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公開番号2024090457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206383
出願日2022-12-23
発明の名称画素シフトデバイスおよびプロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20240627BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装置構成を大型化させることなく低コストでフレームの剛性を向上できる、画素シフトデバイスおよびプロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明の画素シフトデバイスは、光学部材と、光学部材を保持し、第1揺動軸回りに揺動する第1フレームと、第1フレームの周囲に配置されるとともに第1フレームと連結され、第2揺動軸回りに揺動する第2フレームと、第2フレームの周囲に配置されるとともに第2フレームと連結するベースと、第2フレームに対して第1フレームを揺動させる第1アクチュエーターと、第2フレームにおける第1アクチュエーターが配置される側の領域に設けられ、ベースに対して第2フレームを揺動させる第2アクチュエーターと、第2フレームにおける第1アクチュエーターおよび第2アクチュエーターが配置される側の領域に設けられ、第2フレームの表面に接する第1面を有するフレーム補強部材と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光学部材と、
光学部材を保持し、第1揺動軸回りに揺動する第1フレームと、
前記第1フレームの周囲に配置されるとともに前記第1フレームと連結され、前記第1揺動軸と直交する第2揺動軸回りに揺動する第2フレームと、
前記第2フレームの周囲に配置されるとともに前記第2フレームと連結するベースと、
前記第1フレームと前記第2フレームとの間で、前記第2フレームに対して前記第1フレームを揺動させる第1アクチュエーターと、
前記第2フレームにおける前記第1アクチュエーターが配置される側の領域に設けられ、前記ベースに対して前記第2フレームを揺動させる第2アクチュエーターと、
前記第2フレームにおける前記第1アクチュエーターおよび前記第2アクチュエーターが配置される側の領域に設けられ、前記第2フレームの表面に接する第1面を有するフレーム補強部材と、
を備える、
ことを特徴とする画素シフトデバイス。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第2アクチュエーターは、マグネットおよびコイルからなり、
前記マグネットおよび前記コイルの一方が、前記第2フレーム側に配置され、
前記マグネットおよび前記コイルの他方が、前記ベース側に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画素シフトデバイス。
【請求項3】
前記第2アクチュエーターは、前記第2揺動軸を挟んで配置された一対のアクチュエーターで構成される、
ことを特徴とする請求項2に記載の画素シフトデバイス。
【請求項4】
前記フレーム補強部材は、前記第1面と反対側の第2面から立ち上がる立ち上がり壁部を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の画素シフトデバイス。
【請求項5】
前記第2アクチュエーターの一部は、前記フレーム補強部材の前記立ち上がり壁部に配置される、
ことを特徴とする請求項4に記載の画素シフトデバイス。
【請求項6】
前記第2フレームは、前記第1アクチュエーターに対して前記第1揺動軸と反対側、かつ、前記第2揺動軸に沿う軸方向一方側に延出し、前記ベースに連結する延出部を有し、
前記フレーム補強部材は、前記延出部に固定される、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の画素シフトデバイス。
【請求項7】
前記フレーム補強部材は、前記第2揺動軸上に位置し、前記第2フレームと前記ベースとを連結する連結軸部を含む、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の画素シフトデバイス。
【請求項8】
画像光を生成する画像生成部と、
前記画像光を投射する投射光学系と、
前記画像生成部と前記投射光学系との間に配置され、前記画像生成部からの前記画像光の光路をシフトさせる、請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の画素シフトデバイスと、を備える、
ことを特徴とするプロジェクター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画素シフトデバイスおよびプロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液晶パネル等の光変調装置から射出された画像光の光路をシフトさせる画素シフトデバイスを備えたプロジェクターがある(例えば、下記特許文献1参照)。
上記プロジェクターにおける画素シフトデバイスは、光学部材を保持する第1フレームと、第1フレームの周囲に配置され第1フレームを連結する第2フレームと、第2フレームの周囲に配置され第2フレームを連結するベース部材と、第1フレームを第2フレームに対して第1揺動軸回りに揺動させる第1アクチュエーターと、第2フレームをベース部材に対して第2揺動軸回りに揺動させる第2アクチュエーターと、を備えている。
【0003】
上記画素シフトデバイスでは、第1アクチュエーターおよび第2アクチュエーターを第2揺動軸の軸方向に沿う一方側に集めて配置することで、駆動時の熱源となるアクチュエーターを効率良く冷却できるレイアウトを採用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-91343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記画素シフトデバイスでは、例えば、第2フレームの形成材料として軽量部材を用いることで第2フレームをより揺動させ易くするができる。しかしながら、上記画素シフトデバイスでは、第1アクチュエーターおよび第2アクチュエーターが第2フレームの一方側に集約して配置されるため、第2フレームの一方側にアクチュエーターの駆動による応力が集中することで耐久性に影響を与えるおそれがある。これに対して、第2フレームを軽量かつ高強度の部材で構成する、あるいは、第2フレームの断面2次モーメントを大きくするといった対策も考えられるが、これらの対策を施すには、コスト増加、装置構成の大型化あるいは加工性の低下といった新たな課題が生じてしまう。そこで、コスト増加、装置構成の大型化および加工性の低下といった課題を生じることなくフレームの剛性を向上できる、新たな技術の提供が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の1つの態様によれば、光学部材と、光学部材を保持し、第1揺動軸回りに揺動する第1フレームと、前記第1フレームの周囲に配置されるとともに前記第1フレームと連結され、前記第1揺動軸と直交する第2揺動軸回りに揺動する第2フレームと、前記第2フレームの周囲に配置されるとともに前記第2フレームと連結するベースと、前記第1フレームと前記第2フレームとの間で、前記第2フレームに対して前記第1フレームを揺動させる第1アクチュエーターと、前記第2フレームにおける前記第1アクチュエーターが配置される側の領域に設けられ、前記ベースに対して前記第2フレームを揺動させる第2アクチュエーターと、前記第2フレームにおける前記第1アクチュエーターおよび前記第2アクチュエーターが配置される側の領域に設けられ、前記第2フレームの表面に接する第1面を有するフレーム補強部材と、を備える、画素シフトデバイスが提供される。
【0007】
また、本発明の別の態様によれば、画像光を生成する画像生成部と、前記画像光を投射する投射光学系と、前記画像生成部と前記投射光学系との間に配置され、前記画像生成部からの前記画像光の光路をシフトさせる、上記態様の画像シフトデバイスと、を備える、プロジェクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態のプロジェクターの概略構成を示す図である。
画像光の光路シフトによる高解像度化の原理を示す説明図である。
画素シフトデバイスの平面図である。
図3のIV-IV線矢視による断面図である。
画素シフトデバイスと画像生成部との位置関係を示した図である。
第2フレームの要部構成を示した斜視図である。
変形例の画素シフトデバイスの概略構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0010】
図1は本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、光源2と、色分離光学系3と、画像生成部4と、投射光学系6と、画素シフトデバイス10と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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