TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024092044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024075179,2020016051
出願日2024-05-07,2020-02-03
発明の名称シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/64 20060101AFI20240628BHJP(車両一般)
要約【課題】着座状態の乗員の姿勢を容易に判定することができるシートを提供する。
【解決手段】シートは、シートバック内に高さ方向に列状に配置された複数のエアセルと、複数のエアセル内にそれぞれ流体を供給するエアポンプおよびバルブユニットと、複数のエアセル内の空気の圧力をそれぞれ検出する圧力センサ33と、シートバックに乗員が着座した後、圧力センサ33により検出された圧力が所定値になるまで、エアセルを加圧するようにエアポンプ用電動モータ41aおよびバルブユニットに含まれる電磁バルブ42aを制御するECU50と、を備える。ECU50は、複数のエアセルの加圧が開始されてから圧力が所定値になるまでに要する時間に基づいて、シートバックに着座した乗員の姿勢を判定する姿勢判定部51を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
人の背部を支持する支持面を有するシートであって、
前記支持面を介して人を加圧するように前記シート内に高さ方向に列状に配置された複数の流体袋と、
前記複数の流体袋の内部にそれぞれ流体を供給し、前記複数の流体袋を個別に加圧する加圧部と、
前記複数の流体袋内の流体の圧力をそれぞれ検出する圧力検出部と、
前記シートに人が着座した後に加圧を開始させ、前記圧力検出部により検出された圧力が所定値になるまで、または所定時間が経過するまで、前記複数の流体袋を加圧するように前記加圧部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、人が着座後に前記複数の流体袋の加圧が開始されてから前記圧力検出部により検出された圧力が前記所定値になるまでに要する時間または前記所定時間が経過したときの前記圧力検出部により検出された圧力に基づいて、前記シートに着座した人の姿勢を判定する姿勢判定部を有することを特徴とするシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートバックを有するシートに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、複数個の空気袋が内蔵されたシートバックを有する車両用シートが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載のシートでは、予め乗員が乗車する前に複数個の空気袋に空気が導入され、複数個の空気袋がそれぞれ所定の空気袋状態に設定される。そして、この状態で乗員が着座したときの空気袋の内部圧力の変化状態に応じて、乗員にとって負担がかからないようなシート形状が選定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-118030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載のシートでは、シート形状の選定のために、予め乗員が着座していない状態で複数個の空気袋に空気を導入し、複数個の空気袋を所定の空気袋状態に設定しておく必要がある。このため、乗員が着座する前に待機時間が必要となり、乗員にとって煩わしい。また、所定空気圧の状態になる前に乗員が着座すると、機能性が損なわれるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、人の背部を支持する支持面を有するシートであり、支持面を人に向けて加圧するようにシート内に高さ方向に列状に配置された複数の流体袋と、複数の流体袋の内部にそれぞれ流体を供給し、複数の流体袋を個別に加圧する加圧部と、複数の流体袋内の流体の圧力をそれぞれ検出する圧力検出部と、シートに人が着座した後、圧力検出部により検出された圧力が所定値になるまで、または所定時間が経過するまで、複数の流体袋を加圧するように加圧部を制御する制御部と、を備える。制御部は、複数の流体袋の加圧が開始されてから圧力検出部により検出された圧力が所定値になるまでに要する時間または所定時間が経過したときの圧力検出部により検出された圧力に基づいて、シートに着座した人の姿勢を判定する姿勢判定部を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、人が着座する前の待機時間を設けることなく、着座状態の人の姿勢を容易に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1実施形態に係るシートの概略構成を示す斜視図。
図1のシートを構成するシートフレームの要部構成を概略的に示す斜視図。
図1のシートバック内におけるエアセルの配置を概略的に示す断面図。
図3の変形例を示す図。
本発明の第1実施形態に係るシートに用いられる空気制御装置の構成を示すブロック図。
図5のECUで実行される処理の一例を示すフローチャート。
図6の変形例を示すフローチャート。
本発明の第2実施形態に係るシートに用いられるエアセルの配置を示す正面図。
本発明の第3実施形態に係るシートに用いられる互いに形態の異なるエアセルの位置関係を示すシートバックの要図断面図。
本発明の第3実施形態に係るシートに用いられる複数のエアセルの配置を示す斜視図。
本発明の第3実施形態に係るシートに用いられる空気制御装置の要部構成を示すブロック図。
本発明の変形例であるシートクッションの要部構成を示す断面図。
図12の面状部材と構造体の構成を示す斜視図。
図1の変形例を示す図。
本発明の変形例であるシートに内蔵される加圧機構の正面図。
図15の加圧機構の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
-第1実施形態-
以下、図1~図7を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態に係るシートは、例えば車両の運転席や助手席に設けられる車両用シートとして構成される。なお、第1実施形態に係るシートを、他の乗り物用シートとして用いることもでき、乗り物用シート以外に用いることもできる。したがって、シートに着座する人は乗員に限らない。
【0009】
図1は、本発明の第1実施形態に係るシート100の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、シート100は、乗員の臀部を支持するシートクッション1と、乗員の腰部および背部を支持するシートバック2と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト3とを有する。なお、以下ではシート100に着座した乗員を基準にして図示のように前後方向、左右方向および上下方向を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。
【0010】
シートクッション1は、前後方向および左右方向に延在し、上方から見ると全体が略矩形状を呈する。シートバック2は、上下方向および左右方向に延在し、前方から見ると全体が略矩形状を呈する。シート100は、内部にシートフレーム(図2)を有し、シートフレームを覆うようにウレタン樹脂製のパッド301とパッド301の表面の表皮302とを有する。シートクッション1の上面およびシートバック2の前面は、乗員が着座する着座面100aを構成し、着座面100aは、パッド301と表皮302とを介してシートフレームから支持される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
設置部材
3か月前
個人
車両用エアー傘
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
3か月前
個人
車内雨傘載置収納具
2か月前
個人
自動車盗難防止装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
個人
荷台雨除け装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
株式会社タイヨー産業
補助枕
2か月前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
個人
連結式、キャンピングカー
2日前
株式会社豊田自動織機
電動車両
1か月前
個人
全自動解除式シートベルト
1か月前
個人
移動手段のミラーカバー。
11日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
個人
車両の座席装置
22日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
ダイハツ工業株式会社
レバー
5日前
個人
セパレート型キャンピングカー
1か月前
株式会社ニフコ
カップホルダ
2か月前
個人
視認ペダル操作システム
1か月前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
個人
テーブル付きハンドルガード具
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
15日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
アピオ株式会社
荷物用支持具
18日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
10日前
続きを見る