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公開番号2024085487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200003
出願日2022-12-15
発明の名称栽培支援装置、栽培支援方法及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240620BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】作物の生育状態及び作物に対する作業に関する情報の時系列データを共有化し、作物の生育状態と作物に対する作業との関係性を把握する。
【解決手段】作物の栽培を支援する栽培支援装置は、作物の生育状態に関する複数の生育情報の時系列データ、作物に対する作業に関する複数の作業情報の時系列データ、及び、作物の周囲の環境に関する複数の環境情報の時系列データを取得し、複数の生育情報、複数の作業情報及び複数の環境情報の因果関係を分析し、複数の生育情報の少なくとも一つと複数の作業情報の少なくとも一つとの間の関係性を示す関係性情報を作成し、複数の生育情報の時系列データ、複数の作業情報の時系列データ及び関係性情報を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作物の栽培を支援する栽培支援装置であって、
前記作物の生育状態に関する複数の生育情報の時系列データを取得する生育情報取得部と、
前記作物に対する作業に関する複数の作業情報の時系列データを取得する作業情報取得部と、
前記作物の周囲の環境に関する複数の環境情報の時系列データを取得する環境情報取得部と、
前記複数の生育情報の時系列データと、前記複数の作業情報の時系列データと、前記複数の環境情報の時系列データとに基づいて、前記複数の生育情報、前記複数の作業情報及び前記複数の環境情報の因果関係を分析する分析部と、
前記因果関係の分析結果に基づいて、前記複数の生育情報の少なくとも一つと前記複数の作業情報の少なくとも一つとの間の関係性を示す関係性情報を作成する関係性情報作成部と、
前記複数の生育情報の時系列データ、前記複数の作業情報の時系列データ及び前記関係性情報を出力する出力部と、
を備える栽培支援装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記因果関係の分析結果に基づいて、前記作物に対する前記作業に関する作業マニュアルを作成するマニュアル作成部を備える、
請求項1に記載の栽培支援装置。
【請求項3】
前記マニュアル作成部は、前記作業マニュアルに基づいて、前記作物に対する前記作業を指示するための指示情報を作成し、
前記出力部は、前記指示情報を出力する、
請求項2に記載の栽培支援装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記複数の環境情報の時系列データを出力する、
請求項1に記載の栽培支援装置。
【請求項5】
前記生育情報取得部は、対象物を撮像する撮像装置によって撮像された画像データ、前記作物を栽培する栽培者によって入力された入力データ、及び、前記作物の生育状態を計測するセンサから出力された計測データのうちの少なくとも一つに基づいて、前記複数の生育情報の時系列データを取得する、
請求項1に記載の栽培支援装置。
【請求項6】
前記作業情報取得部は、前記作物を栽培する栽培者によって入力された入力データに基づいて、前記複数の作業情報の時系列データを取得する、
請求項1に記載の栽培支援装置。
【請求項7】
前記環境情報取得部は、前記環境情報を計測するセンサから出力される計測データ、及び、前記作物を栽培する栽培者によって入力された入力データのうちの少なくとも一つに基づいて、前記環境情報の時系列データを取得する、
請求項1に記載の栽培支援装置。
【請求項8】
前記出力部は、表示部であり、
前記表示部は、前記複数の生育情報の時系列データ、前記複数の作業情報の時系列データ及び前記関係性情報を表示する、
請求項1に記載の栽培支援装置。
【請求項9】
前記関係性情報は、前記複数の生育情報のうちの第1生育情報と前記複数の作業情報のうちの第1作業情報との間の関係性を示す第1関係性情報、及び、前記複数の生育情報のうちの第2生育情報と前記複数の作業情報のうちの第2作業情報との間の関係性を示す第2関係性情報、を含み、
前記第1生育情報と前記第1作業情報との間の第1因果関係、及び、前記第2生育情報と前記第2作業情報との間の第2因果関係、の強弱に応じて、前記第1関係性情報の表示態様と前記第2関係性情報の表示態様とが異なるように前記第1関係性情報及び前記第2関係性情報が前記表示部に表示される、
請求項8に記載の栽培支援装置。
【請求項10】
前記関係性情報は、前記複数の生育情報の少なくとも一つと前記複数の作業情報の少なくとも一つとを繋ぐ少なくとも一つの線又は矢印を有する第1付加情報と、前記少なくとも一つの線又は矢印によって繋がれた前記複数の生育情報の少なくとも一つ及び前記複数の作業情報の少なくとも一つに付加された第2付加情報と、を含む、
請求項8に記載の栽培支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栽培を支援する栽培支援装置、栽培支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、生育対象の生物の生育条件と、生育条件に従って生育された生物の含有成分との相関を導出することが可能な生育分析システム、生育分析方法及び生育分析プログラムに関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6848998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、栽培作業の熟練者は勘やコツといった自身の経験に基づいて栽培を行ってきたため、栽培作業に関する情報は熟練者の頭の中に蓄積されていた。そのため、熟練者は日々行う作業の良し悪しを振り返る機会がなく、行った作業が最適でないことも起こり得る。また、栽培作業に関する情報が熟練者の頭の中にある場合、栽培作業に関する情報を他の人と共有化することが困難である。特許文献1に開示の技術は、生育対象の生物の生育条件と、生育条件に従って生育された生物の含有成分との相関を導出するものであるが、改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、作物の生育状態及び作物に対する作業に関する情報の時系列データを共有化し、作物の生育状態と作物に対する作業との関係性を把握することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点に係る栽培支援装置は、作物の栽培を支援する栽培支援装置であって、前記作物の生育状態に関する複数の生育情報の時系列データを取得する生育情報取得部と、前記作物に対する作業に関する複数の作業情報の時系列データを取得する作業情報取得部と、前記作物の周囲の環境に関する複数の環境情報の時系列データを取得する環境情報取得部と、前記複数の生育情報の時系列データと、前記複数の作業情報の時系列データと、前記複数の環境情報の時系列データとに基づいて、前記複数の生育情報、前記複数の作業情報及び前記複数の環境情報の因果関係を分析する分析部と、前記因果関係の分析結果に基づいて、前記複数の生育情報の少なくとも一つと前記複数の作業情報の少なくとも一つとの間の関係性を示す関係性情報を作成する関係性情報作成部と、前記複数の生育情報の時系列データ、前記複数の作業情報の時系列データ及び前記関係性情報を出力する出力部と、を備える、栽培支援装置である。
【0007】
栽培支援装置によれば、複数の生育情報の時系列データ及び複数の作業情報の時系列データを取得し、出力することで、複数の生育情報の時系列データ及び複数の作業情報の時系列データを共有化することが可能となる。ユーザーは、複数の生育情報の時系列データ、複数の作業情報の時系列データ及び関係性情報を確認することで、複数の生育情報の少なくとも一つと複数の作業情報の少なくとも一つとの間の関係性を把握することができる。
【0008】
本発明の一観点に係る栽培支援装置は、前記因果関係の分析結果に基づいて、前記作物
に対する前記作業に関する作業マニュアルを作成するマニュアル作成部を備えてもよい。これにより、複数の生育情報、複数の作業情報及び複数の環境情報の因果関係の分析結果に基づいて、作物に対する作業に関する作業マニュアルを作成することが可能となる。
【0009】
本発明の一観点に係る栽培支援装置において、前記マニュアル作成部は、前記作業マニュアルに基づいて、前記作物に対する前記作業を指示するための指示情報を作成し、前記出力部は、前記指示情報を出力してもよい。ユーザーは、指示情報を確認し、指示情報に基づいて、作物に対する作業を実行することが可能となる。本発明の一観点に係る栽培支援装置において、前記出力部は、前記複数の環境情報の時系列データを出力してもよい。ユーザーは、前記複数の環境情報の時系列データを把握することができる。
【0010】
本発明の一観点に係る栽培支援装置において、前記生育情報取得部は、対象物を撮像する撮像装置によって撮像された画像データ、前記作物を栽培する栽培者によって入力された入力データ、及び、前記作物の生育状態を計測するセンサから出力された計測データのうちの少なくとも一つに基づいて、前記複数の生育情報の時系列データを取得してもよい。本発明の一観点に係る栽培支援装置において、前記作業情報取得部は、前記作物を栽培する栽培者によって入力された入力データに基づいて、前記複数の作業情報の時系列データを取得してもよい。本発明の一観点に係る栽培支援装置において、前記環境情報取得部は、前記環境情報を計測するセンサから出力される計測データ、及び、前記作物を栽培する栽培者によって入力された入力データのうちの少なくとも一つに基づいて、前記環境情報の時系列データを取得してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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