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公開番号2024078481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022190887
出願日2022-11-30
発明の名称液体吐出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドを支持するホルダがフレームに精度よく位置決めして固定される手段を提供する。
【解決手段】画像記録装置100は、インクを吐出するヘッドモジュール70と、ヘッドモジュール70を支持しており、貫通孔79を有するホルダ71と、ネジ孔75を有するフレーム72と、貫通孔79に挿通されてネジ孔75に螺合されることにより、ホルダ71をフレーム72に固定するネジ73と、を備える。ネジ73の頭部84における面86の第1表面粗さ(Ra)は、フレーム72における面87の第2表面粗さ(Ra)よりも大きい。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するヘッドと、
上記ヘッドを支持しており、貫通孔を有するホルダと、
ネジ孔を有するフレームと、
上記貫通孔に挿通されて上記ネジ孔に螺合されることにより、上記ホルダを上記フレームに固定するネジと、を備えており、
上記ネジは、頭部と軸部とを有しており、
上記頭部における上記ホルダと接触する面の第1表面粗さ(Ra)は、上記フレームにおける上記ホルダと接触する面の第2表面粗さ(Ra)よりも大きい液体吐出装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
上記フレームは、複数の上記ホルダが固定される請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
上記第2表面粗さ(Ra)は、0.2μm未満である請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
上記第1表面粗さ(Ra)は、0.2μm以上である請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
上記ホルダの第1ビッカース硬度は、上記フレームの第2ビッカース硬度よりも小さい請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
上記ネジおよび上記フレームはステンレス製であり、
上記ホルダは合成樹脂製である請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
上記ネジおよび上記フレームの熱膨張係数は、上記ホルダの熱膨張係数に対して±20%の範囲内である請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
上記ホルダは、上記貫通孔周りにおいて膨出しており、端面が平面である膨出部を有する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
ヘッドのノズルの位置を撮像装置で観察しつつ、当該ヘッドを支持するホルダをフレームに対して位置決めする位置決めステップと、
上記ホルダの貫通孔にネジを挿通して上記フレームのネジ孔に螺合することにより、上記ホルダを上記フレームに固定する固定ステップと、を含み、
上記ネジの頭部における上記ホルダと接触する面の第1表面粗さ(Ra)は、上記フレームにおける上記ホルダと接触する面の第2表面粗さ(Ra)よりも大きいヘッドの固定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出するヘッドを備えた液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドからインクを吐出する液体噴出ヘッドとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の液体噴出ヘッドは、ヘッド本体が取り付け板を介してフレームに取り付けねじにより固定されている。取り付け板と取り付けねじとの間には、複数のワッシャが位置する。一方のワッシャと取り付け板との摩擦係数は、他方のワッシャと取り付けねじとの摩擦係数よりも低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-30230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1に記載された液体噴出ヘッドでは、取り付けねじが締結されるときの回転方向の力が、取り付け板に伝わり難くなる。しかし、取り付け板とフレームとの摩擦係数がさらに低ければ、取り付けねじが締結されるときの回転方向の力により、取り付け板がフレームに対して位置ズレを起こすおそれがある。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッドを支持するホルダがフレームに精度よく位置決めして固定される手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出するヘッドと、上記ヘッドを支持しており、貫通孔を有するホルダと、ネジ孔を有するフレームと、上記貫通孔に挿通されて上記ネジ孔に螺合されることにより、上記ホルダを上記フレームに固定するネジと、を備える。上記ネジは、頭部と軸部とを有する。上記頭部における上記ホルダと接触する面の第1表面粗さ(Ra)は、上記フレームにおける上記ホルダと接触する面の第2表面粗さ(Ra)よりも大きい。
【0007】
ネジが回転されることにより、ネジの頭部からホルダへ伝達される摩擦力よりも、ホルダとフレームとの間の摩擦力が大きくなるので、ホルダがフレームに対して位置ズレしない。
【0008】
(2) 上記フレームは、複数の上記ホルダが固定されてもよい。
【0009】
複数のホルダにそれぞれ支持された複数のヘッドの位置関係がずれることなく、複数のホルダがそれぞれネジによりフレームに固定される。
【0010】
(3) 上記第2表面粗さ(Ra)は、0.2μm未満であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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