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公開番号2024090368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206236
出願日2022-12-23
発明の名称管理システムおよび管理方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20240627BHJP(制御;調整)
要約【課題】水処理プラントの作業者の保守管理作業の負担を省力化することができる管理システムを得ること。
【解決手段】水処理プラントにおける設備の状態を示す状態情報を用いた劣化診断の診断結果から、設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を決定する解析部123と、劣化種類と、劣化度と、水処理プラントにおける設備の予め決められた重要度とに基づいて、水処理プラントの稼働を継続させるための設備の運転方法のシミュレーションを行うシミュレーション部1122と、を備える。管理システムは、水処理プラントの作業者の保守管理作業の負担を省力化することができる、という効果を奏する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
水処理プラントにおける設備の状態を示す状態情報を用いた劣化診断の診断結果から、前記設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を決定する解析部と、
前記劣化種類と、前記劣化度と、前記水処理プラントにおける前記設備の予め決められた重要度とに基づいて、前記水処理プラントの稼働を継続させるための設備の運転方法のシミュレーションを行うシミュレーション部と、
を備えることを特徴とする管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記シミュレーション部は、前記設備の予め決められた運転状態を満たす前記設備の運転方法をシミュレーションすること、
を特徴とする請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記劣化種類と、前記劣化度と、前記重要度とに基づいて、前記設備の運転を継続させるかあるいは前記設備を休止させるかを判定する運転支援情報解析部を備え、
前記シミュレーション部は、前記運転支援情報解析部において前記設備の運転を継続させると判定された場合に前記シミュレーションを行うこと、
を特徴とする請求項2に記載の管理システム。
【請求項4】
前記運転支援情報解析部は、過去において前記設備が正常であるときの前記設備の運転方法を示す装置操作履歴から、前記設備の運転を継続させるための前記設備の運転方法を抽出すること、
を特徴とする請求項3に記載の管理システム。
【請求項5】
前記シミュレーション部は、前記運転支援情報解析部において抽出された前記設備の運転方法を含め、シミュレーションを行った前記設備の運転方法のうち、前記設備の予め決められた運転状態を満たすとともに前記設備の前記運転状態を評価する複数の評価指標が予め決められたバランスを満たす前記設備の運転方法を判定すること、
を特徴とする請求項4に記載の管理システム。
【請求項6】
前記解析部は、前記状態情報を前記解析部の外部から取得し、前記状態情報を用いて前記劣化診断を行い、前記設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を前記劣化診断の診断結果から決定すること、
を特徴とする請求項1に記載の管理システム。
【請求項7】
前記解析部は、
前記状態情報を用いた劣化診断を行う劣化診断解析部と、
前記設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を前記劣化診断解析部における劣化診断の診断結果から決定する劣化算出部と、
を備えることを特徴とする請求項6に記載の管理システム。
【請求項8】
前記解析部は、前記状態情報の診断結果を前記解析部の外部から取得し、前記設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を前記劣化診断の診断結果から決定すること、
を特徴とする請求項1に記載の管理システム。
【請求項9】
管理システムにおける管理方法であって、
水処理プラントにおける設備の状態を示す状態情報を用いた劣化診断の診断結果から、前記設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を決定するステップと、
前記劣化種類と、前記劣化度と、前記水処理プラントにおける前記設備の予め決められた重要度とに基づいて、前記水処理プラントの稼働を継続させるための設備の運転方法のシミュレーションを行うステップと、
を含むことを特徴とする管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水処理プラントの設備の管理を行う管理システムおよび管理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
水処理プラントでは、安定した設備の稼働のために設備の点検が行われる。従来、水処理プラントにおける点検作業は、点検作業者によって行われてきたが、人件費の抑制、熟練した点検作業者の不足などにより、保守管理作業の効率化が望まれている。
【0003】
特許文献1には、各種設備の現在の運転条件と、水道施設内の各種設備の過去の運転条件および作業内容並びに運転結果を相互に関連付けた条件と、水道施設内で作業する作業員の活動度とに基づいて各種設備が非定常状態か否かを判定し、所定時間経過後の水道施設の状態を対応する過去の運転条件に基づいて予測するシミュレーションを実施し、シミュレーション結果が予め決められた水質を満たす運転条件を提示する水道施設の維持管理支援装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-091032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の技術によれば、作業者の移動、作業者の会話、作業者の作業などを活動度として評価し、活動度がしきい値を超えたことを確認した後に、設備の異常を水質目標値および機器の効率などから判定している。しかしながら、活動度を取得するには現場での作業が伴うため、作業者の保守管理作業の負担を十分に省力化できていない。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、水処理プラントの作業者の保守管理作業の負担を省力化することができる管理システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる管理システムは、水処理プラントにおける設備の状態を示す状態情報を用いた劣化診断の診断結果から、設備に生じている劣化の種類である劣化種類および劣化度を決定する解析部と、劣化種類と、劣化度と、水処理プラントにおける設備の予め決められた重要度とに基づいて、水処理プラントの稼働を継続させるための設備の運転方法のシミュレーションを行うシミュレーション部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる管理システムは、水処理プラントの作業者の保守管理作業の負担を省力化することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる水処理プラントシステムの構成例を示す図
実施の形態1の各診断装置の構成例を示す図
実施の形態1にかかる機器診断装置、ろ過膜診断装置および生物反応槽の各診断装置の処理に関わる構成の例を示す図
実施の形態1にかかる管理システムの構成例を示す図
実施の形態1にかかる端末の構成例を示す図
実施の形態1にかかるサーバの構成例を示す図
実施の形態1にかかる管理システムにおける水処理設備の管理処理の一例を示すフローチャート
実施の形態1にかかる機器設備に用いられるモータポンプにおいて劣化診断が行われる劣化診断箇所の一例を示す図
実施の形態1における劣化度の分類の一例について説明する図
実施の形態1におけるモータ劣化種類に対応する運転方針の一例について説明する図
実施の形態1におけるポンプ劣化種類に対応する運転方針の一例について説明する図
実施の形態1にかかる表示部に表示される保守管理画面の一例を示す図
実施の形態1にかかる表示部に表示される装置操作履歴確認画面の一例を示す図
実施の形態1にかかる表示部に表示されるシミュレーション画面の一例を示す図
実施の形態1にかかる運転管理支援装置と保守管理支援装置とのそれぞれを実現するコンピュータシステムの構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態にかかる管理システムおよび管理方法を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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