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公開番号2024091463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2023198513
出願日2023-11-22
発明の名称プリントヘッドデバイスのための取付け及び位置付け手段
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】本発明は、液滴噴射デバイスのためのシンプルな方法であって、これらをプリンタに取り付ける際に後の位置調整を必要としない方法を提供する。
【解決手段】第1の平坦な取付け面(82)を備えるキャリア(80)を付与することと、前記第1の平坦な取付け面(82)に対して位置合わせされた前記キャリア(80)上に液滴噴射デバイス(10)を付与することと、前記第1の取付け面(82)上に所定の直径の複数の取付け球(72)を付与することと、を備え、個々の取付け球(72)は、円形状のホルダ(74)に挿入され、前記ホルダ(74)は、前記取付け球(72)が前記第1の取付け面(82)に直接接触するように、前記第1の取付け面(82)に固着されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
プリントヘッドデバイスを取り付ける方法であって、
第1の平坦な取付け面(82)を備えるキャリア(80)を付与することと、
前記第1の平坦な取付け面(82)に対して位置合わせされた前記キャリア(80)上に液滴噴射デバイス(10)を付与することと、
前記第1の取付け面(82)上に所定の直径の複数の取付け球(72)を付与することと、を備え、
個々の取付け球(72)は、円形状のホルダ(74)に挿入され、
前記ホルダ(74)は、前記取付け球(72)が前記第1の取付け面(82)に直接接触するように、前記第1の取付け面(82)に固着されている、
方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
前記キャリア(80)を付与することは、前記キャリア(80)の前記第1の平坦な取付け面(82)と平行に第2の平坦な取付け面(84)を前記キャリア(80)上に形成することを備え、
前記液滴噴射デバイス(10)を付与することは、前記第2の平坦な取付け面(84)上に前記液滴噴射デバイス(10)を取り付けることを備える
方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法であって、
前記プリントヘッドデバイスをプリンタのプリントヘッドサポート(90)に取り付けることを更に備え、
前記プリントヘッドサポートは複数のレシーバ(92)を備え、前記取付け球(72)は対応のレシーバ(92)内に配置されている
方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法であって、
前記取付け球(72)は、セラミック材料で形成され、また、同一の直径を備える
方法。
【請求項5】
請求項1記載の方法であって、
各ホルダ(74)および対応の取付け球(72)は、それらの組み立てられた状態において、前記第1の平坦な取付け面(82)に垂直な軸に対して、円対称を備える
方法。
【請求項6】
キャリア(80)上に配置された少なくとも1つの液滴噴射デバイス(10)を備え、前記キャリア(80)は、互いに及び前記少なくとも1つの液滴噴射デバイス(10)に対して、固定された所定の位置および向きに与えられた複数の取付け面領域を備え、所定の半径を伴う取付け球(72)は各取付け面領域に取り付けられ、各取付け球(72)は、対応のホルダ(74)を用いて対応の取付け面領域に直接接触して保持される
プリントヘッドデバイス。
【請求項7】
請求項6記載のプリントヘッドデバイスであって、
全ての取付け球(72)は、同一の半径を有する
プリントヘッドデバイス。
【請求項8】
請求項6記載のプリントヘッドデバイスであって、
各ホルダ(74)は、対応の取付け球(72)の周囲において全周に延びている
プリントヘッドデバイス。
【請求項9】
請求項8記載のプリントヘッドデバイスであって、
各ホルダ(74)はクランプリングである
プリントヘッドデバイス。
【請求項10】
請求項9記載のプリントヘッドデバイスであって、
各クランプリングは、対応の取付け面領域に接着剤を用いて固着されている
プリントヘッドデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリントヘッドデバイスのための取付け及び位置付け手段に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【0002】
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、プリントヘッドデバイスと、そのようなプリンタヘッドデバイスをプリンタに取り付けるための方法と、に関連する。
【0003】
2.背景技術の説明
プリントヘッドデバイスは、少なくとも1つの液滴噴射デバイス(dropletjetting device)を備える。複数のプリントヘッドデバイスがプリンタに適用されるとき、これらは、印刷媒体(print medium)上のインク滴の正確な位置を確保するため、互いに対する位置合わせ(alignment)を要する。プリンタの固定フレーム(stationary frame)に対するプリントヘッドデバイスの位置合わせを助ける取付け及び位置付け(position(位置決め、配置))手段を伴うプリントヘッドデバイスを提供することが知られている。公知の取付け及び位置付け手段は、例えば米国特許第7401899号から知られるように、取付け球(mounting spheres(実装球))、及び/又は、水平面に対してプリントヘッドデバイスを位置合わせするための調整ネジ、を備えうる。プリントヘッドデバイスの取付けの際における取付け及び位置付け手段の調整(adjusting)は、しかしながら、時間を消費する。更に、動作(operation(処理))中において公知の取付け及び位置付け手段の初期の位置合わせは失われ又は削減されうることが分かった。
【0004】
発明の概要
本発明の目的は、プリントヘッドデバイスを取付け及び位置付けの向上された方法(improved method)を提供することにある。
【0005】
本発明によれば、請求項1に従うプリントヘッドを取り付けるための方法、請求項6に従うプリントヘッドデバイス、及び、請求項15に従うプリンタが提供される。
その方法は、
第1の平坦な取付け面(first planar mounting surface(第1の平坦な実装面))を備えるキャリアを付与することと、
前記第1の平坦な取付け面に対して位置合わせされた前記キャリア上に液滴噴射デバイスを付与することと、
前記第1の取付け面上に所定の直径の複数の取付け球を付与することと、を備え、個々の取付け球は、円形状のホルダ(circular holder)に挿入され、前記ホルダは、前記取付け球が前記第1の取付け面に直接接触するように、前記第1の取付け面に固着されている(adhered to)。
【0006】
各取付け球の直径は、例えば、非常に高い正確さで形成可能な、いわゆる高正確(high accuracy)または高精度(high precision)の球を適用することにより、高正確に予め決定されている。各取付け球は、それが第1の取付け面に直接接触するように、キャリアに固定される。液滴噴射デバイスは第1の取付け面に対して位置合わせされるため、取付け球は、第1の取付け面に、その結果(consequently)、接触の際に液滴噴射デバイスに位置合わせされる。各取付け球の最高の点は、第1の取付け面、その結果、液滴噴射デバイスに対して、更に正確に定義される(defined(規定、画定される))。よって、プリントヘッドデバイスは、取付け球を適切な所定のレシーバ(receivers)内に取り付け及び位置付けることにより、容易に位置合わせ可能である。例えば、全ての取付け球が同一の直径を有し、レシーバが水平に位置合わせされる場合、プリントヘッドデバイスがレシーバ上に取り付けられるとき、プリントヘッドデバイスの液滴噴射デバイスは水平に位置合わせされうる。追加的な調整は不要である。追加的な利点は、提案された方法は、実装するのに比較的シンプルで低コストである。よって、本発明の目的は実現された。
【0007】
本発明の更に具体的な付随的特徴は従属請求項に示される。
【0008】
ある実施形態では、前記キャリアを処理することは、前記キャリアの前記第1の平坦な取付け面と平行に第2の平坦な取付け面を前記キャリア上に形成することを備え、前記液滴噴射デバイスを付与することは、前記第2の平坦な取付け面上に前記液滴噴射デバイスを取り付けることを備える。印刷媒体に接触することなく近接して配置されうるコンパクトなプリントヘッドデバイスを許容するため、キャリアは好適にはキャリアの反対側の取付け面に与えられる。キャリアは、好適には、2つの正確で、平らで且つ平行な取付け面が、例えば両面摩耗(double-sided abrasion)により非常に高い精度で形成されうるように、平坦な構造である。液滴噴射デバイスは第2の取付け面上に取り付けられる。液滴噴射デバイスを第2の取付け面に位置合わせすることにより、それらは第1の取付け面に、その結果、取付け球に位置合わせされる。位置合わせは‘保存され’るため、液滴噴射デバイスを位置させるのに、それらをレシーバに取り付けた後においては調整不要である。ここでいう平坦(planar)は、少なくとも取付け球がキャリアに接触するところにおいて平ら(flat)又は滑らか(smooth)な表面を定義することが理解されよう。取付け面は平坦であり、少なくとも取付け球の位置において、実質的に、凹み又は窪みを含まないこと(free of indentations or recesses)を意味する。好適には、取付け面は、接触領域が取付け球を伴って全て同一面内にある(lie(横たわる))ように、単一の平面(plane)により定義される。
【0009】
ある実施形態では、本発明に係る方法は、前記プリントヘッドデバイスをプリンタのプリントヘッドサポートに取り付けることを更に備え、前記プリントヘッドサポートは複数のレシーバを備え、前記取付け球は対応のレシーバ(their respective receivers)内に配置されている。レシーバは、高い正確さで所定の位置にてプリンタのフレームに接続される。ある好適な実施形態では、異なるレシーバは、それらが受け取る表面が使用中に同一水平面に位置されるように、取り付けられる。仮にそれから同一の直径の取付け球が適用されたら、取付け球がそれらレシーバに挿入されたとき、第1の取付け面および液滴噴射デバイスは水平に位置合わせされる。
【0010】
ある実施形態では、前記取付け球は、セラミック材料で形成され、また、同一の直径を備える。セラミック球または玉(spheres or balls)は、高い正確さの直径を伴って商業的に利用可能である。そのような球は、ジルコニア、アルミナ、シリカ等、金属酸化物で一般に形成される。金属酸化組成物(metal-oxide composition)は、高い硬度および剛性を更に確保し、製造および動作の間に取付け球がそれらの形状を維持することを確保する。取付け球を(再)配置((re-)positioning)を可能にするのに摺動接触を許容するために、取付け球およびプリンタ上の其れらのレシーバとの間の摩擦の係数が比較的低いことが更に理解されよう。好適には、セラミック材料はアルミナ(Al



)であり又はそれを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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