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公開番号2024090201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205928
出願日2022-12-22
発明の名称プログラム作成支援装置、プログラム作成支援装置の制御方法、およびプログラム作成支援装置の制御プログラム
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G05B 19/05 20060101AFI20240627BHJP(制御;調整)
要約【課題】ラダープログラムのより効率的な問題調査を実現する。
【解決手段】記憶部(50)からラダープログラム(51)を読み出して、所要の回路に対応するラダー図を含む、表示装置(3)に表示可能な画像を生成する表示処理部(12)を備え、表示処理部(12)は、当該画像に含まれる回路に関する操作者のコメントを受け付け、当該画像に当該コメントを付加した新たな画像を生成して、表示装置(3)に表示させる、プログラム作成支援装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ラダープログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置であって、
前記ラダープログラムを記憶する記憶部と、
前記記憶部から前記ラダープログラムを読み出して、所要の回路に対応するラダー図を含む、表示装置に表示可能な画像を生成する表示処理部と、を備え、
前記表示処理部は、
前記表示処理部が前記表示装置に表示させた画像に含まれる前記回路に関する操作者のコメントを受け付けて、
当該画像に当該コメントを付加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる、プログラム作成支援装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記ラダープログラムを実行する制御装置において前記ラダープログラムを実行させたときの、接点およびコイルを含むプログラム要素の状態を模擬するシミュレーション実行部を更に備え、
前記表示処理部は、
前記画像に含まれる前記ラダー図におけるそれぞれの接点およびコイルについて、導通状態または非導通状態のいずれの状態であるかを表すように前記画像を生成する、請求項1に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項3】
前記コメントは、前記回路の前記コイルの状態に関するコイル状態コメントを含み、
前記表示処理部は、
前記コイル状態コメントについての、前記コイルの状態が異常である旨の前記操作者による入力を受け付けると、
当該コイルを含む前記回路における前記接点のうちから、当該コイルの状態を定めている接点を選択し、
これら選択された接点それぞれに関する前記操作者による接点状態コメントを受け付けるための接点状態コメント受付ボックスを付加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる、請求項2に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項4】
前記表示処理部は、
選択された前記接点のうちの第1接点について、前記第1接点の状態が正常であると判断できない旨の前記操作者による入力を受け付けると、
前記第1接点に相応するコイルを有する回路に対応するラダー図を追加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる、請求項3に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、
前記表示処理部が前記表示装置に表示させた画像に含まれる第1の回路のラダー図に表された前記接点のうちから、展開する第1の接点を選択する、操作者の指示を検出し、
前記第1の接点の状態を定めるコイルが記述された第2の回路を特定し、
当該画像に、前記第2の回路のラダー図を追加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる、請求項2に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項6】
前記表示処理部は、
前記表示処理部が前記表示装置に表示させた画像に含まれる複数の回路のそれぞれに対応するラダー図のうちから、消去する特定のラダー図を選択する、操作者の指示を検出し、
当該画像から、当該特定のラダー図を削除した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる、請求項5に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項7】
前記表示処理部は、
前記画像に含まれる複数の回路の依存関係を示す、プログラム要素のシンボルを用いたツリー構造グラフを当該画像中に含むように前記画像を生成する、請求項5に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項8】
前記表示処理部は、
前記表示処理部の生成した前記画像を、操作者の指示に従って前記記憶部にデータとして記憶する請求項1から7のいずれか1項に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項9】
ラダープログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置の制御方法であって、
前記ラダープログラムを記憶する記憶部から前記ラダープログラムを読み出して、所要の回路に対応するラダー図を含む、表示装置に表示可能な画像を生成する表示処理ステップを含み、
前記表示処理ステップにおいて、
前記表示装置に表示させた画像に含まれる前記回路に関する操作者のコメントを受け付けるコメント受付ステップと、
当該画像に当該コメントを付加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる表示ステップと、を実行することを特徴とするプログラム作成支援装置の制御方法。
【請求項10】
ラダープログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置の制御プログラムであって、
前記ラダープログラムを記憶する記憶部から前記ラダープログラムを読み出して、所要の回路に対応するラダー図を含む、表示装置に表示可能な画像を生成する表示処理ステップを含み、
前記表示処理ステップにおいて、
前記表示装置に表示させた画像に含まれる前記回路に関する操作者のコメントを受け付けるコメント受付ステップと、
当該画像に当該コメントを付加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる表示ステップと、を実行することを特徴とするプログラム作成支援装置の制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラダープログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
プログラマブルロジックコントローラ(PLC)による入力または出力デバイスのシーケンス制御の方法は、一例として、ラダー言語で記述されるラダー図で規定されることがある。ラダー図は、間隔を空けて描かれた、動力を表現する2つの母線(左母線及び右母線)を結ぶようにして、接点およびコイルで表現される論理回路が梯子状に描かれた構成を有している。
【0003】
従来、上記ラダー図は物理的なリレー回路を論理回路として示すために用いられてきた。一方、近年このラダー図にて規定するシーケンス制御をプログラムデータ(以下、ラダープログラムと称する)として保存および編集するプログラム作成支援装置が開発されている。プログラム作成支援装置は、ラダープログラムに対応するラダー図を表示装置等に表示させる。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、ラダー図から、操作者が指定した検索対象ブロックに含まれる接点に対応する入力装置を開閉する出力装置を有する回路ブロックを検索する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術では、該検索を繰り返して各ブロックの階層関係を特定および表示することで、ラダー図の可視性を向上させることができる。また、シーケンス制御を実行したときの、ラダープログラムのプログラム要素とその導通状態とを表示部に表示させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-004414号公報(2016年1月12日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ラダープログラムの一部、又はラダープログラムに従って動作する装置の一部に問題がある場合、その原因を特定するためにプログラム作成支援装置の操作者(調査者)は、関係するプログラム要素を遡って調査する必要があった。しかし、ラダープログラムにおいてプログラム要素の依存関係は複雑に分岐しているため、原因の特定は容易ではなく、問題調査(デバッグ)をより効率的に行えるプログラム作成支援装置が望まれていた。
【0007】
本発明の一態様は、ラダープログラムのより効率的な問題調査(デバッグ)を実現できるプログラム作成支援装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明の一側面に係るプログラム作成支援装置は、前記ラダープログラムを記憶する記憶部と、前記記憶部から前記ラダープログラムを読み出して、所要の回路に対応するラダー図を含む、表示装置に表示可能な画像を生成する表示処理部と、を備え、前記表示処理部は、前記表示処理部が前記表示装置に表示させた画像に含まれる前記回路に関する操作者のコメントを受け付けて、当該画像に当該コメントを付加した新たな画像を生成して、前記表示装置に表示させる。
【0009】
上記構成によれば、調査者が調査内容を回路ごとに記録し、調査経過の記録及び調査結果の共有を容易にすることが実現される。
【0010】
上記一側面に係るプログラム作成支援装置において、接点およびコイルを含むプログラム要素の状態を模擬するシミュレーション実行部を更に備え、前記表示処理部は、前記画像に含まれる前記ラダー図におけるそれぞれの接点およびコイルについて、導通状態または非導通状態のいずれの状態であるかを表すように前記画像を生成する、構成を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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