸ずれ)によってOAMモード多重伝送の特性が劣化することが指摘されている。そして、非特許文献1では、この特性劣化を補償する方法の一例として、送信ビーム制御(BS:Beam Steering)が挙げられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
櫻谷信彦・西村寿彦・大鐘武雄(北大)・旦代智哉・内田大輔(東芝),”OAMビーム制御によるUCA軸ずれ補償の検討”, IEICE Technical Report, RCS2020-260、2021年3月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、軸ずれによるOAMモード多重伝送の特性劣化をビーム制御で補償するためには、OAMモード多重伝送の受信側からフィードバック信号を送信側に送信する必要があると考えられる。
【0005】
しかしながら、非特許文献1では、OAMモード多重伝送の受信側から送信側にフィードバック信号を伝送する手法について何ら検討されていない。
【0006】
本開示の目的は、OAMモード多重伝送の受信側から送信側へのフィードバックを実現する、制御システム及び制御装置を提供することにある。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、制御システムは、
第1OAM(Orbital Angular Momentum)モード多重通信装置と第2OAMモード多重通信装置との間の通信を制御する制御システムであって、
前記第1OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第1UCA(Uniform Circular Array)と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重信号を形成する固定ウェイトの第1OAM送信処理部と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子と前記第1OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する第1位相調整部と、
を具備し、
前記第2OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第2UCAと、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化された第1OAM受信処理部と、
を具備し、
前記制御システムは、第1制御部と、第2制御部とを具備し、
前記第1制御部は、前記第1UCAの基準面に対する前記第1UCAのアレー面の偏移である第1の軸ずれを補償する第1補償手順において、前記第1OAMモード多重通信装置に、前記第1UCAのN個のアンテナ素子のそれぞれからOAMモード多重信号を送信させ、
前記第2制御部は、前記第1補償手順において、前記第1OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて、前記第1の軸ずれに対応した情報を特定し、該第1の軸ずれに対応した情報に基づく第1フィードバック信号を形成し、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記形成された第1フィードバック信号を、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず、該一のアンテナ素子から送信させ、
前記第1制御部は、前記第1補償手順において、前記第1UCAのN個のアンテナ素子を介して前記第1フィードバック信号を取得し、前記取得された第1フィードバック信号に基づいて、前記第1位相調整部の位相値を制御する。
【0008】
他の態様では、第1制御装置は、
第1OAM(Orbital Angular Momentum)モード多重通信装置と第2OAMモード多重通信装置との間の通信を制御する制御システムにおける第1制御装置であって、
前記第1OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第1UCA(Uniform Circular Array)と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重信号を形成する固定ウェイトのOAM送信処理部と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子と前記OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する位相調整部と、
を具備し、
前記第2OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第2UCAと、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化されたOAM受信処理部と、
を具備し、
前記第1制御装置は、
前記第1UCAの基準面に対する前記第1UCAのアレー面の偏移である軸ずれを補償する補償手順において、前記第1OAMモード多重通信装置に、前記第1UCAのN個のアンテナ素子のそれぞれからOAMモード多重信号を送信させる送信制御部と、
前記補償手順において、前記第1UCAのN個のアンテナ素子を介してフィードバック信号を取得する取得部と、
前記補償手順において、前記取得されたフィードバック信号に基づいて、前記位相調整部の位相値を制御するビーム制御部と、
を具備し、
前記フィードバック信号は、前記制御システムの第2制御装置において、前記OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて特定される軸ずれに対応した情報に基づいて形成され、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず該一のアンテナ素子から送信される。
【0009】
他の態様では、第2制御装置は、
第1OAM(Orbital Angular Momentum)モード多重通信装置と第2OAMモード多重通信装置との間の通信を制御する制御システムにおける第2制御装置であって、
前記第1OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第1UCA(Uniform Circular Array)と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子からそれぞれ送信される複数(N以下)のOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重信号を形成する固定ウェイトのOAM送信処理部と、
前記第1UCAのN個のアンテナ素子と前記OAM送信処理部との間に設けられ且つ前記複数のOAMモード多重信号の位相を調整する位相調整部と、
を具備し、
前記第2OAMモード多重通信装置は、
回転対称状に且つ回転対称中心からの距離が等しい位置に配列されたN(Nは4以上の整数)個のアンテナ素子を含む第2UCAと、
前記第2UCAのN個のアンテナ素子にそれぞれ対応する複数の受信信号に対して、一のOAMモードに対応する適応制御の結果として得られたOAM受信ウェイトベクトルを乗算することによって、該一のOAMモードに対応する受信信号を抽出する適応制御化されたOAM受信処理部と、
を具備し、
前記第2制御装置は、
前記第1UCAの基準面に対する前記第1UCAのアレー面の偏移である軸ずれを補償する補償手順において、前記OAM受信処理部におけるOAM受信ウェイトベクトルに含まれるOAM受信ウェイト振幅成分に基づいて、前記軸ずれに対応した情報を特定し、該軸ずれに対応した情報に基づくフィードバック信号を形成する形成部と、
前記補償手順において、前記第2OAMモード多重通信装置に、前記形成されたフィードバック信号を、前記第2UCAのN個のアンテナ素子のうちの一のアンテナ素子以外のアンテナ素子を用いず、該一のアンテナ素子から送信させる送信制御部と、
を具備する。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、OAMモード多重伝送の受信側から送信側へのフィードバックを実現する、制御システム及び制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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