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公開番号2024090817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206949
出願日2022-12-23
発明の名称ガスコンロの梱包部材
出願人株式会社パロマ
代理人個人,弁理士法人グランダム特許事務所
主分類B65D 85/68 20060101AFI20240627BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ガスコンロを収容する梱包部材において、付属品を効率良く安定的に収容しやすい構造を提供する。
【解決手段】梱包部材20は、外箱30と第1緩衝部材110と第2緩衝部材120とを備える。外箱30の第1フラップ41及び第2フラップ42のうちの一方には第1切り起こし部41Zが設けられ、他方には第2切り起こし部42Zが設けられる。第1緩衝部材110及び第2緩衝部材120のうちの少なくとも一方には、第1切り起こし部41Z及び第2切り起こし部42Zよりも上位置に配置され且つ板面が上側を向く板部が設けられ、板部の端部には切欠き部130が設けられる。梱包部材20は、付属品70の側部を切欠き部130内に入り込ませ、付属品70の下端部の前側に第1切り起こし部41Zを配置し後側に第2切り起こし部42Zを配置して付属品70を起立状態で保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の前後方向において互いに対向する前面部及び背面部を備えた筐体部を有するガスコンロを梱包対象とし、前記ガスコンロを内部に収容する梱包部材であって、
前記ガスコンロを収容する外箱と、
前記外箱に収容される第1緩衝部材と、
前記外箱に収容される第2緩衝部材と、
を備え、
前記外箱は、
正規の収容状態で収容された前記筐体部の前記前面部と対向する前壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の前記背面部に対向する後壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の一方の側面部に対向する第1側壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の他方の側面部に対向する第2側壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部を下方側から支える底壁部と、
前記第1側壁部の下端側から内側に折り曲げられる第1フラップと、
前記第2側壁部の下端側から内側に折り曲げられる第2フラップと、
前記前壁部の下端側から内側に折り曲げられる第3フラップと、
前記後壁部の下端側から内側に折り曲げられる第4フラップと、
を有し、
前記第1緩衝部材は、前記筐体部が前記外箱内において前記正規の収容状態で収容されたときに前記一方の側面部と前記第1側壁部との間に配置されつつ前記筐体部を支持し、
前記第2緩衝部材は、前記筐体部が前記外箱内において前記正規の収容状態で収容されたときに前記他方の側面部と前記第2側壁部との間に配置されつつ前記筐体部を支持し、
前記第1フラップ、前記第2フラップ、前記第3フラップ、及び前記第4フラップによって前記底壁部が構成され、前記第1フラップ及び前記第2フラップが、前記第3フラップ及び前記第4フラップの上側に配置され、
前記第1緩衝部材は、前記第1フラップの上側に配置されて前記第1フラップによって下方側から支持され、
前記第2緩衝部材は、前記第2フラップの上側に配置されて前記第2フラップによって下方側から支持され、
前記第1フラップ及び前記第2フラップのうちの一方のフラップにおいて後方側の端部には、左右に延びる折り目に沿って上方側に折り曲げられる第1切り起こし部が設けられ、他方のフラップにおいて前記一方のフラップ側の端部には、前後に延びる折り目に沿って上方に折り曲げられる第2切り起こし部が設けられ、
前記第1緩衝部材及び前記第2緩衝部材のうちの少なくとも一方の緩衝部材には、前記第1切り起こし部及び前記第2切り起こし部よりも上位置に配置され且つ板面が上側を向く板部が設けられ、
前記第1切り起こし部の折り目は、前記第2切り起こし部の前側の端部よりも前側の位置に配置され、
前記板部の端部には切欠き部が設けられ、
前記梱包部材内に収容される付属品の側部を前記切欠き部内に入り込ませ、前記付属品の下端部の前側に前記第1切り起こし部を配置し前記下端部の後側に前記第2切り起こし部を配置して前記付属品を起立状態で保持する
ガスコンロの梱包部材。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記一方の緩衝部材には、前記切欠き部の内側に折り目を有する折り曲げ可能な折り曲げ片が設けられ、
前記起立状態のときに前記切欠き部の内縁と前記折り曲げ片との間に前記付属品を挟みつつ保持する
請求項1に記載のガスコンロの梱包部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガスコンロの梱包部材に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガスコンロの梱包部材が開示されている。特許文献1に開示される梱包部材20は、後壁部13Fが上方側となるにつれて後方側に張り出す構成をなす筐体部2を備えたガスコンロ1を梱包対象とする。梱包部材20は、ガスコンロ1を収容する外箱30と、外箱30と筐体部2との間に配置され、筐体部2を支持する緩衝部材50と、ガスコンロ1の同梱部品を収容する内箱60と、を備えている。外箱30は、前壁部31、後壁部32、及び底壁部40と一体的に設けられる支持部35を有する。内箱60は、正規の収容状態で収容された筐体部2の後壁部13Fと後壁部32との間に収容され、且つ、支持部35と後壁部32とによって自立状態で挟持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-15538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の梱包部材は、梱包部材内に収容されるガスコンロに付属する付属品を収納するために、外箱とは別の内箱を必須部品として用意する必要があることに加え、更に、付属品を内箱内に収容する上で、付属品をテープ等によって内箱に固定する等の追加作業が必要となり、作業性の面で改善の余地がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、ガスコンロを収容する梱包部材において、付属品を効率良く安定的に収容しやすい構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つであるガスコンロの梱包部材は、
所定の前後方向において互いに対向する前面部及び背面部を備えた筐体部を有するガスコンロを梱包対象とし、前記ガスコンロを内部に収容する梱包部材であって、
前記ガスコンロを収容する外箱と、
前記外箱に収容される第1緩衝部材と、
前記外箱に収容される第2緩衝部材と、
を備え、
前記外箱は、
正規の収容状態で収容された前記筐体部の前記前面部と対向する前壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の前記背面部に対向する後壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の一方の側面部に対向する第1側壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の他方の側面部に対向する第2側壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部を下方側から支える底壁部と、
前記第1側壁部の下端側から内側に折り曲げられる第1フラップと、
前記第2側壁部の下端側から内側に折り曲げられる第2フラップと、
前記前壁部の下端側から内側に折り曲げられる第3フラップと、
前記後壁部の下端側から内側に折り曲げられる第4フラップと、
を有し、
前記第1緩衝部材は、前記筐体部が前記外箱内において前記正規の収容状態で収容されたときに前記一方の側面部と前記第1側壁部との間に配置されつつ前記筐体部を支持し、
前記第2緩衝部材は、前記筐体部が前記外箱内において前記正規の収容状態で収容されたときに前記他方の側面部と前記第2側壁部との間に配置されつつ前記筐体部を支持し、
前記第1フラップ、前記第2フラップ、前記第3フラップ、及び前記第4フラップによって前記底壁部が構成され、前記第1フラップ及び前記第2フラップが、前記第3フラップ及び前記第4フラップの上側に配置され、
前記第1緩衝部材は、前記第1フラップの上側に配置されて前記第1フラップによって下方側から支持され、
前記第2緩衝部材は、前記第2フラップの上側に配置されて前記第2フラップによって下方側から支持され、
前記第1フラップ及び前記第2フラップのうちの一方のフラップにおいて後方側の端部には、左右に延びる折り目に沿って上方側に折り曲げられる第1切り起こし部が設けられ、他方のフラップにおいて前記一方のフラップ側の端部には、前後に延びる折り目に沿って上方に折り曲げられる第2切り起こし部が設けられ、
前記第1緩衝部材及び前記第2緩衝部材のうちの少なくとも一方の緩衝部材には、前記第1切り起こし部及び前記第2切り起こし部よりも上位置に配置され且つ板面が上側を向く板部が設けられ、
前記第1切り起こし部の折り目は、前記第2切り起こし部の前側の端部よりも前側の位置に配置され、
前記板部の端部には切欠き部が設けられ、
前記梱包部材内に収容される付属品の側部を前記切欠き部内に入り込ませ、前記付属品の下端部の前側に前記第1切り起こし部を配置し前記下端部の後側に前記第2切り起こし部を配置して前記付属品を起立状態で保持する
ガスコンロの梱包部材。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術は、ガスコンロを収容する梱包部材において、付属品を効率良く安定的に収容しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る梱包部材を概略的に示す平面図である。
図2は、図1の梱包部材内に収容されるガスコンロを例示する斜視図である。
図3は、図1の梱包部材の外箱を概略的に示す平面図である。
図4は、図1の一部を部分的に拡大して示す拡大図である。
図5は、第1緩衝部材を示す斜視図である。
図6は、図5の第1緩衝部材の平面図である。
図7は、図5の第1緩衝部材の側面図である。
図8は、第2緩衝部材を示す斜視図である。
図9は、図8の第2緩衝部材の平面図である。
図10は、図8の第2緩衝部材の側面図である。
図11は、梱包部材の内部構成を透視図法を用いて示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される特徴は、矛盾しない組み合わせでどのように組み合わされてもよい。
【0010】
〔1〕所定の前後方向において互いに対向する前面部及び背面部を備えた筐体部を有するガスコンロを梱包対象とし、前記ガスコンロを内部に収容する梱包部材であって、
前記ガスコンロを収容する外箱と、
前記外箱に収容される第1緩衝部材と、
前記外箱に収容される第2緩衝部材と、
を備え、
前記外箱は、
正規の収容状態で収容された前記筐体部の前記前面部と対向する前壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の前記背面部に対向する後壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の一方の側面部に対向する第1側壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部の他方の側面部に対向する第2側壁部と、
前記正規の収容状態で収容された前記筐体部を下方側から支える底壁部と、
前記第1側壁部の下端側から内側に折り曲げられる第1フラップと、
前記第2側壁部の下端側から内側に折り曲げられる第2フラップと、
前記前壁部の下端側から内側に折り曲げられる第3フラップと、
前記後壁部の下端側から内側に折り曲げられる第4フラップと、
を有し、
前記第1緩衝部材は、前記筐体部が前記外箱内において前記正規の収容状態で収容されたときに前記一方の側面部と前記第1側壁部との間に配置されつつ前記筐体部を支持し、
前記第2緩衝部材は、前記筐体部が前記外箱内において前記正規の収容状態で収容されたときに前記他方の側面部と前記第2側壁部との間に配置されつつ前記筐体部を支持し、
前記第1フラップ、前記第2フラップ、前記第3フラップ、及び前記第4フラップによって前記底壁部が構成され、前記第1フラップ及び前記第2フラップが、前記第3フラップ及び前記第4フラップの上側に配置され、
前記第1緩衝部材は、前記第1フラップの上側に配置されて前記第1フラップによって下方側から支持され、
前記第2緩衝部材は、前記第2フラップの上側に配置されて前記第2フラップによって下方側から支持され、
前記第1フラップ及び前記第2フラップのうちの一方のフラップにおいて後方側の端部には、左右に延びる折り目に沿って上方側に折り曲げられる第1切り起こし部が設けられ、他方のフラップにおいて前記一方のフラップ側の端部には、前後に延びる折り目に沿って上方に折り曲げられる第2切り起こし部が設けられ、
前記第1緩衝部材及び前記第2緩衝部材のうちの少なくとも一方の緩衝部材には、前記第1切り起こし部及び前記第2切り起こし部よりも上位置に配置され且つ板面が上側を向く板部が設けられ、
前記第1切り起こし部の折り目は、前記第2切り起こし部の前側の端部よりも前側の位置に配置され、
前記板部の端部には切欠き部が設けられ、
前記梱包部材内に収容される付属品の側部を前記切欠き部内に入り込ませ、前記付属品の下端部の前側に前記第1切り起こし部を配置し前記下端部の後側に前記第2切り起こし部を配置して前記付属品を起立状態で保持する
ガスコンロの梱包部材。
(【0011】以降は省略されています)

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