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公開番号2024088225
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203289
出願日2022-12-20
発明の名称記録装置および記録装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240625BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】最適な定着温度を決定すること。
【解決手段】記録装置は、画像が記録された記録媒体を加熱することで記録媒体上に画像を定着させる定着手段と、記録媒体が定着手段において加熱された後の記録媒体の長さを測定する測定手段と、測定した長さに基づいて、記録媒体の温度に対する変形量の特性を導出する導出手段と、任意の変形量閾値の指定を受け付ける受付手段と、導出した特性と変形量閾値とに基づいて記録媒体に用いられる定着温度を決定する決定手段と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像が記録された記録媒体を加熱することで前記記録媒体上に前記画像を定着させる定着手段と、
前記記録媒体が前記定着手段において加熱された後の前記記録媒体の長さを測定する測定手段と、
前記測定した長さに基づいて、前記記録媒体の温度に対する変形量の特性を導出する導出手段と、
任意の変形量閾値の指定を受け付ける受付手段と、
前記導出した特性と前記変形量閾値とに基づいて前記記録媒体に用いられる定着温度を決定する決定手段と、
を有することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記受付手段は、ユーザによる前記変形量閾値の入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記受付手段は、予め設定された複数の変形量閾値の候補の中からユーザによって選択された変形量閾値の指定を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記受付手段は、記録媒体の種類の指定を受け付け、前記変形量閾値は、前記記録媒体の種類に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記受付手段は、記録モードの選択を受け付け、前記変形量閾値は、前記記録モードに応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記受付手段は、
ユーザによる前記変形量閾値の入力を受け付けることが可能な項目と、
記録媒体の種類の指定を受け付けることが可能な項目と、
記録モードの選択を受け付けることが可能な項目と、
の中から、有効と指定された項目に応じた変形量閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項7】
前記受付手段は、前記指定を受け付けるための画面を介して前記指定を受け付けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項8】
決定手段は、記録に用いられるインクの溶融温度以上となるように定着温度を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項9】
前記決定手段は、前記定着手段における加熱温度範囲よりも低い温度を前記定着温度として決定することが可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項10】
前記画像は、前記記録媒体上に所定の長さを有するパターンであり、
前記測定手段は、前記記録媒体上に記録された前記パターンの反射光を測定することで前記パターンの長さを測定することで、前記記録媒体の長さを測定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録した画像を熱により定着させる定着器を備える記録装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
記録媒体にインクを塗布することにより画像を形成する記録装置では、記録媒体に加熱処理することによって画像を定着させるものがある。このような加熱処理においては、記録媒体に付与する加熱量が大きいほど、インクに含まれる溶媒の蒸発、樹脂の溶融、および膜形成が促され、短時間且つ確実に画像が定着する傾向がある。
【0003】
しかし、加熱温度によっては記録媒体の分子構造が変化してしまい、記録媒体の変形が起こされてしまう場合もある。よって、記録媒体の変形を起こさせず、好適な定着が得られる程度に加熱量を調整することが好ましいが、このような好適な加熱量は、記録媒体の材質に依存する。更に、同じ材質であっても、記録媒体の厚み、または、サイズによって熱容量も変化する。よって、熱定着を行う記録装置では、使用する記録媒体に応じて熱処理を最適化すること、即ち最適な加熱温度を記録媒体の種類毎に設定することが求められる。
【0004】
特許文献1には、記録媒体の変形量を測定し、測定した変形量が予め定められた変形量閾値を超えたかを判定する技術が開示されている。そして、記録媒体の分子構造が変化するガラス転移点よりも低い温度に定着温度を決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-140782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
サインディスプレイ業界で使用される記録媒体の中には、定着器の加熱温度範囲よりガラス転移点が低い記録媒体も存在する。特許文献1では、変形量閾値として固定値を用いるため、ガラス転移点が低い記録媒体は定着不可能と判定されてしまう。
【0007】
本開示は、最適な定着温度を決定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る記録装置は、画像が記録された記録媒体を加熱することで前記記録媒体上に前記画像を定着させる定着手段と、前記記録媒体が前記定着手段において加熱された後の前記記録媒体の長さを測定する測定手段と、前記測定した長さに基づいて、前記記録媒体の温度に対する変形量の特性を導出する導出手段と、任意の変形量閾値の指定を受け付ける受付手段と、前記導出した特性と前記変形量閾値とに基づいて前記記録媒体に用いられる定着温度を決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、最適な定着温度を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
記録装置の構成を示す斜視図である。
キャリッジの構成を示す図である。
光学センサの構成を示す断面模式図である。
定着器の構成を示す断面模式図である。
記録装置の制御系のブロック構成を示す図である。
定着温度を決定する処理のフローチャートを示す図である。
記録媒体の長さを測定するパターンの一例を示す図である。
測定されたパターン間長さと変形量との例を示す図である。
変形量閾値を選択することが可能な例を示す図である。
変形量閾値と最適温度との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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