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公開番号2024089713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205073
出願日2022-12-22
発明の名称馬房システム
出願人ミネベアミツミ株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人個人,個人,個人
主分類A01K 29/00 20060101AFI20240627BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】馬房において馬の生体情報を得ることのできる馬房システムを提供する。
【解決手段】馬房システムは、馬房の床面に設置され、対象馬の荷重を検出する荷重検出器と、前記荷重に基づいて、前記対象馬の生体情報を生成する生体情報生成部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
馬房の床面に設置され、対象馬の荷重を検出する荷重検出器と、
前記荷重に基づいて、前記対象馬の生体情報を生成する生体情報生成部と、
を備える馬房システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記生体情報は、前記対象馬の呼吸に関する情報及び/又は前記対象馬の心拍に関する情報を含む請求項1に記載の馬房システム。
【請求項3】
前記生体情報は、前記対象馬の重心に関する情報を含む請求項1又は2に記載の馬房システム。
【請求項4】
前記生体情報に基づいて前記対象馬の状態を推定する状態推定部を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の馬房システム。
【請求項5】
前記対象馬の状態とは前記対象馬の怪我又は怪我の予兆の有無であり、
前記生体情報は、前記対象馬の各脚にかかる荷重に関する情報、前記対象馬の重心に関する情報、及び/又は前記対象馬の全体荷重を示す情報を含み、
前記状態推定部は、前記対象馬の各脚にかかる荷重の偏り度合、前記対象馬の重心の偏り度合、及び/又は前記対象馬の全体荷重の時間的変動に基づいて、前記対象馬の怪我又は怪我の予兆の有無を推定する、請求項4に記載の馬房システム。
【請求項6】
前記対象馬の状態とは前記対象馬が発情期であるか否かであり、
前記生体情報は、前記対象馬の重心位置の軌跡に関する情報を含み、
前記状態推定部は、前記重心位置の軌跡、前記軌跡が示すパターン、及び前記軌跡が示す前記重心位置の移動の周期性の少なくとも1つに基づいて、前記対象馬が発情期であるか否かを推定する、請求項4又は5に記載の馬房システム。
【請求項7】
前記対象馬の状態とは前記対象馬の疾患の有無であり、
前記生体情報は、前記対象馬の全体荷重を示す情報、前記対象馬の各脚にかかる荷重に関する情報、及び、前記対象馬の重心位置の軌跡に関する情報の少なくとも1つを含み、
前記状態推定部は、前記全体荷重又は前記各脚にかかる荷重の変動幅、及び/又は、所定時間内の前記重心位置の移動量に基づいて、前記対象馬の疾患の有無を推定する、請求項4~6のいずれか1項に記載の馬房システム。
【請求項8】
前記対象馬の状態とは前記対象馬の姿勢であり、
前記生体情報は、前記対象馬の重心位置の軌跡に関する情報を含み、
前記状態推定部は、前記対象馬の重心位置の軌跡に基づいて、前記対象馬の前記姿勢として、前記対象馬の体軸の向き、及び/又は前記対象馬の頭部及び/又は尾部の配置を推定する、請求項4~7のいずれか一項に記載の馬房システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、馬房システムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
馬は、競走馬として用いられるほか、乗馬等のスポーツや農耕などにおいても活用されている。馬の状態をセンサにより把握する装置として、特許文献1は、情報提供装置を開示している。特許文献1の情報提供装置は、バイタルセンサーによって得られる出走する予定の馬の生体情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記生体情報を含む情報を他の装置に対して出力する出力制御部とを備える。
【0003】
その他、特許文献2は、測定台と荷重センサとを備える馬体重測定装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-109631号公報
特開2011-52994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1の情報提供装置は、馬の生体情報を取得するために馬にバイタルセンサーを取り付ける必要がある。一方で、特許文献2の馬体重測定装置は、馬体重を測定できるのみである。
【0006】
上記に鑑み、本発明は、馬房において馬の生体情報を得ることのできる馬房システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に従えば、
馬房の床面に設置され、対象馬の荷重を検出する荷重検出器と、
前記荷重に基づいて、前記対象馬の生体情報を生成する生体情報生成部と、
を備える馬房システムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の馬房システムによれば、馬房において馬の生体情報を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の馬房システムの構成を示すブロック図である。
図2(a)は、荷重検出器の側面図である。図2(b)は、荷重検出器の平面図である。
図3は、馬房システムを用いて対象馬の状態を推定する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態>
本発明の実施形態の馬房システム100について、図1~図3を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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