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公開番号2024090190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205913
出願日2022-12-22
発明の名称転写装置及び画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240627BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】転写ベルトを像担持体に巻き付けるための補助ローラを別途追加することなく、従って、コストを低く抑えながら、転写性能を向上させることができる転写装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写装置10は、転写ベルト(41)と、転写ベルト(41)を回転駆動する駆動ローラ42と、転写ベルト(41)を張架する張架ローラ43と、像担持体(31D)上に形成されるトナー像を転写ベルト(41)上に転写する転写部材(34D)と、を備え、張架ローラ43は、像担持体(31D)に近づいて転写ベルト(41)を像担持体(31D)に押し付ける押付位置と、像担持体(31D)から遠ざかって転写ベルト(41)を像担持体(31D)から離間させる離間位置との間で、駆動ローラ42に平行に移動可能である。
【選択図】図2C
特許請求の範囲【請求項1】
無端状の転写ベルトと、
前記転写ベルトの内周面に当接して前記転写ベルトを回転駆動する駆動ローラと、
前記転写ベルトの内周面に当接して前記転写ベルトを張架する張架ローラと、
前記駆動ローラと前記張架ローラとの間において前記転写ベルトを挟んで像担持体と対向するように設けられて前記像担持体上に形成されるトナー像を前記転写ベルト上に転写する転写部材と、を備えた転写装置であって、
前記張架ローラは、前記像担持体に近づいて前記転写ベルトを前記像担持体に押し付ける押付位置と、前記像担持体から遠ざかって前記転写ベルトを前記像担持体から離間させる離間位置との間で、前記駆動ローラに平行に移動可能である、ことを特徴とする転写装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の転写装置であって、
前記張架ローラは、上下方向へ移動可能であり、画像形成時に前記上下方向における一方側の前記押付位置に位置する一方、非画像形成時に前記上下方向における他方側の前記離間位置に位置する、ことを特徴とする転写装置。
【請求項3】
請求項1に記載の転写装置であって、
前記張架ローラは、該張架ローラの前記像担持体側の表面と前記転写部材の前記像担持体側の表面との双方が接する仮想接線が、画像形成時に前記像担持体と重なる前記押付位置に位置する一方、非画像形成時に前記像担持体とは重ならない前記離間位置に位置する、ことを特徴とする転写装置。
【請求項4】
請求項1に記載の転写装置であって、
前記張架ローラは、該張架ローラの移動方向における前記像担持体側の頂面が、画像形成時に前記移動方向における前記像担持体の前記張架ローラ側の頂面よりも前記像担持体の回転軸線に近づく側の前記押付位置に位置する一方、非画像形成時に前記移動方向における前記像担持体の前記張架ローラ側の頂面よりも前記像担持体の回転軸線から遠ざかる側の前記離間位置に位置する、ことを特徴とする転写装置。
【請求項5】
請求項1に記載の転写装置であって、
前記像担持体は、所定の直線方向に並設される複数の像担持体で構成され、前記転写部材は、前記複数の像担持体に対応して設けられた複数の転写部材で構成され、
前記張架ローラの前記押付位置は、前記複数の像担持体のうちの前記張架ローラの隣の前記像担持体に近づいて前記転写ベルトを前記張架ローラの隣の前記像担持体に押し付ける位置であり、
前記張架ローラの前記離間位置は、前記複数の像担持体のうちの前記張架ローラの隣の前記像担持体から遠ざかって前記転写ベルトを前記張架ローラの隣の前記像担持体から離間させる離間位置である、ことを特徴とする転写装置。
【請求項6】
請求項1に記載の転写装置であって、
前記張架ローラは、画像形成前の初期状態では、前記離間位置に位置し、モノクロ画像形成時に前記初期状態の前記離間位置のまま移動せず、カラー画像形成時に前記押付位置に移動する、ことを特徴とする転写装置。
【請求項7】
請求項6に記載の転写装置であって、
前記張架ローラは、前記カラー画像形成が終了すると、前記離間位置に戻る、ことを特徴とする転写装置。
【請求項8】
請求項1に記載の転写装置であって、
前記転写部材を前記像担持体に対して離接させる離接機構をさらに備え、
前記張架ローラは、前記離接機構により前記転写部材の移動に伴って移動する、ことを特徴とする転写装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の転写装置を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、転写装置、及び、複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置における転写装置として、無端状の転写ベルトを備えたものがある。転写ベルトを備えた転写装置では、転写ベルトの内周面に当接した駆動ローラにより転写ベルトを回転駆動し、転写ベルトの内周面に当接した張架ローラにより転写ベルトを張架し、駆動ローラと張架ローラとの間において転写ベルトを挟んで像担持体(感光体)と対向するように設けられた転写部材(転写ローラ)により像担持体上に形成されるトナー像を転写ベルト上に転写する。
【0003】
このような従来の転写装置として、像担持体(感光体)と転写ベルト(例えば中間転写ベルト)との転写ニップ部(例えば一次転写ニップ部)の面積を増やして転写性能を向上させるために、転写ベルトの回転方向における転写ニップ部の上流側に、転写ベルトを像担持体に巻き付けるための巻き付けローラ(補助ローラともいう。)を設けるように構成したものがある(例えば特許文献1参照)。また、転写部材を像担持体に対して離接させる離接機構が備えられ、転写部材に一体的に設けられた補助ローラが離接機構により転写部材の移動に伴って移動するように構成したものもある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-186903号公報
特開2021-21821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1,2に記載の構成では、転写ベルトを像担持体に巻き付けるための補助ローラを別途追加する必要があり、それだけコスト増になる。
【0006】
そこで、本開示は、転写ベルトを像担持体に巻き付けるための補助ローラを別途追加することなく、従って、コストを低く抑えながら、転写性能を向上させることができる転写装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本開示に係る転写装置は、無端状の転写ベルトと、前記転写ベルトの内周面に当接して前記転写ベルトを回転駆動する駆動ローラと、前記転写ベルトの内周面に当接して前記転写ベルトを張架する張架ローラと、前記駆動ローラと前記張架ローラとの間において前記転写ベルトを挟んで像担持体と対向するように設けられて前記像担持体上に形成されるトナー像を前記転写ベルト上に転写する転写部材と、を備えた転写装置であって、前記張架ローラは、前記像担持体に近づいて前記転写ベルトを前記像担持体に押し付ける押付位置と、前記像担持体から遠ざかって前記転写ベルトを前記像担持体から離間させる離間位置との間で、前記駆動ローラに平行に移動可能である、ことを特徴とする。
【0008】
また、本開示に係る画像形成装置は、前記本開示に係る転写装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によると、転写ベルトを像担持体に巻き付けるための補助ローラを別途追加することなく、従って、コストを低く抑えながら、転写性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る転写装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
非画像形成時での転写装置の概略構成を示す正面図である。
モノクロ画像形成時での転写装置の概略構成を示す正面図である。
カラー画像形成時での転写装置の概略構成を示す正面図である。
図2Aに示す離接機構におけるカム部材の動作を示す正面図である。
図2Bに示す離接機構におけるカム部材の動作を示す正面図である。
図2Cに示す離接機構におけるカム部材の動作を示す正面図である。
図2Aに示す離接機構におけるカム部材の動作を示す平面図である。
図2Bに示す離接機構におけるカム部材の動作を示す平面図である。
図2Cに示す離接機構におけるカム部材の動作を示す平面図である。
転写装置の着脱方向の一例を概略的に示す模式図である。
転写装置の着脱方向の他の例を概略的に示す模式図である。
張架ローラと感光体ドラムとの間の距離を説明するための説明図である。
非画像形成時での転写装置に設けられたクリーニング装置の一例の概略構成を示す正面図である。
モノクロ画像形成時での転写装置に設けられたクリーニング装置の一例の概略構成を示す正面図である。
カラー画像形成時での転写装置に設けられたクリーニング装置の一例の概略構成を示す正面図である。
非画像形成時・モノクロ画像形成時での転写装置に設けられたクリーニング装置の他の例の概略構成を示す正面図である。
カラー画像形成時での転写装置に設けられたクリーニング装置の他の例の概略構成を示す正面図である。
非画像形成時で転写装置の他の例の張架ローラ部分を示す正面図である。
モノクロ画像形成時での転写装置の他の例の張架ローラ部分を示す正面図である。
カラー画像形成時での転写装置の他の例の張架ローラ部分を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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