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公開番号2024135991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046932
出願日2023-03-23
発明の名称除菌剤組成物
出願人東邦化学工業株式会社
代理人
主分類A01N 33/12 20060101AFI20240927BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 カチオン界面活性剤の含有量が少ない場合においても高い除菌力を有し、対象の表面に均一に塗布することができる除菌剤組成物を提供すること。
【解決手段】
次の成分(A)及び(B):
(A)カチオン界面活性剤
(B)N-アシルタウリン塩
を含有する除菌剤組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)及び(B):
(A)カチオン界面活性剤
(B)N-アシルタウリン塩
を含有する除菌剤組成物。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
成分(A)が、下記一般式(1)で表される第4級アンモニウム塩型界面活性剤である、請求項1に記載の除菌剤組成物。
JPEG
2024135991000004.jpg
57
142
(式中、R

は、炭素数8~22の直鎖又は分岐のアルキル基、アルケニル基、またはベンジル基、R

はメチル基または炭素数6~18のアルキル基またはアルケニル基、R

、R

は炭素数1~3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、X

は一価のアニオンを表す。)
【請求項3】
成分(A)の含有量が0.001質量%以上1.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の除菌剤組成物。
【請求項4】
成分(B)の含有量が0.005質量%以上0.5質量%以下である、請求項1又は2に記載の除菌剤組成物。
【請求項5】
成分(A)と成分(B)のモル比(A)/(B)が、5.5/4.5~9.5/0.5である、請求項1又は2に記載の除菌剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、除菌剤組成物に関するものであり、詳しくはカチオン界面活性剤の含有量が少ない場合においても高い除菌力を有し、対象の表面に均一に塗布することができる除菌剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、衛生上の観点からテーブルや手指などの除菌が盛んに行われている。除菌にはエタノールなどの揮発性の殺菌性溶剤が用いられる場合が多いが、乾燥時に特有の臭いを発するという問題がある。また、乾燥後には殺菌効果が失われるため、殺菌効果が持続しないという欠点もある。一方、カチオン界面活性剤は、除菌効果が高いことに加えて、長時間除菌効果が続くため、非アルコール系の除菌成分として広く使用されている(特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-65203号公報
特開平7-109204号公報
特開2009-51756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、カチオン界面活性剤は皮膚に対する刺激が強く、手荒れなどを引き起こすため、低濃度でも除菌性があり、手肌に対する刺激性が低いことが求められる。
本発明は、手肌に対する刺激性が低く、カチオン界面活性剤の含有量が少ない場合においても高い除菌力を有し、対象の表面に均一に塗布することができる除菌剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、カチオン界面活性剤とN-アシルタウリン塩を組み合わせることで、カチオン界面活性剤の含有量が少ない場合においても高い除菌力を有し、対象の表面に均一に塗布することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、以下の[1]~[5]に関するものである。
[1]次の成分(A)及び(B):
(A)カチオン界面活性剤
(B)N-アシルタウリン塩
を含有する除菌剤組成物。
[2]成分(A)が、下記一般式(1)で表される第4級アンモニウム塩型界面活性剤である、[1]に記載の除菌剤組成物。
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2024135991000001.jpg
57
142
(式中、R

は、炭素数8~22の直鎖又は分岐のアルキル基、アルケニル基、またはベンジル基、R

はメチル基または炭素数6~18のアルキル基またはアルケニル基、R

、R

は炭素数1~3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、X

は一価のアニオンを表す。)
[3]成分(A)の含有量が0.001質量%以上1.0質量%以下である、[1]又は[2]に記載の除菌剤組成物。
[4]成分(B)の含有量が0.005質量%以上0.5質量%以下である、[1]又は[2]に記載の除菌剤組成物。
[5]成分(A)と成分(B)のモル比(A)/(B)が、5.5/4.5~9.5/0.5である、[1]又は[2]に記載の除菌剤組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の除菌剤組成物は、手肌に対する刺激性が低く、高い除菌力を有し、対象の表面に均一に塗布することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の除菌剤組成物について詳述する。
成分(A)のカチオン界面活性剤としては、下記一般式(1)で表される第4級アンモニウム塩型界面活性剤を好ましく使用することができる。
JPEG
2024135991000002.jpg
57
142
(式中、R

は、炭素数8~22の直鎖又は分岐のアルキル基、アルケニル基、またはベンジル基、R

はメチル基または炭素数6~18のアルキル基またはアルケニル基、R

、R

は炭素数1~3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、X

は一価のアニオンを表す。)
第4級アンモニウム塩型界面活性剤を構成するアルキル基またはアルケニル基の炭素数は、除菌性の観点から、好ましくは8~22であり、より好ましくは10~18、さらに好ましくは12~16、特に好ましくは12~14である。


は一価のアニオンであれば特に限定されない。無機もしくは有機のカルボン酸イオン、スルホン酸イオン、ハロゲンイオンが挙げられ、ハロゲンイオンが好ましく、塩化物イオン、臭化物イオンがより好ましい。
【0009】
第4級アンモニウム塩型界面活性剤としては、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルエチルアンモニウム塩、ジアルキルエチルメチルアンモニウム塩、ジアルキルモノメチルハイドロキシアンモニウム塩、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルジポリオキシエチレンメチルアンモニウム塩、アルキルジポリオキシエチレンメチルアンモニウム塩、エチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩及びベンゼトニウム塩等が挙げられる。
【0010】
成分(A)の除菌剤組成物中の含有量は特に限定されるものではないが、除菌性の観点から、0.001質量%以上、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.03質量%以上、そして、手肌への刺激性の観点から1.0質量%以下、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.2質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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